ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2009年02月

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庵主の「ことば」

言葉というものは大切です。そして「書かれた言葉」はそれ自体に強いエネルギーがあると思っています。

演奏活動をやっていて、いろいろな人が感想をブログに書いてくれたり、メールをくれたりします。

そのなかで、いろいろなことを演奏者本人が考えることができるのです。

昨日、ライブをやった天真庵の庵主である野村さんがブログに感想を書いてくれている。

http://blog.goo.ne.jp/tenshin-an/e/9a76d76db6009251b665e4e98d2608a8

以下そこから抜粋させていただきます。(この野村さんのブログ、実に含蓄深いです。お勧めです)

 

昨日富川さんが演奏したギターは、1830年ころにフランス
で作られたもの。桜の木をベースに、ふちどりの文様はくじらのひげなどが使われていて、「おーる天然素材のギター」だ。

クラシックギターの黄金期は1850年くらいらしい。たぶんそのころに油の乗っていたギタリストが、パリの街を闊歩しながら、そのギターを奏でていたのだろう。200年近い歴史の中で、途中ロンドンに渡ったことがあるらしい。
そしてまたいろいろな人に弾かれ、いろいろな人を感動させ、日本にやってきた。
音楽というのは、一瞬で終わってしまうけど、感動とか思い出というのは永遠だ。
そして、僕たちが人生の旅を終えても、まだ楽器たちは、縁が紡がれていき、どこかでまた感動の連鎖の旅をする、というのは素敵なことだ。

一瞬、きらめく刹那、というのは永遠のものだと思う。

リハーサルのときに、この楽器の由来について色々とお話をした。そこから庵主野村さんの想像が広がったのだろう。そして、この文章には野村さんの「常日頃」の考えが散りばめられているように思う。

「素敵なことだ。」で締めくくられている…ここがいいのです。そういう素敵なことと出会うために、野村さんはお店をやっているのだろうし、料理を作っているのだろうし、お酒を振舞っているだろう。そういうことが想像できます。

そういう素敵なことが好きな人が営む場所には素敵な人々が集まるはずです。

そして、この「素敵なこと」に共鳴できない人は、素敵じゃない場所に散っていくのでしょう。

それが「場の論理」というものなのでしょう。お店をどのような「場」にしたいか?…という強い信念を持っているオーナーがいる場所は、やはりある種の「気」を感じるものなのです。それはオーナーが喋る言葉だけでは分からないものです。振舞われる食事やお酒、そして、店の風情、調度品…トータルなものから察知されるものです。

不思議なもので、このトータルな感じが欠けてくると、「場」の雰囲気は悪くなります。「気」が澱んでくるんですね。

オカルトではなく、実際にそれで店の「場の雰囲気」が無くなった例はいくらでもあります。非常に簡単に店の雰囲気は崩壊していくものなのです。大概はそれはオーナーが明確な場のイメージをもっていないことが原因のことが多いのです。

さて、結論。

とにかく、昨日は「素敵な場」でした。

ああ、楽しかった。そして、勉強になりました。


 

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19世紀ギターライブ満員御礼!!

2月27日(金)は押上にある天真庵でのライブでした。

19世紀ギターオリジナル「コゲット」を用いてのライブです。食事付です(とってもナチュラル&美味しい!!!)。

会場へ向かう途中、ああコーヒーを焙煎するいい匂いがするなあ…と思っていたら、天真庵でした。

あいにく雨の日でしたが、こういう日に街中に香るコーヒー豆の匂い…いいですね。さっそくリハーサル中にそのコーヒーとパンをいただきました。はあ、美味しいです。普通ですが、美味しいです。

築60年の長屋を改装したという店内。情緒あります。

天真庵ライブ

立奏です。なんだかんだいって、立奏は楽です。呼吸が。足も自由に使えますし、音楽の流れを体全体で感じることができます。

天真庵ライブ2009年2月27日 4

お客さんとの距離は近いです。ご来場いただいた方は、ちょっと料理をつまみながら…お酒を飲みながら演奏を聴くことができます。こういう雰囲気で19世紀ギター…いいでしょう?

天真庵ライブ2009年2月27日 6

レパートリーは、ド・カル、ディアベリ、ソル、コスト、ボッシュ、フェレール…という感じ。おそらく19世紀ギターにはあまり縁のない方が多いでしょうから、簡単にクラシックギター史を説明しながら、演奏を進めました。

聴いている方は、大まかなスタイルの変化、作曲家毎の個性の違いが感じられたのではないでしょうか?

天真庵ライブ2009年2月27日 2

店の奥のほうにカウンター席が10席弱。厨房の中で腕組んで聴いているのが、天真庵庵主の野村さん。しっかりと人間そのものを愛してくれる…そんなナチュラルさを感じさせる方です。この「普通さ」がこの店を居心地のよいものにしているのでしょう。

天真庵ライブ2009年2月27日 1

終演後ですが、店の一番奥のほうにいたお客さんのために、ちょこっと簡単な曲を弾いています。距離がある場合と近距離の場合…音色の違いを聴いていただきました。サービスです。

 

予約満席…ということでしたが、当日はあいにくの雨。しかも寒い。

ちゃんとお客さん、来てくれるかなあ…と心配でしたが、きちんと全員そろいました。嬉しかったです。

今回、予約満席後も多くの問い合わせを頂いたようです。なので、また同じ場所で、また違った趣向でやってみたいと思います。とにかく、このお店は雰囲気が好きです。それでここでやるなら、19世紀ギターでやってみたいと思ったのです。

で、ずばり「はまりました」。

演奏している側としても、とても素敵な時間を頂けました。

普段はカフェとしても営業しています。お近くの方は(近くじゃなくても)行ってみる価値がある場所です。みなさん、是非行ってみてくださいね!

 

長屋茶房 天真庵 (てんしんあん)
東京都墨田区文花1-6-5
営団地下鉄半蔵門線 都営地下鉄浅草線 押上駅 徒歩10分

03-3611-1821
http://www.tenshinan.jp/cafe/


 

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ライブ終了

ac9a69d1.jpg今お客様としてきてくれた井桁先生が試し弾き中。

控え室

a7c5c64e.jpg純和風。

雨の押上

9e361651.jpg着きました。寒いです。でも昭和の香り漂う楽しげな商店街。
今から会場に向かいます。
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