我がアルカンヘルのメンテも終了。
 
入手以来まったく手をつけていなかったフレットを交換。
もう4年ほど前から、でこぼこしていたが、音の変化を恐れてやはり交換をためらっていたが、さすがに低音のボコボコ感がぬぐえなくて交換を決意。
で、最近仕上がった。
 
フレット交換も信頼できる製作家に頼まないとうまくいかないもので、長年の付き合いがある人に依頼。
 
毎回私の教室の発表会に足を運んでくれて、私の楽器の音の変化をよく覚えてくれているので、やはり調整も細かい。丁寧な仕上がりで満足。
サービスで汚かった表面版もミガキを入れてくれて、これもちょこっと嬉しい。
 
今日朝一番のレッスンに来たのは、まったくの初心者から5年私に習っている生徒でしたが、その生徒の第一声が「先生、ピアノ弾いてませんでした?」であった。
 
「いや、このギター弾いてただけだよ」と私。
 
つまり、フレット打ち換えによって楽器の音の変化を、この生徒さんは気づいたわけです。恐ろしいですね。生徒の耳もかなり敏感です。
 
とまあ、このくらい音の立ち上がりと音程感がアップしました。
 
正直な話、今までスカスカの音で弾いていたのかもしれません。
 
そして、正直、この音の変化に気づいた生徒も凄いなと思いました。私はフレット交換について何も話していませんからね。
玄関先から音だけ聴いて「ピアノを弾いている」と思ったそうです。
 
やはり楽器の調整はきちっとしなけりゃ駄目ですね。人間ドックと一緒で。