ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2016年08月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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アリリオ・ディアス追悼記事書きました

20世紀のギター界を代表する巨匠が先日、7月5日自宅のあるローマで逝去しました。1923年11月12日にベネズエラ生まれの巨匠。92歳で他界…。ということで、現代ギター誌から「追悼記事」を書いて欲しいと依頼されました。

実は彼が死んだ時にこちらのブログで簡単に「彼の功績」をまとめました。
こちらの記事です。)

今回寄稿したものは、ブログで書いた内容をもう少し広げたものになっています。
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4ページの内容になっています。アリリオ・ディアスの生い立ちからキャリアを積んでいく段階を描きながら、彼がギター界に与えた影響や残した功績を明らかにしています。

この中で久しぶりに「天才」という単語を使いました。アリリオ・ディアスは本当に「天才」です。類稀な好奇心を持ち続けた点と人脈に恵まれた点…「天才」は簡単には生まれません。

天才=自分が理解できないもの…と考える人が多くいます。でも、それは自分の理解力が足りないだけです。まあ、言ってしまうと、世の中の人たちが「天才」と呼んでいる人間で、本当に人間の理解を超えたセンスやグルーヴを発揮している人ってほとんどいた試しがありません。

彼の録音を聴くと、「ああ、弾けそうだな」って思う。だけど、かれの編曲したものの楽譜を追っていくと「なんで、こうなっているの?」と思う。

逆に楽譜から読み取ってから音源を聴くと「なんで、こういう感じになるのだろう?」と思うはずです。

たぶん、実演と楽譜に書き下ろしたものの間の差異がとても大きいタイプの音楽家だったと言えます。とはいっても、楽譜にはきちんと「書いている」のです。

うまく説明できませんが、アリリオ・ディアスのことを「天才」という呼び名で呼びたいのは、それが理由なのです。わかるようでわからない。とはいっても全くわからないわけではない。きちんとヒントは与えてくれている。それを「天才」と呼びます。

そんなことを、この追悼文を書きながら考えました。

そんなことがあってからまたアリリオ・ディアスの演奏を聴き直していますが、とにかく魅力たっぷりの演奏。そして楽譜になっているものを聞くと、なぜこれがこうなるのだろうと思います。

まだまだ勉強が足りない。そんなことを感じさせてくれるのはやはりアリリオ・ディアスが本当の「天才」だからです。




 


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門真市ギター講習会!行ってまいりました!

大阪門真市で行われた「門真市ギター講習会」から戻ってまいりました。講師として個人レッスンと「ギター史」「基礎技術」の講義を担当。初日には演奏会もさせてもらいました。

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今回の主催は「松本ギター工房」です。松本吉史さん製作の楽器二台を用いてコンサートを行いました。通常のモダンギターとトーレスレプリカを使用しました。

ギター史は二種類の講義を用意しました。
1:通史
2:バロック

2のバロックはひたすらサンスの教本からアルファベートを読み取って、実際に演奏。ほとんどの方がサンスの教本から音楽をしっかりと読み取る方法を学んでくれたようです!(そのままバロックギター弾きが増えてくれればよいなあ!)

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1の通史は、ルネサンス〜バロック〜古典〜ロマン〜近代を中心に時代区分を「頭にいれる作業」をひたすら行いました。

基礎技術講座は、右手と左手の「一番大切なポイント」をひたすらやりました!たくさんの方が参加してくれました。
普段仕事が忙しい方でも技術をキープしブラッシュアップしていける練習をがっちりと。

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個人レッスンは、プロ志望の方、すでに教える仕事をしている方、アマチュアの方…いろいろなレベルの方がいましたが、みんなとても真剣。なので、こちらへのフィードバックも大きい。いつも、こういう場で教えることはとても有意義です。いままでも関西で教えてことがあるリピーターの生徒さんも数名いましたが、「ああ、うまくなってる!」「前回教えたことをちゃんと覚えてくれている!」とこちらが気づける瞬間はまさに教師冥利を覚える瞬間でもあります。今回もそういう経験を数回しました。

最終日に「受講生コンサート」を行いました。もうこのときには受講生全員仲良しになってましたねー。ほんとうに。関東からの参加組も現地の関西組もほんとうに打ち解けていました。
最後に記念撮影!(を記念撮影・・・)

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今回、講師として一緒に仕事した益田展行くんの演奏も二日目にありました。前半はバッハ。後半はバリオスとヴィラ=ロボス。すばらしかったです。理知的でいて情熱を失わない絶妙なバランス…すっかりファンになってしまいました!

