ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2020年10月

2019.8 新サイトOPEN!
http://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) http://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋、横浜青葉台でもレッスンしています。

富川勝智の演奏会チラシはこちらでご覧頂けます。

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

「武満徹」からサンディ・デニーまで。そして、カルカッシ

10/21にAcoustic Ladylandのライブをやってきました。
アコレデとしてなんと26回目のライブだったようです!

なかなかなセットリストでございました。ユーミンから惜別の歌、サンディ・デニーまで。あれやこれややりました。
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次回は12/24にまた渋谷のノースマリンドライブさんでライブをやります。

で、実は11/25にAcoustic LadylandによるCDがリリースされます!





すでにご予約も開始しております!また詳しい盤の説明はいずれ。

で、10/25は第一回目の「クラギなんか嫌いだ!」を行ってまいりました。

お客さん交えて「クラギなんか嫌いだ!」コールをw
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結構たくさん人がきてくれてありがたい。。。

諸々お話をしました。カルカッシ教本について、古賀政男と西洋音楽について…ギターの運指について…あーーーー!面倒くさーい!って思います、クラギを弾くって。

特にカルカッシについては、「彼はイタリア人だよ」という前提をみんな忘れがちです。彼の生きた時代も考慮に入れないと「音楽」にならない。

そういう知識がない人に限って「クラギだーいすき!」という割には「カルカッシ教本つまらん」とか言っちゃうのです。最低限の知識を持ちましょうね、みなさん。そうすれば、本当に「クラギが好き」になれますよー。

ということで、第二回めの「クラギなんか嫌いだ!」は12/19に決定しました。みなさま是非おいでください。

「嫌いになってみる」ことから見えてくるものがある!〜10/25「クラギななんか嫌いだ!」

僕も生徒さんも「クラシックギターが好き」なんである。だから、弾いている。周辺にいるアマチュアギタリストの方も当たり前だけど、「好き」だから弾いてるんだろうなあ。プロでももちろん「好きだから」仕事にしているんである。

だけど、そこに盲点があるような気がしている。プロとして活動して20年。教えて20年。数えたことはないけれど、大小の教室で今まで300人は教えてきたと思う。ほとんどの生徒さんは「クラギが好き!」で習いにくる。

でも、好きになりすぎると「見えなくなるもの」がある。自分の思い入れに固執してしまう。

という観点からスタートしてしまうコンサート(&トーク)シリーズがこれである。


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タイトルはそのまま「クラギなんか嫌いだ」。うわあ、ショッキングなタイトル。そして中身が見えない・・・本当は怖いもの見たさで「とりあえず行ってみるかー」と思って来てくれるのが一番なんだけど、そうもいかないような気がしている。だから、なんでこんなタイトルにしたのか書いてみる。

前提として、僕はクラシックギターを専門にガッチリと仕事してきたつもりである。ちゃんとリサイタルもやっているし、ギター史に関しても沢山執筆してきた。レコーディングや編曲も沢山やってきた。教本執筆も沢山。今更言わないでもいいのだろうけど、「富川勝智って誰やねん?」という方は色々とググったりしてくださいませ。

20代の頃からクラシックギターの魅力に本格的にとりつかれて、それから好奇心の赴くままに「好きで」勉強してきた。プロ活動を始めたのは20代終わりだけど、その時から他ジャンルのアーティストの方や別楽器のプロの方と知り合って演奏を共にしたり、音楽談義をしたりしていると、「わ!!!クラギの世界って狭い・・・」という感覚を持つようになった。

最近も、ジャズやロック畑の方、オーケストラのプロや歌い手さんのプロ中のプロとお仕事していると、クラギの世界って「井の中の蛙」的な人が多いなあという思いがますます強くなっていく。実際、現在進行形の音楽ユニットでも共演している方はジャズやロック、ポピュラー界の「凄腕」ばかりだ。彼らが専門分野で培った専門的感覚から学ぶものは大きい。そして、他のジャンルのトッププロの人が「これが音楽の基本だよね」と考えている感覚がクラギ界では全く通用していないことの方が多いのだと気づいた。

