ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2013年10月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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tomikawaguitar@gmail.com

奏法の根本とは何か?

先日、10月20日に奏法のワークショップを行いました。参加してくださった方からは「やっと右手全体を使う感覚がわかってきた!」とか「今まで指先でしか弾いていなかったことが分かった」という感想を頂いています。

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腕の重みを使うとか…腕全体を使って弾くとか…いろいろなことが言われていますが、それを実感することは大変です。なかなか難しい。まずは身体各部をしっかりと「つないで」いかなければなりません。

そのことを受講生とともに実感していきながらワークショップを行いました。身体がしっかりと繋がっていく感覚が強くなってくると、右手のタッチがしっかりとしてきます。 逆にいうと、繋がっていない場合、右手のタッチの不安定さが実感されてきます。

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次回のワークショップでは、左手でも同様のことを行います。身体面でそのことを実感してもらったあとに、伝統的奏法、現代奏法でずっと言われ続けている「ルール」を分析していくと、その本質が見えてきます。

次回のワークショップの詳細についてはこちらをご覧下さい。 

奏法を考えるためのヒント…定義をする

生徒さんとのレッスンで、いろいろと考えさせます。そうです、生徒さんに「考えてもらう」のです。

特に奏法に関しては、自問自答することでかなりのところまで掘り下げることができます。生徒さんに自分自身で考えてもらいます。思考してもらいます。そして、答えを探してもらいます。

2000年から教え始めていますが、その当時はとにかく「この方法が正しい!」という感じで体系立てて教えていました。最初から「答え」を教えてしまっていたかもしれません。全部説明してしまっていたのです。

もちろん、奏法を理論的に説明し、段階的に生徒さんに実践していってもらう…という手順を数多く教えて来た経験は貴重でした。数多くのケーススタディを得ることができましたし、こういう手順で教えて行けばできるようになるんだなあ…というパターンも体系づけることができました。

今は、その方法で教える事がありません。習いに来た方本人が自分で答えを探して行けるレッスン…そのようになるようにお手伝いしています。

例えばこんなかんじ。

私:ギターで音を出すにはどうしたらいいの?
生徒: 音を出すには…つまびけばいいんじゃないんですか?
私:そうそう…じゃあ、「つまびく」っていうのはどういうこと?
生徒:爪で弦をひっかける…ことかなあ…
私:ひっかけるとどうなるんでしょうね…そして、何故ひっかけなきゃいけないんですかね?
生徒:う〜ん、、、弦を振動させるため…ですかね?

…以上のように、答えに導いて行きます。

つまり、「ギターで音を出すには、弦を振動させればよい」という定義ができます。

ここから更に深く考えて行けば、弦を振動させるためにはどのような方法があるのか?…またその方法は「ひっかける」だけなのか?…という疑問が浮かんでくるはずです。

もちろん、私の中で「答え」はあります。ただしそれを教えてしまったら、生徒さんの印象には残らないのです。自分で見つけた方法は一生忘れません。

奏法に関しては、常に「定義づけ」をしていく癖を付けて行くと、自分の頭の中で整理されていきます。そして、最終的にはどのような難所であっても自分で解決法を見つけることができるようになります。

普段のレッスンではこのような感じで教えるようにしています。

今度の日曜日20日に日曜ワークショップで奏法講座を行いますが、それも「参加者で答えを見つけて行く」形式で行って行きます。参加した方と一緒に考えながら奏法を定義して行きたいと考えています。

20131020 クラシックギター奏法総点検〜右手の基本

この総点検シリーズはまだまだ続きます。実は8月に1回目をやってしまいましたが、各項目単発でも受講できるようにしています。上記のブログでも書いているように、既存の奏法を全て包括した内容となっております。伝統的奏法、現代的な奏法…それら全てを学べる内容となっています。

すでに私に習っている方も発見があると思います。これからギターを習ってみたいなあ…という方も是非。既にプロとして活動中の方も是非。いくらでもワザを盗みに来てください。

 

足首がスムーズに動きますか?(テンポをとる)

無意識な身体の動作は音楽のテンポを崩す危険性があります。このことはかつてブログで書きました。

あなたの身体はそれほど器用に動いていない!