あ、2shot撮るの忘れました。。。11/11に現代ギター社GGサロンでコンサートがあるそうです。そのときに撮ってきまーす!



 


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奏法のワークショップと「エウレカ」とアンサンブル指導

昨日、日曜日は朝から日曜ワークショップ。もう2009年からずーっと続けている「クラシックギター奏法と表現法のワークショップ」です。

今回は左手について。ほとんどが常連さんなのですが、ぽっこりと一見さんがやってくることもあります。もちろん、どのようなレベルの方でも大歓迎ですので、新しい方が参加することによる良い意味での「かきまわし」感を楽しみながらワークショップを行っていきます。

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技術というのは「音楽的な欲求」からしか生まれません。こういうことをやりたい!こういうことがしたいんだ!という欲求から技術が生まれてきます。

とはいっても、レッスン現場においてはその音楽的な欲求から抽出された「結果としての技術練習」のみを取り扱うことが多いです。 なので、ワークショップの場では、なぜこの技術練習が必要なのか?…ということを受講生の方に考えてもらうことが多いのです。

通常のレッスンの場で、たくさんの曲をこなしていきながら、「必要な技術練習」を抽出し生み出していく作業+既存の基礎練習の理由付けを行う作業…を行うことが本来であれば理想的ではあります。

そこで気づいていくこと(エウレカ!)…それが財産になっていきます。

とはいえ、ワークショップである程度「理由付け」を考えながら、技術練習を洗練されたものにしていくことも、とても大切な経験なのです。

次回の日曜ワークショップは引き続き、ギター奏法に関するものと考えております。詳細は日曜ワークショップブログでチェック!(期日は9/4と決定してます!)



さて、午後はリオリコギターアンサンブルの練習。そして指導。

アンサンブルの指導はほんとうに楽しい。音楽の基本を考えながら指導していきます。「音がすっきりしていく」瞬間…ほんとうに素晴らしい。

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リオリコギターアンサンブルのブログに詳細な指導記録がありますので、是非お読みください。

そんな感じで、朝から晩までギターを指導しつづけた1日でした!
 

あれやこれやの7月〜8月へ突入!

ブログをずーっとさぼり続けました。またあたらめて7月のまとめは書くとして、ざっくりとまとめておきます。

7月半ば、12日〜24日までスペインにおりました。Chamber Artという講習会兼イベントで講師しておりました。毎日、多忙です。レッスンして、リハーサルをして…詳細についてはまた書きますね!

で、このスペインへの出発直前にふたつほど原稿を頼まれました。
1:アリリオ・ディアス追悼特集記事
2:スペインクラシック音楽とフラメンコ音楽との関連記事

ひたすらスペインで仕事をこなしつつ、原稿仕事もじわじわやっておりました。

もどってきてからはひたすらに溜まっているレッスン消化の日々。とはいいつつも「暑気払い兼仕事打ち合わせ」という飲み会も多めの日々。あたらしいご縁に感謝しつつも、日本の湿度に負け気味w

7/27には藤井浩さんの帰国記念コンサートを主催。大満席!!!すばらしい。
企画した甲斐がありました。

それから今年の5月に行ったスペインギターフェスタの反省会@関東方面なども行いました。いろいろなアイデアがでました。

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そんなこんなしていると、8月に突入!…今日はGLC学生ギターコンクールの審査をやってまいりました…

そんな感じの7月後半〜8月頭でした。

さて、明日は午前中は日曜ワークショップです(詳細はこちら)。

クラシックギターの左手のテクニックについてがっちりとレクチャーします!午後はアンサンブル指導…がんばります。

 
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