それはグルーヴの感覚であったり、歌心であったり、メトリークの感覚であったり、オーケストレーションの感覚であったり…

クラギ弾きたちが「クラギって最高に素敵な楽器だよね!」と思い込んでしまって見えなくなってしまったもの。それがある。

クラシックギターの世界の中だけで語り合っていたり、「好き」を語っているとどんどん視野が狭くなるのだ。これはこれで気持ちの良いものだ。居心地がいいんだろうなあと。

もちろん、クラギの世界も徹底的に追求していけば、いずれは音楽の根本に突き当たる。そこから消去法で「これこそがクラギの醍醐味だ!」と思えるコアな部分を発見できるだろう。だけど、それはかなり険しい作業だ。(僕はこの険しい作業をやっている自負はある)

なので、本当に好きになるためにやるべき作業は「嫌いなところを探してみる」ことがおすすめなのだ。

クラギを好きになりたいなら、「クラギの嫌いなところ」を探してみましょう!・・・と言うのが今回のライブの趣旨。

周辺のロックやジャズのギタリストの方々で「クラギで挫折」組っていうのは多い。その方達と話をしていく中からも沢山ヒントを貰っている。その方達のほとんどが、最初知り合った頃は「クラギ弾き=小難しいことをやってきた人」という感覚を僕に持つみたい。だけど、話したり一緒に演奏してみれば、「あ!クラギ弾きさんとも結構楽しくやれるもんなのね!」という感じになってくれるのは僕の特技のひとつなのかもしれない。

結局、やっていることや目指していることは一緒なのね…と思ってくれるようです。

そういうクラギ挫折組の「ハイパートッププロギタリスト」の方から貰ったヒントとして、こんなのがあります。

「カルカッシ教本で飽きた」とか「カルカッシ教本がつまらなさすぎた」

大文字にしてみました 苦笑。

ま、まずはこれをネタのひとつに。ライブではお話しして、実際にカルカッシ教本からいくつか弾いてみたいと思います。「ああー、こうやって先生たちがカルカッシ教本を使っているから、生徒さんたちが”つまらない”って思っちゃうんだよー」っていう例を示しながら…

カルカッシ教本は使い方やカルカッシ本人の音楽性がわかってくれば、すごいワクワクする教本なんですよーってのが来た方には分かってもらえると思います。

こんな感じ、3つくらいネタを用意していきます。で、僕なりの解釈などを実際の演奏で示せればなあと。

クラギなんか嫌いだ!という理由を探る
→そうすれば、クラギや音楽自体をつまらなくしている要因がわかる
→本当のクラギの面白さや奥深さがわかる
→最終的にクラギが好きになる(?)


ま、そんな図式で進めて行ければなあと。
なので、全クラギストに来ていただきたいし、出席マストですぜ!

詳細は下記。ご予約受付中。(富川の方に直接連絡いただいても構いません。以下メールです)
tomikawaguitar@gmail.com

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<富川勝智 solo live&talk「クラギなんか嫌いだ!」2020 Oct>

クラシックギター奏者・富川勝智がお届けする、

アットホームなソロライブ&トークシリーズ!スタート!

果たして本当にクラギが嫌いなのか?意外な展開もあり?

日時:2020年 10月25日(日) 13:15 open / 13:30 start 

出演:富川勝智 (クラシックギター)

会場:東京・世田谷「エムズ・カンティーナ」

   世田谷区上馬4-4-8 新町駒沢ビル 2F 

   (東急田園都市線・駒沢大学駅 西口徒歩1分)

料金:予約・当日 3,000円

    (自由席/ドリンク代600円別途必要/乾杯ドリンク代+600円)

facebookイベントページ

昼<富川勝智 solo live&talk「クラギなんか嫌いだ!」2020 Oct>★御予約受付開始!
音楽 event in 東京都東京都世田谷区 by moment and M's Cantina エムズ・カンティーナ on 日曜日, 10月 25 2020

ご予約&お問合せ:「エムズ・カンティーナ」03-6450-8111 (24h留守電対応)

