ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2009年05月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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19世紀ギターとストラップ

押上の天真庵にて「19世紀ギターライブ」やります。6月5日(金)午後7時30分スタート。

前回同様、私の19世紀ギターの愛器、コゲット君で演奏です。

なので、最近この楽器をいじっていることが多いです。19世紀ギター演奏に関して、私は「立奏」します。昨年末くらいからこのスタイルですが、音楽に情感がでます。そして響きもよいような気がします。

ただし、この立奏スタイルはストラップを使わなくてはいけません。ギターをぶら下げるためですね。今まで使っていたストラップは非常にしなやかで肩への「かけ心地」もよかったのですが、ひとつ問題がありました。それは「金具」です。これがたまに裏板にあたることがあったのです。なので、今日思い切ってストラップをチェンジしました。

プラスチックのパーツしか使っていないストラップなので、まあぶつかってもそれほど問題ないでしょう。

ということで、撮影してみました。ストラップのデザインはそれなりにコーディネイトしています。

19世紀ギター&ストラップ

小さくて見えませんね。おそらく。上記クリックすれば大きいのも見れますので、是非どうぞ。拡大してご覧下さい。

なので、是非みなさまこのニューファッションをご覧においでください。

会場となる天真庵は雑誌などにもよく取り上げられます。

浴衣ファッション誌の撮影などにも使われています。

天真庵のブログをご覧下さい。雰囲気の良さが伝わってきます。カフェ好き、アンティーク好きにはたまらないでしょう。

私の19世紀ギターも1830年代うまれの「アンティーク」です。ちゃんと今のしっかりなってくれる、偉大なおじーちゃんです。

 

御予約はお電話で。

お早めに。

天真庵:03-3611-1821


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「その運指、画期的だなあ」(「ことば」について)

レッスンの場で、「言葉」について、たまに考えることがあります。

先日もレッスン終了後、高校生の生徒と「ことば」について雑談しました。

その子とのレッスンで「ノスタルジック」という言葉を使用したのですが、いまいちそのニュアンスが掴めない…ということでした。

私なりに一生懸命説明はしましたが、やはり本人が「掴み取る」ことが一番大切ですね。辞書をひくことは勿論大切ですが、やはり現場で(現実の生活で)その言葉のニュアンス、意味を感じとっていくことが大切です。

彼の中で、ノスタルジックという言葉のイメージは、今後の経験で着実に具体的にはなっていくと思います。

もちろん、言葉のニュアンスは、現実生活だけでなくても掴んでいくことは可能です。

小説を読むこと、絵を見ること、音楽を聴くこと…そういうセンサーを働かせていれば、漫画を読んでいたって、テレビを見ていたって、言葉の定義はより具体的に、そして複合的なものになっていくでしょう。

 

そして、忘れてはならないのは、高校生であれば、普段の付き合いは高校生の友人に(ほぼ)限定されてしまうわけです。そのなかでの「ボキャブラリー」で済んでしまうのですね。

それはおそらく、幼児〜小中高〜大学まで、ほとんどの子は、同年代の子と普段付き合うわけですね。そして、ボキャブラリーもその世界で用いられるものに限定されるわけです。

 

で、思い出したのは私の経験です。今まで私が習ってきたギターの師匠達の「ボキャブラリー」です。

彼らは彼らなりの「ボキャブラリー」があって、そのなかには私のボキャブラリーになっていったものが多くあるということです。

最初のギターの先生である佐藤佳樹先生にはレッスン中に以下の言葉をよく言われました。

「その運指、画期的だなあ!」

…そして、先生は私の用いている運指を試して、「これは他の指を使ったほうがいいんじゃない?そのほうが楽だよ」とか言うのでした。

たまには「採用」となる運指もありました。だから「画期的」だったのかな?…今考えてもよく分かりません。

とりあえず、「画期的」のニュアンスはなんとなく分かってきたのですね。

 

つまり、私がいいたいことは、若い人は、大人の先生と付き合ったほうがいいということです。音楽でも、美術でも、文学でも、どの世界でも…自分よりも豊かなボキャブラリーを有している人と付き合うことによって、出会える言葉の数は増えていきます。

そういう自分より年長の人の言葉を受け取る機会が少なかった人は、おそらく同世代のボキャブラリーだけで人生の大切な一時期を過ごしてしまいます。

小学生〜大学生までの間は、上記のように同年代での交友関係に限定されます。いいことも悪いことも「それ、やばいっす!」という言葉だけで暮らしていては、ボキャブラリーは増えません。

そういう意味で、私の立場から考えると、小学生〜大学生くらいまでの生徒を教えるときには、あまり生徒のボキャブラリーの次元に降りるのはよくない、ということになります。こちらのボキャブラリーをできるだけ「そのまま」使うこと…このことが大切なのだなあ、と思います。

もちろん、生徒が分からなかったときには、それを噛み砕いて私なりに定義しなおすことはあります。それが「大人の義務」です。

 

