ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2006年10月

2019.8 新サイトOPEN!
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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青葉台コンサート終了!満員御礼!!

今日は青葉台にてコンサート。

もともとキャンセル待ち14人目だった私の生徒さんも入れたようです。会場のほうで急遽定員を増やしたようですね。

おかげで超満席(57人くらい?)。不思議に満席のほうが緊張しません。私は、何故かそういう人間です。

とりあえずセットリストは以下です。

ミンヨー(ドメニコーニ)

カバティーナ(マイヤーズ)

ひとつのワルツと2つの愛(レイス)

フリア・フロリダ〜パラグアイ舞曲(バリオス)

しおれた心〜エストレリータ(ポンセ)

フニクリ・フニクラ(デンツァ)

(休憩&お菓子&お茶タイム)

(※井桁典子先生とデュオ)かあさんの歌&赤いスイートピー

わが心よ君ゆえに(ポンセ)

アストゥリアス(アルベニス)

スペイン舞曲5番(グラナドス)

11月のある日(ブローウェル)

そのあくる日(レイ・ゲーラ)

※アンコール

禁じられた遊び

ラグリマ

 

・・・というわけで、比較的名曲集的な選曲でした。

今回のチャレンジ曲は、(もちろん)フリクリフニクラ。そして一回も人前に弾いた事がない「アストゥリアス」。

まあ、もうちょっと弾き込んでいけば、面白い演奏になっていくと思います。フニクリフニクラは日本では「虎のパンツ」で有名な曲です。

(2番は「カニのパンツ」だそうです・・・「かたいぞー、かたいぞー」と歌われるそうな。まあ、替え歌なので、これはいろんなバージョンがあるんでしょうね)

おしゃべりしながら演奏してください・・・というリクエストだったので、曲を解説しながら進行。国分寺クラスタで、鍛えられているのでこのあたりは得意です。

直前弦交換はしませんでした。今回の使用弦はダダリオのEXPハードテンション。最近お気に入りの弦です。低音の粘りと音色変化はいままでのプロアルテとかなり違いがあります。

ちょっとしたニュアンスの変化がつけやすい弦です。Pの肉タッチ、爪タッチ、それらをミックスしたタッチの差がはっきりと感じられます。伸びもあり低音は素晴らしい。

高音はやはりオーガスチンのほうが色気があるかもしれません。しかし楽曲によっては、ダダリオ独特のしなやかさ&きれのよさが物を言う場合もあります。

 

さて、お客さんの反応はとても良かったように思います。わりあいロマンティックな楽曲を集めたので、聴きやすかったのでしょうね。我が愛器アルカンヘルも後半かなり鳴っていたと思います。

「ひとつのワルツと2つの愛」が好評だったようです。レイスは今後もっと人気がでていくのでしょうね。おそらく「定番」になっていくのでしょう。

井桁先生とのデュオも楽しんで弾けました。やはり井桁先生も音が美しく芯があるので、こちらも弾きやすい。どの楽器とデュオをやる場合も、相方の音に芯がないと飽きます。

生徒がなかなか買ってくれない(愚痴・・・)「美しく奏でるクラシックギター」も10冊ほど持って行きましたが、ほぼ完売!!。美しいお客様達でした(ほんとに)。

運指と“ブルーズ”とリョベート(GG学院研究室を読み返す)

現代ギター11月号が発売中です。

このブログでも紹介しましたが、坪川真理子さんと松尾俊介君とで「GG学院ギター研究室」というのを担当しています。

こういう「お話形式」でやる記事というのは、実際は“その場”が一番面白いものです。なにが面白いかというと、“オフレコ”が面白いというわけです。

結構皆「毒」を吐いているというわけですね。

その「毒」を抜いた部分が、やはり紙面として載るわけです。

 

で、そのような観点からこの連載を読み返してみると・・・やはり毒が抜けていますね。でも、なんか今回は私が「リョベート、アルベニス、レイ・デ・ラ・トーレ・・・」と呪文のように繰り返しています。

しまいには、『本番前はセゴビアのポートレートに拝む!』とか言っていますし。

・・・なんだか、一時代前のギタリストみたいな感じです。

 

『リョベートの運指からはオーラを感じる』という発言もしていますが、これは半分本気です。昔はそれほど感じなかったものの、リョベート編の楽譜を見ると“気”がでています。最近、リョベートの運指の“奥深さ”がよく見えるようになってきました。

おそらく、「朱色の塔」や「スペイン舞曲5番」などはいろいろな版でやっている人がいるでしょうが、是非リョベートそのままの運指でやってみてください。カタルーニャ民謡なども一度そのままの運指で弾いてみると学ぶことがたくさんあります。

