ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2006年08月

2019.8 新サイトOPEN!
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レッスン覚書2006年8月後半(概観)

8月後半のレッスン覚書です。

ざっと、まとめ書き。個々人のことは書きません。それは後日。

何人かの生徒さんに共通したことを書きますね。

ピッチコントロール・・・ギターでは特に意識されにくい。フレット押さえたからといって、正しい音程がでているとは限らない。

このことは、ヴァイブラートとも関連している。結果として、一音たりともヴァイブラートがかかっていない音はない!というのが理想である。具体的にはかかないが、音程を高めにとる・・・低めにとる・・・というのを常にくりかえしているわけである。

ということで、ある音のピッチを相応しいものにするために、左手の運指をわざと押さえづらいものにすることもあるわけである。

「指癖」・・・これがそのまま「音楽性」になってしまうのは危険である。くどい、または、下手をすると「気持ち悪い」音楽になってしまいます。

たとえば、メロディーを無意識にアポヤンドしてしまう・・・というような「指癖」が、そのまま本人の音楽性になってしまうと、あまりにもギタリスティックになってしまい、第三者からすると、「うわ〜くどい!」となってしまうのです。

和音をばらして弾く癖、なども同様です。

恐ろしいことに、この「指癖で作られた音楽=自分の目指す音楽」になってしまっている生徒が多いのです。こういう、自家中毒を起こさないために、好きな曲ばかりでなく、エチュードや教本での練習が必要不可欠なのです。

単なる音の塊に過ぎない単純なエチュードから、どのように音楽をひきだすか?・・・それを考えて、必要な技術を投入していくことが絶対に必要なのです。

夏休みの宿題・・・として生徒数人に、エチュードの復習を7月末ごろに課題としてだした。だからといって、1曲について、100回弾け!とか、8月末に抜き打ちテストをやります!といった方式では、絶対誰もやってこない。

ということで、「今までやったエチュードについて、各々感想を書いてくること!」という宿題にした。

「この曲は嫌い!」「セーハが決まらなくて気持ち悪い」「メロディーが綺麗」とか各々について、感想を記すだけ。

・・・結果、これをやった生徒さんは、皆自分の問題点が把握できたと話してくれました。自分の演奏を客観的に評価できたということでしょうね。

 

アームカバー発見!

アームカバーをなくしたことを先日書きました。

そしたら、青葉台の教室で月曜に発見。

よかった、よかった。

で、ここでアームカバーのことを書いたら、生徒さん数人がやっと自分用アームカバー持参でレッスンにやってきました。

やはり、こういう癖はつけておいたほうがいいです。

将来、セラックニスの楽器を使うようになったときに、こういう癖は役にたちます。

楽器店の試奏などのときも、店員さんに「いじめられないように」長袖でいきましょう。(※アームカバー持参はちょっと格好悪いかも・・・)

または、クロスなどを楽器と腕にあたる部分におくとか・・・。

まあ、そういう心構えが必要ですよね。

「セビーリャ」のリョベート編とバルエコ編

昨日のレッスンで、アルベニスの『セビーリャ』をレッスンした。

事前に「セビーリャは誰の版がお勧めですか?」と質問されたので、「とりあえずリョベート編!」と回答。

で、昨日のレッスンでは何故か「バルエコ編」が登場。

リョベート編も購入し練習したらしいが、バルエコ編のほうが譜面が見やすい・・・ということらしい。たしかにリョベート編は譜面がいったりきたりで、なんだか読みにくい。

まあ、セビーリャに関しては調整も一緒で、バルエコ編もリョベート編も一緒だと思ったが・・・

基本的にバルエコ編を見ながらレッスン。だがしっくりと来ない部分がある。和音を入れる位置、音数などがやはり微妙に違うのだ。

結論から言うと、やはりリョベート編のほうが色彩感がある。和音を入れる位置によってリズムも強調される。やはりギターを知り尽くした音楽家の編曲なのである。

いっぽうで、バルエコ編はある意味「器楽的」アプローチ。あまりスペインっぽくないのです。

もちろん、バルエコ編にも面白い部分がたくさんある。

興味のある方は、セビーリャをリョベート編とバルエコ編で比較してみると勉強になります。さらに言えば、ピアノオリジナルを用意・・・そうなるとより勉強が楽しくなります。

アームカバーとその目的

ギター備品をよくなくす。

外の教室へレッスンへ行き、おそらくそこらへんに置いてくるパターンだと思う。

レッスンかばんには、いつも『小物袋』が入っていて、ギター七つ道具を入れている。

内容は、爪きり、爪やすり、紙やすり、メトロノーム、音叉、シャープペンシル、ワインダー(弦巻き器)・・・といったところ。

これさえあれば、レッスンは可能、という心の友・・・である。

この『小物袋』を丸ごとなくしたのは、昨年のこと。ヤスリだけなくした!とか、メトロノームはいずこへ?といったことは日常茶飯事・・・。

先週は、アームカバーをなくした。

夏は半そででレッスンをすることが多いので、これは常に携帯している。自宅のレッスンでは、布製だが、これはかさばるので、携帯用は小さく折りたためる現代ギター社オリジナルのアームカバーを使用。

今年買ったばかりなのに、もう『二代目』である。(とはいっても、顔形まったく一緒だが)

 

で、このアームカバーという存在。知っている人は知っているが、知らない人はまるで知らないようですね。

楽器を汗から守る!&腕の接触面の動きをスムーズにする!

・・・以上、2点がこのアームカバーの役割です。

よく、『滑り止め』とか勘違いしている人がいますが、そうではありませんからね。

ついでに書いておきますが、他人の楽器は絶対に半そでで弾かないようにするのがマナーです。(もちろん楽器店での試奏でも)

楽器によっては汗(水分)で塗装がとんでしまう場合がありますから。

酔拳・・・ならぬ酔ギター

先日の餃子パーティーは合宿参加者限定で行われました。

ということで、合宿参加者以外の方はごめんなさい・・・

&一部連絡ミスで来れなかった方もごめんなさいね。

もともと、この餃子は池田君が送ってくれたもので、「合宿でお世話になった皆さんに・・・」ということでしたので。

 

さて、酔ってギターを弾くということはなかなか難しいものです。

(コメントにもありましたが・・・)

しかし!

酔ってギターを弾いて得なことはひとつもありません!

実際、酔っ払ってギターを弾くと精度はあがりません。でも、みんなで飲みながら弾くのも、ギター弾きの楽しみでもあるわけで・・・。

そのための練習というのは必要ありませんが、酔っても弾けるくらい普段の練習をきちっとやることが必要であるわけです。

 

今日午前中のレッスンでも、そんなことを生徒を話しました。

ギターというのはケースから取り出して、さっと弾けるというのが魅力でもあります。ピアノやフルートなどとは比較にならないくらい、『気楽』です。

ということで、結構飲みながら弾いてしまうものなんですね。で、徹夜・・・という感じ。必然的にギタリストは夜が強くなります。『ギタリストには徹夜する体力が必要!』と言い切るプロギタリストもいるくらい(ほんと)。

もちろん朝すっきりとした気分で練習するほうが効率が良さそうですが、なんとなく、経験上、夜中みんなで弾きっこしている場面のほうが『名演』に出会えることが多いのも事実なのです。

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