「フルートとギターによるアフタヌーンコンサート」

無事終了です。

プログラムは以下でした。

フルートは山下兼司氏。

(第一部)

ファンタジー(アーノルド)

ソナチネOp.205より「シチリアーナ」(テデスコ)

協奏的二重奏曲(大ソナタ)イ長調Op.85(ジュリアーニ)

(第二部)

タンゴの歴史より「カフェ」「ナイトクラブ」(ピアソラ)

魅惑の夜明け(ラヴィ・シャンカール)

 

当日は午後1時に会場に到着。

椅子を並べたり、いろいろと仕込み。2時30分開場。

おかげさまで定員オーバー!椅子を増設して当日券の方もお入りいただけました。

3時から本番。

超満員だったので、途中でエアコンを強くしましたが、その吹き出し口がギターの後ろ側にあって、調弦が安定しませんでした。それに寒いし・・・。

それでもなんとか演奏しました。そういう環境の部分は弾いていくうちになれて調整が取れてくるものです。後半はそういう調整がうまくいったと思います。

アーノルドはシンプルながらいい曲ですね。弾いているよりも聴くほうがいい曲でしょうね。途中の「苦悩・・・」な感じの不協和な音使いはまさにアーノルド印、です。

テデスコは、こうやって単品で弾いても味があります。ギターとフルートが対等な関係に書かれているのは嬉しいですね。爽やかではあるけれど、ちょっとした「けだるさ」がある・・・という雰囲気をなんとか演奏で出そうとしてみました。リハでは気づかなかったことなのですが、間合いが結構難しい曲なのですね。

ジュリアーニは普通に古典の様式を理解していれば、素直に響きますね。その中でいかにギターらしい音色を印象つけるか?がポイントかもしれません。

ピアソラは、何度もやっているのでだいぶイメージが固まってきました。そしてちょっと遊べるようになってきました。あまり上品になってもいけないのですが、繊細な感じも捨ててしまってはいけないので、心臓に悪い曲ですね。「ぎこちない」感じが「自然」に聴こえるようにテンポなどの揺らし方に工夫を凝らさなくてはいけません。ぐいっと引っ張ってパッと放す・・・という感じがでればいいなあ、と弾いていて思いました。

「カフェ」のイントロで、そういうことを意識し始めたら、その後もそういう感覚に頼らざるを得ません。それが、いい具合に機能していたと思います。そういう本番での変化や発見を楽しめると、演奏しても楽しいですね。

「ナイトクラブ」での本番での発見は、アポヤンドです。勢い余って、伝統的スペイン式アポヤンド(ターレガ風?)を使用してしまいました。それが面白いくらい演奏のノリを変化させてくれたので、そのまま使用。粘りと重みがある低音が演出できたと思います。

 

さて、いろいろと研究したシャンカール。結果、いい演奏だったと思います。リハでなかなか合わなかった部分も本番ではスムーズに決まりました。例えば、フルートが5+5+3+3で、ギターが4+4+4+4というリズム感で同時進行する部分は、相手の演奏を聴くとアクセントにつくと「つられます」。リハをすればするほど、実は合わなくなる曲というのが存在しますが、この曲はまさにその典型。

しかしそれを理解していないと、「合わせる」面白みがないわけで・・・。

今日、演奏してみると、それらの悩ましい問題が全て解決されました。勿論、細部などは不満足な部分もありますが、音楽の流れとしてはよく弾けていたと思います。

終結部へのテンポの上げ方もうまくいったと思います。とにかく楽しく演奏できました。

 

やはりフルートとギターはよく合います。ひさびさの山下兼司氏との演奏でした。大ベテランを捕まえて私がいうのもなんですが、確実に腕を上げています。

そういう音楽家に私もなりたいなあ、とも思いました。

 

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