ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2008年02月

クラシックギター弾いてみたいなあ…!と思っている方…
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最近のこと&あさって

最近は仕事を通じて調べることや、考えることが多く「いやあ勉強になるなあ…」という毎日を過ごしております。

最近、モンポウについて調べて文章を書きました。現代ギター4月号から連載予定の記事です。現代ギターには「ドミンゴ・プラト〜ギタリスト辞典」(翻訳)、「アルベニスの生涯」「ファリャの生涯」などを連載してきました。ハード路線が多かったのですが、今回は一回ごと読みきりといえる内容となっています。ふかーく長いギター音楽史をひとりの作曲家と作品から読み取っていこうという内容となっています。ご期待ください。私としては、普段生徒とのレッスンで「え?モンポウくらい知っておいてくれよ〜」と思うこともしばしばなので、ギター史の知識的な部分を補完する内容となってくれることを期待しています。

もう記事は提出しましたが、いろいろと調べてみると、モンポウ〜カタルーニャ民謡〜リョベート…という魅惑的なラインがでてきたりしてワクワクしました。記事にはできなかった部分もありますが、今後の研究課題ができたような気がします。

さて、もうひとつ。最近「教え方」のプロセスというのを再認識する仕事をしました。いってしまうとレッスン風景を収録したわけですが、普段のレッスンで初心者〜中級者〜上級者という流れで教えるということをいっぺんに段階を追ってやってしまったわけです。これは実に勉強になりました。

一般に初心者向けと言われる作品でも、音楽的な完成を目指すのであればテクニック面の完璧なコントロールが必要となります。普段のレッスンであれば、ある程度の期間レッスンにくるのだろうということを考慮にいれて、「現段階ならメロディーをはっきりと弾けるだけでいいか…」とか「そろそろダイナミクスをつけてみるかなあ?」というふうに進めているわけですが、今回の仕事はそのプロセス全てを見せるという収録だったわけです。

まだ、進行中の仕事ですので、詳細は話せませんが、私としても実に学ぶことが多かったです。いずれ正式な形になったときに詳しくお話します。

さて、あさってですが、青葉台で「井桁ギター教室開設25周年記念コンサート」に出演します。現在、月曜日だけ個人レッスンをこの井桁ギター教室で担当しています。ということで講師演奏というわけです。2曲ほどソロを弾きます。あと私がバンマス(?)になっているアンサンブル・アリア(30名ほどのギターアンサンブル!)でも演奏します。

3月2日(日)午後2時〜青葉台フィリアホールです。田園都市線青葉台駅からつながっているビルにあるホールです。すぐにわかります。入場無料です。

詳細は下記で確認を。

http://homepage2.nifty.com/igeta/kongo/kogo.htm

このコンサートでは私の師匠である手塚健旨氏も演奏します。ひさびさに先生のソロが聴けるので私本人も実に楽しみしているのです。

もうひとつ、江部賢一氏の「バンド」にも参加します。エレキギター、フルート、ベースがはいっているのでなんとなく「バンド」っぽいのです。クラシックギター数本も交えてアンサンブルというわけです。アレンジはもちろん江部賢一氏です!

(まだ、一回も全員で音を出していないので、どういう音になるのだろう?)

 