予約フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S13353355/





アランブラ宮殿の思い出〜運指のあれこれ

生徒にレッスンしていると、生徒さんが持ってきた楽譜からあれこれと学ぶことが毎回たくさんある。

特に名曲と呼ばれるものは、再発見があることが多い。僕自身も何回も弾いてきた曲の中でも、「え?」っていう発見があるもんである。

本日は「アランブラ宮殿の思い出」。

コーダ部分の運指。シードーレーミーのところ。長年僕はシを2弦の開放弦で弾いてきた。そして、そうなっている楽譜も多い。生徒さんがここを3弦で取っていたので、「それ面倒臭くない?」と思って、原典版も調べてみた。シャントレルから出ている当時出版されていた楽譜のファクシミリである。

すると、、、おお!!!丸三・・・ってなっているじゃないか!

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原典版ではもう一回出てくる同じフレーズには運指の記載がない。特別な記載がない場合は前の運指を踏襲するという暗黙のルールがあるだろうから、ここも3弦4フレットを押さえて弾くのだろう。

何種類が出版譜を調べてみたのだけど、開放弦の場合と3弦4フレットを押弦して行う場合と様々。

で、レッスンで生徒さんと一緒に3弦4フレットで弾いてみた。いいじゃないか!・・・訥々とした風情がある。これと比べれば2弦開放弦で弾くと音色が荒れる。

・・・という訳で次回からはここはやはり3弦で弾こうかなと考えが変わってしまった。


何が正しい、何が正しくないっていう訳ではない。最終的にはセンスなのだろう。好みなのである。

何れにせよレッスンをするにあたって、思い込みは避けたいなあーと。だから教室のレッスンではカルカッシでもソルでも、タレガでもすぐに原典にあたれるように資料楽譜は用意してある。そのほか一般的に使われている出版譜や教材の類もすぐに参照できるようにはしている。

可能性を探ること。そして、作曲家が(ギタリストが)「この運指を選んだ意味」を考えて判断する。それが大切なのだろうなあ。


で、余談ですが、明日ライブで弾く曲でも、ちょっと新しいポジションが発見できました。こっちの方がベターですなあーと。アレンジしたのは僕本人なのですけどねw

そんなことを考えると、もしかしたらタレガ本人も「出版されたのにはこういう運指振っちゃったけど、こっちの方が本当は弾きやすいし、音抜けもいいし好きなんだー」とか言ってそうな気がする 苦笑。


そんなこんなで、クラシックギターって真面目に教えるとめんどくせーなあーと。

そんなことを語るのが10/25の「クラギなんか嫌いだ!」ソロライブ&トークです。
(突然のライブ告知w)

おいでくださいませ。クラギの面倒臭さ・・・をたっぷりとお話しします。もちろん演奏もしますよー。

ご予約&お問合せ:「エムズ・カンティーナ」03-6450-8111 (24h留守電対応)

予約フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S13353355/


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いろいろと戻していく〜ワークショップやアンサンブルや演奏や

コロナの状況が全く不明です。なんだか東京だけは毎日感染者数は増えているようですが、周辺で人がバタバタと倒れているというようには見えないし…

ということで、ぼちぼち通常営業かなーというモードに入っております。

日曜日は「日曜ワークショップ」を久々に復活。受講生来るのかなー?と思っていたら、きてくれました!

嬉しいもんです…あと何件か問い合わせはあったのですが、ほとんどが「オンラインでの配信はないんですか?」というもの。そうかー、みんな配信慣れしちゃったのかなあー。そのうち考えますね。

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コロナ自粛期間中に、生徒さん向けのオンライン教材作ったり、ちょっとしたオンライン講義的なものもやったけれど、やっぱりリアルで教えるって痒いところに手が届くって感じです。

手を届かせることができるんですよねー。あ、そこはそういう感じになっちゃうんだーとか。

で、終わった後は会場施設内にある、喫茶店でランチ。お店のおじさんおばさんと「あら、お久しぶりね」的な雑談を。

名物、ペペロンチーノを。

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来月のワークショップは11/8です。

すでに概要をブログに書きました。



午後はアンサンブルの指導を。やっぱり、これも「生」はいいもんですなあー。

こんな感じで、「戻していく」しかないんでしょうね。でも、なかなか元に戻らないもの…それが演奏会やライブでの集客です。すでに8月くらいからぼちぼち演奏予定は入っているのですが、なかなか。。。

これはちょっとした風評被害だと思っております。国が保障してもらいたいですなあw

でも、かんばりますわー。

ということで、水曜日、ライブあります。

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もういっちょ。10/25からこんなシリーズを始めます。

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それぞれのライブについては、また次のブログででもかるーくご紹介します。

お時間ある方、ホントーに来てください!!!