できれば、小中高、および大学生のお子さんをもっている親の立場の方もそのことを理解することがとても大切です。その場限りの技術を与えるのが「レッスン」ではないということです。

私としては、若い生徒達に、そういうレッスンの場を提供していければいいなあ、と思うわけです。

発表会の場とかで、大学生とかが年長の生徒さんとお話しているのを見ると、「ああ、いいなあ」と思うのも、そういう理由があるのかもしれません。

 

はっきりいうと、大学生くらいになっても、「子どもの世界」に閉じこもっている若い子が多いです。ギターが好きならば、プロのギタリストと付き合う(習いにいく)…という「当たり前のこと」ができない人が多いです。

危険です。

だれがなんといおうが、危険です。

長くなりそうなので、このへんで止めます。

 

 

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19世紀ギターライブ(ぱーと2)のお知らせ

来月にまた押上の天真庵にて「19世紀ギターライブ」やります。

6月5日(金)です。午後7時30分スタート。

前回同様、私の19世紀ギターの愛器、コゲット君で演奏です。

最近、また鳴りが変化してきました。なんだか面白い楽器です。もうだいぶおじいちゃん(おばあちゃん?)の割りに、いろいろ成長します。オリジナルの19世紀ギターは奥が深いです。

まあ、そんな奥の深さを感じさせつつ、のんびり弾いていくつもりです。

限定15名。

前回は「あっという間」に定員。

食事もとっても美味しいです。食後の珈琲も(すばらしく)美味しいです。

演奏聴いて、食事して、飲んで、4,000円。

場所もいいです。雑誌にも紹介されるほど、よい雰囲気。でもメディアに紹介されたからといって「調子にのってる」お店ではないので、くつろげます。

庵主野村氏は、きさくです。

 

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近況(編曲と録音について)

近況をさらっと記事にしました。

物足りないという方のために(?)編曲と録音作業について書いていきます。

先週1週間は編曲と記事執筆に追われました。GW明けなので、レッスンはしっかりとあります。そして5月からレッスンをスタートする生徒さんも多いので、てんてこまいです。

編曲と記事執筆はヤマハの出版物のためのものです。以前私が編曲し録音をしたものを中心に「美しく奏でるクラシックギター」という雑誌タイプのものが出版されましたが、その焼き直し版だそうです。

一部記事を削除&追加して出版するそうです。

それで、追加講座記事を頼まれたわけですね。ギターデュオ…についてです。まあ、知識はありますし、今まで山のようにアレンジされたものも弾いてきました。なので、楽かなあ…と思ったら、けっこう手間取りました。なんだかんだ、アイデアがストレートにつながってしまえば、この手の講座はすんなり書けます。そしてアレンジはその内容に相応しいものにしていけばよいのです。

けっこう楽しんでアレンジできました。クラシックギターでのデュオの「クラシックらしさ」を体感できる仕上がりにはなっていると思います。

そしてこの講座内容とは別に、巻末添付楽譜に、その内容をふまえてデュオ曲を2曲再録音することになりました。カルッリとガーデです。

ガーデはほとんどの人は知らないと思います。なかなか良いデュオ曲を書く人です。19世紀の人ですね。ギター黄金期の人です。1782年生まれですから、ソルやカルッリとかと同じ時代の人です。

収録時間の関係で、小品ですが、クラシックギターでのデュオはかくあらん!というのを感じてもらえる選曲となったと思います。

 

さて、これを録音したのは、先週の土曜日です。

これがあっという間に終わりました。のんびりと、そして、すんなりと。

 

こんな場所で録音しました。

録音スタジオ

チェンバロやら、ヴィオラ・ダ・ガンバがごろごろ転がっている場所です。

エンジニアはいつもどおりのK氏。手際よく、さっくりと録音してくれました。

デュオをひとりでやる…という作業は初めてやりましたが、これがなかなか味わい深いです。クリックを聞きながら、ルバートを作っていくのですが、どこで時間を稼ぐか、どこで使うか…勉強になる作業です。

バルセロナ留学中のアレックス・ガロベー先生の教え方をちょっと思い出しました。全体感を見通し、基本のパルスを感じながらも、自由にテンポをコントロールする。それが緊張感のある演奏につながる…っていう教えです。

なんだかんだ、生徒にもこのことを普段のレッスンでも教えることが多いので、これを自分で実践している感じですね。うまくいったかなあ?…まあプレイバックを聴く限り、できているとは思いますが…。

でも、やっぱりデュオはかなり駆け引きの大胆さが「妙味」でもあるので、パートナー相手のほうが面白いのは事実ですね。かなり「アウト」できてしまう感じの緊張感はやはり人間同士にしかできませんね。直感でピピっと。

 

今回のような「ひとりデュオ」の面白い点は、ファースト、セカンドとも「同じ音」という点。これは、冷静に聴くと面白いですよね。同じ楽器、同じ奏者ですから。

まあ、そういうわけで出版をお楽しみに!

 

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