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レッスン覚書ミニ〜2008年2月27日〜28日

  1. カルッリ45のエチュードの前半戦は、何度繰り返しても初心者には有益。そのさいには左右の運指を徹底的に守ることが大切。
  2. 11月のある日。読譜の点からいうとそれほど難しい曲ではない。前半部分はカルッリ45のエチュード前半が弾ければ苦はない。途中5ポジションがでてくるあたりはサグレラスのマリアルイサあたりが弾ければそれほど問題ないはず。
  3. オクターブでの音階練習。ハイポジションの音の把握にも効果的。
  4. ソル、マルボロー。最後の部分のアルペジオ。p=メロディーと単純に考えると、大失敗します。メロディー(と思われる音)をはっきりと、伴奏はとっても小さく弾く練習を。あと音価を正確に弾くこと。このあたりを丁寧に練習してから表現をつけましょう。
  5. 発表会の曲の練習日程をレッスン日との関係を考えて、自主的にスケジューリングできることは、結構大切かも。
  6. ゴメス、悲しみの礼拝堂。かつての刑事ドラマのエンディングテーマに似ている?…その風情はあるので、やはりなんとなく日本人の琴線に触れるメロディーラインなのかもしれない。「浮世の辛さ」と中間部の「天上」のイメージの対比がポイントかも。
  7. ポンセ、南のソナティネ、3楽章。ラスゲアードの濃淡、どの指を使うか?…など考える。低音の進行の音間の主従関係が見誤ると、リズムがおかしくなるのでよく考えること。また和声上の色合いの変化がめまぐるしい曲なのでひとつずつチェックしながら、音色などもしっかり確認しながらゆっくりと練習するほうが良い。
  8. フレーズの下位の要素として音のグループがあるが、それを学ぶには、日本歌曲の名曲でやると実につかみやすい。例:浜辺の歌。
  9. ソルの曲ほど、モチーフの用い方&発展を学ぶのに最適な例はない。そういう意味で、ソルという作曲家は形式的にも無駄がない。例:OP31-2
  10. pのアポヤンドを徹底的に習得し、それから「同じ音色&音量」をアルアイレでも目指す。基本的にpのアルアイレは現代的な奏法では「こすり弾き」の傾向にあるので、それを解決するためには、弦とのコンタクト時における弦の押し込み方向を考えるしかないだろう。
  11. バリオス大聖堂2楽章。ベートベンなどの緩徐楽章を思い浮かべると良いかもしれない。ある意味で葬送行進曲風?…アンダンテ・レリヒオーソ(宗教的なアンダンテ)という表情記号から何を読み取るか?…またバリオスの生きた時代をどのように考えるか?…によってこの曲のイメージが定まってくるだろう。
  12. 全音版コスト43のエチュード29番、低音の伏線に気づけるかどうか?・・・またその伏線がどのようなリズム的な特徴を備えているか?・・・常にチェックする。
  13. ソルのメヌエット、イ長調。冒頭のハーモニック・リズムを意識。そうするとメロディーの表現法が分かってくる。
  14. セゴビア編ソル、4番。左手の準備を正確なタイミングで。左手の準備を考慮にいれないならば、セゴビア編でこのエチュードをやる意味はない。

 

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今日の仕事と…

95dfe07e.jpg関係あるようなないような…。
いずれ形になったら正式にご報告します!

レッスン覚書ミニ〜2008年2月25日〜26日

  1. mの音がほとんど出ていないトレモロ。これはmにメトロノームのクリックを合わせて練習するしかない。その際mを跳ね上げないように注意。
  2. ほとんどの初心者はmの動きが鈍感。これを鋭くするために16分音符でのアポヤンドim交互練習はやはり効果的かもしれない。
  3. 自分の心拍数を調べてみる。そうすると自分が快適だと思うテンポを設定することができる。パルスとテンポ、という言葉の違いに敏感になるために、是非このことを考えることを勧める。
  4. 教本、とりあえず書いてある運指はその通りにやってみる。試してみて、その運指の意味を考える。初心者にはこのプロセスが大事。
  5. 左手運指は優先順位を決めることが大切。
  6. 複雑は和音の連続はセーハを利用することで、左手指の入れ替えを減らすことができる場合がある。
  7. ポジション練習を応用を学ぶための練習曲。運指にたよるのもひとつの手段。各弦の7フレット上の音、9フレット上の音が楽譜と対応できるようになればしめたもの。
  8. リョベート編、カタルーニャ民謡は10曲以上あります。「聖母の御子」「盗賊の歌」「アメリアの遺言」だけではありません!・・・できれば全部練習してください。アルゼンチン民謡も名曲。
  9. カタルーニャ民謡。原語のニュアンスを間違うと音のグルーピング、アクセントも間違います。ご注意を。
  10. スペイン語、アラストレの語源を考える。そうすると、ターレガやリョベート作品のニュアンスがわかる部分も増えてくる。
  11. ホセ・ルイス・ゴンサレス編、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」。氏のテクニックノートの最後のほうにある和音練習をやっておくと、実にスムーズにひけるはず。

 

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リズムのついての一考察〜ソルとイルマル

はじめにリズムありき…といったのはハンス・フォン・ビューローでした。

この言葉を私は留学中読んだピアニスト、ネイガウスが書いた「The Art of Piano Playing」という本で知りました(この本を読め!と勧めてくれたのはバルセロナの師匠であるアレックス・ガロベーです)。

一般に「リズム」という言葉は曖昧に用いられていることが多いようです。なんとなくパーカッションやドラムをイメージしていたり・・・ラテンのノリ(!)のようなものを意識しているようです。生徒さん数人に質問するとそういうイメージを持っていることが多いのですね。

