ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2007年12月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

重奏の会終了!

2007年12月16日下高井戸Blue-Tにて富川ギター教室重奏の会(14回発表会)が終了いたしました。

細かいレポートはまた次回に。

とりあえず、写真のみ。

1ff5fea9.jpg

今回のトリ。

4重奏。ディアンス編「魔笛の主題による変奏曲」。

しっかり弾けていました!

 

 

 

可愛いギタリスト・デビュー!!

 

今回デビューの期待の新人。

双子なので、もうひとりいるのですが・・・とりあえず、ひとりだけ紹介。

小さい子は上達が早いです。

 

 

全員分の録音があるので、詳しいレポートはそれを聴いてから・・・。

 

 

BLOGランキング(応援よろしく!)

音楽ブログランキング

レッスン覚書ミニ〜2007年12月7日〜8日

  1. トレモロは同一弦で練習する。その前段階としてフィゲタの練習も有効。
  2. 右手タッチ。触れて弾く・・・このことを子供の生徒でも徹底してやることが大事だろう。叩き癖は危険。
  3. 消音は「必ずやる」とどの曲でも思うこと。教師が指定したときのみやるのでは意味がない。
  4. アルペジオを変形させていくとトレモロになる。ただ、これを実感するためにはかなり丁寧な練習が必要かなあ。

BLOGランキング(応援よろしく!)

音楽ブログランキング

コード理論を学ぶ意味

93cc9aa0.jpg久々に音楽本の紹介。

かつて私が大学生の頃に愛読していた本。大学の行き帰りに電車の中で、ほぼ毎日2年間繰り返し読みました。

リットーミュージックの「実践コード・ワーク理論編」です。

キーボーディストの篠田元一氏の著作です。

 

上記写真の私のもっているものは1991年に出版のもの。最近は新装版がでているようです。コンプリート、とついているので内容も加筆されているのでしょう。どちらにしても、もう20年近く出版されていることになるので、内容がいいものであることは保証します。

実践コード・ワークComplete 理論編

 

最近生徒から「コードって知っておいたほうがいいのですか?」という質問を受けることがあります。クラシック音楽は全てコード進行で説明することは不可能ですが、楽曲によってはコード進行(ドミナントとかサブドミナント、セブンスとか・・・)で説明するほうが分かりやすいことが多いのです。

弾き語りをやっていた生徒さんや、バンドをやっていた人には「ここのDm7がG7に進行していてね・・・」とか説明したほうが分かりやすいこともあります。

場合によってはバッハであっても和声進行をコードで提示したほうがすんなりと合点がいく場合もあるのですね。

なので、知らないよりは知っておいたほうがいいし、クラシックギターでポピュラーの編曲を弾く際や、自分でアレンジを加えてみたい(ハーモニーを付け直したいなど・・・)場合にも役立ちます。

さて、コード理論を学ぶ際に大切なのが、実際に音を出して確かめる・・・ということです。

私が上記の本を勉強していたのは、ほとんど電車の中でした。というよりは、電車の中で「予習」することをしていたわけです。そして帰宅したら、その日読んだものを実際音に出して確かめてみる。そして翌日その部分を「頭の中で音を鳴らしながら」再読。こういうプロセスを繰り返してみると、楽譜を見ただけでは音が浮かばないところが現れます。これが「未修得」の部分ですね。それを帰宅してまたチェック・・・。この繰り返しによって、コード理論の基礎を身につけることができました。

この本はキーボディストが書いた本ですので、楽譜はギター用には出来ていません。これがまた効果的だったと思います。本を読み、頭のなかでギターの指盤を思い浮かべ、運指を考えながら、勉強していました。それを様々なキーで試みるだけでかなりのイメージトレーニングとなったと思います。結果として読譜力もアップしたような気もします。

最近はギタリスト向けのコード理論書もでていますが、意識してやらないとパターンスタディになってしまう危険性があります。手形で理論を覚えてしまっては、実は役に立たないことが多いのです。

極端な例ですが、ジャズ(フュージョンかなあ?)ギタリストのアラン・ホールズワースが理論のみで独自のギターコードのフォームを習得していったように(確か彼の父親がピアニストで、理論だけを教えてもらいながら自分でコードを組み立てていったという話をどこかで読みました)、理論から指盤を把握していく方法が効果的な場合が多いのかもしれません。調性を知り、音符からコード進行を把握していくことがクラシックギタリストにも役立つのです。

生徒のなかには、長年弾き語りやバンド活動をしていて、クラシックギターに転向という人も多いのですが、そのほとんどの人が楽譜からコード進行を読み取ることができません。

カルッリであれ、ソルであれ、ほとんどの場合はコード進行をふることが可能ですので、自分でそれぞれ試してみるいいですね。すると「ほお!」と思うことも多いものです。

「え?この進行、弾き語りのときによく使っていたなあ・・・」とかね。そういうふうに感じられると横の流れがいっぺんに把握できたりする場合もあるのです。

 

もちろん、上記の本一冊で全ての音楽理論がマスターできるわけではありませんが、その先に和声学や、ジャズ理論、対位法、装飾法などを学んでいく過程で「西洋音楽」が根本に同じ理論を持つことがじょじょに理解できるようになります。

音楽に関しては、さまざまな切り口で勉強をしてみることがなによりも大切なのです。

BLOGランキング(応援よろしく!)

