本来練習しなければならない曲があるときに限って、ついつい関係ない曲を練習してしまうことがあります。みなさんはどうですか?

最近、そんな暇つぶし曲がガスパール・カサドーの「カタルーニャの伝説Leyenda Catalana」です。

カサドーは1897年生まれ、バルセロナ出身のチェリストです。作曲もしました。巨匠パブロ・カザルスの弟子です。日本が生んだ世界的ピアニスト原千恵子と結婚したことでも(一部で)有名ですね。

セゴビアとも親交があり、ギター曲を数点書いています。「サルダーナ」という曲をセゴビアは録音しています。

「カタルーニャの伝説」はセゴビアは録音しませんでした。最近出版されているセゴビアアーカイブシリーズの「カサドーギター作品集」に収録されています。

この曲には、カタルーニャ民謡の「聖母の御子」が引用されています

なので、なんとなく楽しくて弾いています。リョベート編、セゴビア編などと比べると、ちょっとアンニュイな感じがする楽曲です。途中からカタルーニャ民謡がスタートするのですが、前半部分もミスティックで「ああ、カタルーニャ!」で感じがします。

ギターの書法はセゴビアと親しかったので、理解していたのでしょうね。結構ギターの機能を駆使しながら、すっきりとまとめています。

日本ではまだ誰も弾いていないかも・・・。お暇な人はトライしてください。

 

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