最近レッスンをしていて気づいたことなのですが、「旋律にもリズムがあること」を忘れている人が多いということです。生徒さんをレッスンしていて、ある程度の技術がある人、表現意欲がある人でも、このことを見過ごしていることが多いのですね。

この記事のタイトルに「ソル」と「イルマル」と出しました。ソルは19世紀ですね。古典です。イルマルは「バーデンジャズ組曲」の「イルマル」です。どちらかといえば現代風でラテン音楽の影響が強く、ジャズ風でもあります。しかし「旋律にもリズムがある」という点において、両者とも同じアプローチで楽譜を分析していかなければなりません。このことを忘れて、バーデンジャズ組曲を「なんとなくラテン風」に弾いて満足・・・という生徒さんが多い。むかーしもこのブログで同様のことを書いた気がするのですが、やはり人気曲・・・持ってくる生徒も多い・・・それだけ、このリズム面でのアプローチの曖昧さが実に気になる曲ではあるのです。

(曲に罪がありません。あしからず)

さて、どうしてソルもイルマルも同様のアプローチで解釈できるかということを説明します。

リズムを考える上で重要なのが「反復」という考え方です。

身近な例をあげれば、時計の秒針の音が反復です。タ、タ、タ、タ・・・。ずーと繰り返しますが、これをチックタック、チックタックとグルーピングしたがるのが人間の習性です。ここに一応最初のリズムが生まれます。しかし、そのチックタックを延々を聴いていると「単調」に聴こえてしまいます。そして眠くなる・・・つまり飽きるのです。

しかしちょっと変わった時計があって、このチックタックと定期的にクリックをうっているのに、あるとき突然「タタタタタ!」と1秒間に5回クリックを打ったとしたらどうでしょう?・・・チックタックの反復で眠くなっていたかもしれませんが、目が覚めますね?

チックタックを一定のリズムとして認識すると、それが次も続くのだなあと予測するのが人間の習性です。しかしその予測が裏切られたとき、人は「はっ!」とするのです。

この「はっ!」とする瞬間を作曲家は意識してメロディーのリズムを構成していることが多いのです。単純に考えれば、曲のメロディーは同じリズムを反復することが多く、展開させるために似たリズムをちょっと変形させて「はっ!」とさせることが多いのです。

例えば、ソルの魔笛の主題による変奏曲。テーマ部分がありますね。

「タータタ、ターターターティータン」というリズムのフレーズ。もういちど同じリズムのフレーズが繰り返されます。ここでもう一度全く同じリズムのフレーズがきたら「飽きます」(おそらく駄作です)。次は「タータタ、ターターターティヤンタタータター!…」というふうになりますが、途中まで一緒ですね。しかし装飾音が入っている部分からリズムが変化するのです。これが「はっ!」という瞬間です。そして、この部分を具体的に「変化」が感じられるように音として表現すること…が大切なのです。

もちろん上記の魔笛のテーマには和声進行もあり、この3つめのフレーズまでじょじょに盛り上げてくる雰囲気を作ってはくれています。しかし、このメロディーのリズムの変化する瞬間をはっきりと意識することが楽曲全体の解釈へとつながってきますし、このようなリズムの変化に敏感になることが大切なのです。

で、イルマルはどうでしょうか?

イルマルのバーデンジャズ組曲のシンプリシータの後半部分のボサノバっぽい部分(?)を見てみましょう。

基本的にはシンコペーションを反復と考えて、それが裏切られる部分を意識ということになるでしょう。リズムの裏をとっていて、それが頭にメロディーがのっかることで「裏切られる」わけです。ここを意識する…。それだけでだいぶ曲のリズムがすっきりします。

実際のレッスンでは、もっと細かくみていきますが、単純に考えれば、「予想と裏切り」という概念で、魔笛(古典)もイルマル(ラテン?)も解釈することができます。

この概念に慣れてくると、「お!このバスの進行は次の旋律のリズムの予告だなあ…」とか「あ、またテーマに戻ってきた・・・」とかが分かるようになります。

旋律のリズムに敏感になること…これは凄く単純な理屈なのですが、なかなか生徒さんで自分で気づける人は少ないようです。もちろん、これだけで楽曲の要素全てが解釈できるわけではありませんが、なかなか気づけない点のようです。

是非みなさん、がんばってこの感覚を身につけてくださいね!

 

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