最近、数名の生徒さんと「足でテンポをとる」という練習を続けています。そのいずれの方も、テンポが急いでしまう…とか、裏を感じることができない…という共通の悩みを抱えていました。レッスンをしていると、なんだか曲の途中で突っ込んでしまったり。拍にしっかりとのっかって演奏できないのです。

足でテンポをとる…これがなかなか皆さん器用にできないのですね。かっくんかっくん動いてしまったり…なかなか滑らかに動かないのです。

滑らかに動かない場合には、拍の周期が感じられません。拍というのは連続した運動ですので、動きの断絶があってはいけないのです。

足首が固い人が多く見られます。これは歳をとった方に多く見られます。誰でも年齢がいくと足首が固くなりますね。転びやすくなったりして怪我をする方も増える。そういう方にはいくつかアドバイスをあげることにしています。以下ふたつです。

1:お風呂にはいったときにマッサージをする(足首を回したり、動かしたりして筋肉の動きを感じながらやるとより効果的!)
2:普段、歩くときに足首の動きをちょっと意識してみる

上記2点を守るだけで、だいぶスムーズに足首が動くようになってきます。

そして、足首でテンポをとろうとすれば、誰でも「足の接地」の仕方にも注意を払うようになってきます。後方に足をひいていたり、内側に傾いていたりするともちろん地面をふむことができにくくなります。

相乗効果として、ギターの構えが安定します。足台の上でもテンポをとれるようになるとよりベターです。足で自由にカウントとれるようになると、下半身の安定度が上がります。是非やってみてください。逆に言うと、足裏がしっかりと床に接地していないと、カウントをとってみてもうまくいきません。無理矢理それで拍をとろうとすれば、不自然なテンポ感が身についてしまうでしょう。

ギターを構えて、拍の周期を感じようとすれば、やはり左足でとるしかありません。両腕はギターの演奏で塞がっていますし、左足で拍をとると楽器がぐらぐらしますから。もちろん、楽譜を見ながら(歌いながら)拍を指揮者のようにとってみるのもお勧めの練習ですよ!

いずれにしても右足で拍をとれるようになると、とっても便利です。でも、しっかりと考えて、スムーズに拍の周期を感じ取れるようになりましょう!



 


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10月12日〜14日 演奏の日々

みなさん連休はどのように過ごされましたか?お天気もよく行楽日和だったかもしれませんね〜。

私はというとずーっと演奏の日々でした。毎日違う形態での本番が続きましたが、これはこれで勉強になることもたくさんあります。毎日新鮮な気分で本番に臨む感じは嫌いではありません。

12日:都内某所でプライベートな形でのソロ。10曲ほど演奏。
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そこのお宅のワンちゃんと2ショット。なかなか人懐っこいワンコでした。

13日:名曲喫茶カデンツァにてリコーダー高橋明日香さんとライブ。なかなか良い演奏だったと思います。明日香さんとの演奏も回数が増えて来たので、いろいろと気づく部分があります。MCが結構好評でした。

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14日:洗足学園音楽大学シルバーマウンテンにて池田慎司君とのデュオ。たくさんのご来場ありがとうございました!
鈴木大介さん、原善伸先生も忙しいなか駆けつけてくれました!記念の4ショット!

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どの会場もしっかりと人が集まってくれて、非常に楽しい時間を過ごせました。毎日、打ち上げでしたが、いろいろな人との出会いがありました。とりあえず今日からまた普通にレッスンと練習の日々です。



 


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受講しませんか?…マリア・エステル・グスマン マスタークラス(10月31日)

2013年10月31日(木)にマリア・エステル・グスマンさんのマスタークラスを開講します。

当教室では2011年にもマリア・エステル・グスマンさんのマスタークラスを主催いたしました。その様子はこちらでご覧頂けます。
マリア・エステル・グスマン マスタークラス 

世界的に活躍するギタリストであり、若い頃にその才能をアンドレス・セゴビアから賞賛された人物です。私も大学生のとき(かれこれ20年前)から彼女のことを知っていますし、演奏もたくさん聴いてきました。そしてレッスンも受けた事があります。

どのようなレッスンなのですか?…と訊かれることが多いのですが、ひと言でいうならば「とにかく基本に忠実」ということです。そして、なによりも「耳が良い」と思います。この耳の良さは受講生の技術不足によるリズムの乱れ、音色の乱れを聴き取ります。その耳の良さは私が今まで出会って来た数多くのプロギタリストの比ではありません。

なので、レッスンも非常に緻密なものになります。そして受講生の問題点をずばりと言い当てる…その意味では、初心者であろうが上級者であろうが、的確なレッスンをする先生なのです。

毎回思うのは、是非多くの若い方に「本物のギターテクニック」と「本物のギターの音色」を身近で感じてもらいたいということです。コンクールを受けている方、プロとして活動して行きたい方…是非受講していただきたいレッスンです。

受講生・聴講生とも現在募集中です。

期日:10月31日(木)
時間:午後2時〜午後8時(※受講生の数によって前後します)
場所:東京渋谷 リフレッシュ氷川多目的室C
通訳:富川勝智

受講生:5名〜6名ほどを予定しています。
受講料:15000円(40分)
聴講料:3000円
お申し込み&お問い合わせ:富川 tomikawaguitar@gmail.com


内容:
1:クラシックギター演奏における技術&音楽表現のレッスン
2:ミニコンサート(20分前後)を予定しています
3:ギター基礎テクニックについて途中30分前後お話を伺う予定です



 
レッスン案内
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東京池袋(金曜):GG学院
※ワンレッスン→詳細
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