今、一本原稿を書き上げたところです。
「1929年」にまつわるギター史関連記事。
13000字書きました。ふらふらです。
ふらふらですが、実に勉強になり、次のテーマも(勝手に)みつかっちゃいました。個人的に研究しておきます。今回はプロローグとかエピローグとか付けてみました。我ながら、面白い文章にはなったと思います。「現代ギター」の特集のための記事です。
11月号に掲載予定なのかな?
ある意味で、先日他界したアリシア・デ・ラローチャへの追悼文とも言えるかも知れません。
おそらく昨今の不況に対する私のメッセージも(こっそりと)感じられるかもしれません。ネタバレするとつまらないので、これ以上は話しませんが、毎回文章には、そのときの心境がなんとなく反映されるものです。
勘のいい人は分かるかもしれません。
意識しなくても、そういう感じになるから、文章って不思議です。
2009年09月
昨日は押上の天真庵にて19世紀ギターを用いたコンサートでした。7時半スタートで、終了は10時くらい。立ち通しです。なぜなら立奏スタイルですので。
押上という町はなんとなく昭和テイストが溢れています。
でも再開発の波は押し寄せているようです。考えてみると錦糸町などにも近いので、通勤などにも便利なゾーンです。
タワーマンション(なのかな?)の建築が駅近くでも行なわれています。
高い建物がない地域だけに、その存在感は独特です。圧倒的ではないのですが、距離感が不思議です。10メーター先くらいで立てられているような感覚に襲われます。
さて、これが天真庵の店内。いい感じです。やっぱり、ここの窓ガラスは雰囲気あるなあ、と。ランプもいい味出しています。
昨日はこんな場所でライブしてきたのです。
で、帰りに…。
こんなやきとり屋さんを発見。
「男味」
もの凄く気になります!
男味のやき鳥…想像できません。
押上はある意味でディープです。
ライブの様子については天真庵さんのブログで紹介されています。
天真庵さんのブログ
(真面目な)コンサートレポートはまた次回にでも書きます。そういえば、散歩の達人さんの取材もありました。大きくはないですが、若干私のライブの様子などが掲載されるようです。
ということで、今回は私なりの「散歩の達人」バージョンの記事でした。
結局、悩んだ末、明日使用する楽器の弦を交換することにしました。なんだか低音がぼやけすぎているので…。
写真でレポートします。
まずは全部弦をはずし、楽器全体を拭きます。かるーくミューズオイルをつけて、ちょっとだけ艶を出します。あとは木目にそって地道に乾いた布で拭いていきます。
オイルを全部ふき取るつもりで。
私の楽器は「差込ペグ」です。上記の写真の手にもっているものです。
ネックの部分のナットは接着してありません。なので、上記のように外側から弦を張っていきます。
さて、差込ペグはヘッド部分の穴に差し込むだけです。要は摩擦だけでとまっているだけですね。回り具合を調整するのは「コンポジション」というもの。ヴァイオリンなどに使われるものです。
リップスティックのようになっています。粘土のような、粉のような…いわば「ころ」のような役目をします。動きやすく、そして、止まりやすくするためのものです。
そんな感じで、ペグにコンポジションをつけて具合をみながら弦を張っていきます。
で、完成!
あとは全体の調弦をしていくだけです。
この差込ペグというのは、なんだか全体の張力が安定してくるとピタッと綺麗に調弦が安定します。この感覚は機械式ペグにはない感覚です。
そしてヘッド部分が軽いので(鉄を使っていないので)、ストラップで弾く立奏にとても向いています。機械式ペグであるとヘッド部分が地面を向いてしまうことがありバランスがとりにくい場合もあるのです。
明日のライブの場所は押上の天真庵。
秋の長屋に19世紀ギターがどんな感じで響くか…私も楽しみです。
今月号の「現代ギター」において記事を書いています。
表紙にある「特集 ギターの歴史 2世紀から現代まで」。
私の書いた記事は「2世紀の4コースギターのレリーフ発見!」というもの。
実は上のページの右側に1ページ丸まる写真が載っています。それが今回の記事の『目玉』です。是非、本誌をご覧下さい。
その他、今号には私がけっこう登場しています。
8月にGGサロンで行った池田君とブラーボさんとのトリオのグラビアです。(しかし、何故、この写真を使ったのだろう?)
ちょっと面白い写真+文章です。
ついでに…。
今年のGLC学生ギターコンクールの本選審査の採点表も公表されています。
そう考えると今号は、ギター史研究、ギタリスト、審査員…という3つの異なる「顔」で登場しています。
そして、明日は19世紀ギター弾きになります。
2世紀の「ギター」について記事を書いていたと思ったら、今度は19世紀の音楽をギターで弾くわけです。
明日のライブ場所は押上の天真庵。
この会場もまた、実にアンティークな場所。
クラシックギタリストという商売は、いろんな時代にタイムスリップしなくてはいけないらしいです。
やっと明日の19世紀ギターライブのための楽曲を決めました。
これで「ぱーと3」です。1回目と2回目と重複する曲もありますが、新曲もあります。マティエカ、ジュリアーニなども弾いてみたいと思います。
あとは(みんなが嫌いな)カルカッシの25のエチュードからも抜粋に弾いてみたいと思います。これは教材としてやると「キライだなあ!」と思う人も多いはずですが、実に魅力的な曲集だと思います。カルカッシのイタリアンな魅力が分かってくると、美しい作品が多いことに気づくはずです。
毎回、プログラムは悩みます。
初めて聴いた人でも、楽しめる…そして、すこしでもギターの歴史や当時の雰囲気が感じ取れるようにと考えます。
ああ、江戸時代くらいにこんな音楽が西洋では聴かれていたんだなあ…と思ってくれればいいのです。そして、その当時の情景を思い浮かべてくれればいいなあ、と。
使用楽器は1830年(推定)頃に作られたコゲットです。
いろいろとメンテナンスが必要ですが、素晴らしい楽器です。最近、音にまた変化がでてきて、弾いていて飽きない楽器です。オリジナル楽器というのは実に奥深い。
色もいいでしょう?
170年以上の色味です。
場所は押上の天真庵。
定員15名ですが、昨日の時点ではまだ若干残席があるようです。予約した方しか入れませんので、お早目にどうぞ。(お店へ電話してくださいね)
詳細は上記のチラシをクリックしてください。
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