音楽ブログランキング

レッスン覚書ミニ〜2007年12月6日

  1. カルカッシ23番。ポジション移動の直前まででワンブロックと考えて、それをできるだけ速く弾けるようにする。ブロックごとに練習して、あとはポジション移動を意識して、つなぐ。
  2. ハイポジションを極めるためのコツ。7ポジションの音を覚える&12フレットの音を覚える。7ポジションでト長調の音階を弾いてみるのも効果的。
  3. 弾けるところ、弾けないところの区別がつくことが初心者離脱のポイント。弾けるところばかり練習しているのは初心者。弾けないところをピックアップできるようになると中級者。その解決法を自分で見つけることができるのが上級者。
  4. 南のソナティネ。音程感とその印象を強調するための音色。あとポンセがスペイン語を喋ること&フランスで修行したことも音色(子音)を探るポイントかもしれない。
  5. 右手のタッチはマッチを擦る動作に酷似している。マッチは硬い。のでプレッシャーをかけることができる。このマッチ棒の硬さは指に喩えれば関節を固定することである。
  6. カルッリ、デュオ。アウフタクトの感覚を養うのによい。
  7. ジュリアーニ、ヘンデルの主題による・・・。セーハをどこで準備するか、何弦までかけるかを考えると、かなり弾きやすくなる。

BLOGランキング(応援よろしく!)

音楽ブログランキング

レッスン覚書ミニ〜2007年12月1日〜5日

さぼらないために始めたレッスン覚書ミニ・・・さぼりがちなので、今日こそは!!

12月分をまとめてどうぞ。

  1. サグレラスの教本。シンプルながらやはり名著だと思う。
  2. 3度の練習は、まずは1音で。左手の動き、ポジション移動を意識して行う。
  3. パガニーニの曲。意外にトレモロ練習にいい曲が多い。
  4. 復習のペース。3ヶ月かけて覚えた曲は、3ヶ月で忘れる。1日で覚えた曲は1日で忘れる。このことを念頭に復習。
  5. 練習の仕方を考える。レッスンのとき、これを学べる生徒は優秀。
  6. ド・ヴィゼー。メヌエットとは何か?・・・舞曲のスタイルはギターCDを聴いているだけでは学べない。
  7. 難しい部分で身を乗り出す・・・体癖。これを直すだけで弾ける部分もあるから不思議ですねえ。
  8. ソルのエチュードは作曲上の美しさがある。バランスがいい。アグアドはそれに比べると杜撰。ギター的ではあるけれど。
  9. ソル、エチュード3番。音と音のつながりを感じなければならない点ではバッハと同じ。
  10. デュオのコツ。というよりは室内楽のコツ。最初のブレスで曲のテンポを設定する。
  11. アラビア風奇想曲。音程感、大切。音程感が生み出す感情、印象を表現するための音色もよく考えること。メリスマに対するイメージも大切。「装飾音」と思ってしまうと誤った解釈をしてしまう可能性が大きい。
  12. ソル、セゴビア編エチュード。フェルナンデスの教本(?)にも書いてある和音の処理の仕方を学ぶのにいい。ゼロ・バージョンの発想を徹底するための好例がたくさんある。

 

BLOGランキング(応援よろしく!)

音楽ブログランキング

レッスン案内
東京渋谷:ホームページ
東京池袋(金曜):GG学院
※ワンレッスン→詳細
お問い合わせ

レッスンのお問い合わせや演奏依頼、執筆依頼、作曲&編曲依頼、またはブログの御感想など…

名前
メール
本文
プロフィール

tommig

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ギター史と和声のワークショップ
公益社団法人日本ギター連盟ユベントス主催によるギター史と和声学の講習会
詳細はこちら!
講師はギター連盟正会員の富川勝智と坂場圭介です。
Archives
富川勝智

Facebookページも宣伝
記事検索
演奏会情報
♪富川勝智の演奏会♪
チラシまとめ
演奏会チラシ


体験レッスン
富川ギター教室では無料体験レッスンを行っています。正しい基礎を知りたい方、独学でお悩みの方、技術に限界を感じている方…今すぐに申し込みください。


☆申し込み☆
 ↓↓↓↓↓
クリック!

ギタートラベローグ
日曜ワークショップ開講中!
♪詳細は…
“月イチ講座”ブログ
サーキュレーション
  • ライブドアブログ