しばらくやってみて、その運指の“意味”がつかめたら、その本質を壊さないように弾き易いものに変えてみる・・・という手順が正しいのだと思います。

 

ここまでやっても、リョベートの“音楽”を100パーセント理解できるというわけではありません。録音を聴いてみると“?”という瞬間が多くあります。

しかし、運指をコピーしておくことで、『そういうノリはその運指に由来するのね!』とわかる部分もあります。そこからまた探りをいれていくのです。

こういう“?”な部分があるギタリスト(音楽家)の演奏が最近少ないと思います。

 

昔、留学から帰ってきたとき、友人から「お前の演奏にはブルーズがない!」といわれました。クラシックギターだから、そんなのあるはずないじゃん!と言い返しましたが、それはそれで真理だったのかもしれません。

この友人いわく、私がホセ・ルイス・ゴンサレスに就いていたときに一時帰国して開いたリサイタルの演奏には“ブルーズ”があったということでした。

ホセ・ルイス・ゴンサレス氏他界後、私はバルセロナでアレックス・ガロベーに習いました。もちろんアレックスは非常に理詰めで、音楽の構築法を伝授してくれました。テクニック的にも合理的なものを与えてくれました。

しかし、もしかしたら、バルセロナで私はクラシックギターの“ブルーズ”を『落としてきてしまった』のかもしれません。

結局、この友人がいった「(今の)お前の演奏にはブルーズがない!」という言葉が頭のどっかに常に引っかかっていたのだと思います。

抽象的ですが、この“ブルーズ”が、おそらくリョベートの音楽に在るのです。その正体を探るヒントのひとつが“運指”であると考えています。

旅にでたい・・・のか?(&日曜の過ごし方)

普段基本的には月〜土までレッスンやら演奏やら執筆やらしているので、日曜は完全に自分の時間にするようにしています。

話はとぶようなのですが、最近やたらに旅に出たくなるのです。テレビのCMとかでみると「箱根行きたい・・・」とか思ってしまうのですね。

で、また話は戻って、日曜日はくつろいでいるようで、結局ギターを練習していたり、普段聴けないCD(未開封&山積みの処理)を聴いてみたり、教室の足りない備品を買いにいったり、服を買いにいったり・・・。

結局、あまり「リラックス」していないのですね。なにか、行動している。

そういうふうに気づいてから、これではいかん!と今日考えてしまいました。いい意味でもう少しぼーっとしないと・・・。

 

がらっと話は変わりますが、最近mixiの存在に気づきました。最近生徒や知り合いから「My Mixi登録リクエスト」というメールがつきました。

そういえば国分寺クラスタのマスターから招待してもらって、自分のページがあるのを半分忘れかけてました。ということで、ひさびさにmixiを覗きに行き、ぶらぶらしてきたのですが、いまいち魅力が分からずにいます。

こういうのは使ってみないと分からないのかもしれませんが。

キャンセル待ち14番・・・!

下の記事のコメントからすると、来週火曜14日のコンサートはおかげさまで「満席御礼」であるようですね。

青葉台ウィークリーサロンのホームページには何も記載がないのですが・・・。

コメントにも書きましたが、ちょっと嬉しい反面、なんだか行く予定だった生徒さんがかわいそうなような・・・。

まあ、次回からそうならないようにお早めにご予約を。

さて、そういうことで、いまさらながら練習に力が入っています。

人数が多いほうが“燃える”タイプなので、走らないように注意します。おそらく、一番危険なのが「アストゥリアス」です。ということで、今日の練習ではアストゥリアスのテンポ設定をしていました。

いまさらながら、この曲のテンポ設定がかなり難しいということに気づきました。それに気づいただけ、今回久々に演奏会で取り上げる価値があったのかもしれません。

ポンセのメキシコ民謡集も、ちょっとチェックしましたが、これは声部の扱いがディフィカルト!・・・てな感じで、やはり本番があると冷静に自分の演奏を“聴く”ことができますね。(まるで他人事のようですが・・・)

 

キャンセル待ちだそうです〜青葉台コンサート

今日メールをくれた生徒さんの話だと、来週31日(火)に行われる青葉台ウィークリーサロンでのコンサートは「予約満席」だそうです。

キャンセル待ち・・・ということです。

そういうことですので、「当日行ってもなんとかはいれるさ〜」と思っている人はご注意ください。

予約状況など電話(045ー983−1167) で確認してくださいね。

青葉台ウィークリーサロン

 

 

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