 

教えて、思いつくこと。そして断片

土曜日。おかげさまでたくさんの生徒さんでレッスンが埋まっている。

朝9時からほぼ12時間、満席である。欠席がいればその時間が「休憩」になる。実は昔は正午過ぎからしかレッスンをいれていなかった。そして絶対に18時に終えるようにしていた。10年くらい前の話である。

その時は日曜日以外は毎日午前から夜までたくさんの生徒を教えていた。で、40才を迎えたあたりで、少しレッスンの仕事を整理した。渋谷の自分の教室でレッスンをする日は週に三日だけと決めたのだ。

だけど、どうしても僕に習いたいと言う人がいて、土曜日もじわじわと前後が埋め立てられてきて、現在に至る・・・と言う感じ。

まあ、いいかー、とは思っている。

とはいえ、教えるのは好きだ。現場でしか生まれない言葉やアイデアがある。そういえば、昔、このブログでレッスン覚書っていうのをつけていたなあーと。やはり数を教えなきゃ生まれないノウハウやレッスン現場でのアイデアってあるのだ。

久しぶりに綴ってみよう。

1:手首のアングルは柔軟に考えること。まっすぐが基本だが、まっすぐに固めようとしてはだめ。
2:カルカッシ。そのままで残ってしまう音は他の部分との整合性を考えること。
3:セゴビアのmとaの使い分け。アポヤンドは音価維持の意識を保つことにも役立つ
4:マチネの終わりに。ポジショニング重要。冒頭のmpの表現にはニュートラルさが必要。音楽は冒頭の三拍目から動き出す(そう言う風に弾いている人を聴いたことはないけど、そうしないと不安定な4拍子となる)
5:ルネッサンスのリュート曲においては即興的な部分でディミニューションの知識が必要。101匹ワンチャンと101匹狼の「101匹」を見つけることがとっても大切。
6:武満編12の歌。和声だけ抜き出して力関係を見つける。
7:グリップ感覚。山下達郎氏のギター演奏にヒントがある。
8:拍の分割はとにかく歌って身につけましょう
9:宿題が足りなかったって?小学生は元気だなあw
10:フレーズは音域を考えましょう。音域が高ければエネルギー量が必要なのだ。
11:古典の対比的なフレーズの中にも、接続する感覚は必要ではある。
12:南のソナティネ。3楽章。全てをきちんと4分の3でとること。そのことでヘミオラが生きる。
13:右指それぞれは連動している。その中で各指の独立の意識を高めることが大切。独立して動かそうとすると他の指が抵抗しようとして緊張をうむ場合がある。
14:カスティーリャ組曲。ダンサ。これもひたすらに8分の3拍子を意識して弾くこと。そのことによってスペイン的なグルーブが浮かび上がる。
15:猫背になると肩甲骨が浮き上がる。そして小指押弦が緩くなる。しっかりと肩甲骨を下げて尺骨側の意識を高めるべし。
16:ポジショニングのためには押さえていく練習よりも、「指を離していく」練習を先にやると安定する。

かるーく書きましたが、こんな感じ。

これだけじゃわからないことも読んでいる方にはあるでしょうねえー。でも、僕にはわかるんですよ。

割と書いてみたら結構楽しかったなw

また気が向いた時に書いてみます。

で、今土曜日のレッスンはまだオンラインレッスンも4分の1くらい残っているので、こんな感じでPCおいたり、飛沫防止セットおいたりしながら、やっております。

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こう見ると、割と変な形の楽器多いですね(全て仕事道具!)

さて、明日は日曜ワークショップ。久々だけど、誰かきてくれるのかしら???


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