さて、先週土曜に行われたデュオコンサートの「ひとり反省会」です。録音の印象が薄れないうちにアップしておきますね。

2つのソナタ(ソレール)→トリルの回数をもうちょっと決めておけば良かったかなあ・・・と。あとハイポジションが苦手?なのかも。このあたりもうちょっと丁寧に練習しておけば良かったかなあ、とも思いました。全体的には良かったかなあ。スペイン鍵盤音楽をもうちょっと聴きこまないといけないと思いました。つまりリズム的欠陥をいくつか発見してしまいました。収穫多し。

きらきら星変奏曲(モーツァルト)→予想外に良かった(何故か好評・・・)。でもコンサートプログラムとしては長い?。

カタリ・カタリ→何度も弾いている曲にもかかわらず、リズムが緩んでいる・・・。もうちょっと切々とした感じがあるといいかもしれない。

オーバー・ザ・レインボー→音色は一番良かったかも。一応「お遊び」でテーマは全部違うポジションに弾いたのだけど、気づいた人はいるのかなあ?。こういうシンプルなメロディーで、運指の違いによるニュアンスの変化を出すのが、最近の「隠れ課題」ではあるのだけど、まあ成功。なんだか気分はいいです。

小さい秋みつけた→前日、解説を書きながら、詞を読み直した成果はでている。アーティキュレーション、アクセントなど、やはり詞の意味を読み違えると危険だということが分かりました。

ソナタ(シャイトラー)→全体の出来は悪くありません。でも、相手パートをもうちょっと注意深く研究しておけば良かったかなあ、と思いました。録音を聴きなおしてみて、いままで気づかなかった「面白い」部分を発見。やはりシャイトラーも対位法的にアプローチしたほうがいい部分が多い。メロディー対伴奏、と単純に考えすぎると表現上甘くなる部分も多い。これも収穫多し。

3つの小品(パークニング編)→1曲目の「落下感」。ちょっとルーズな感じ、はよくでていた。2曲目、3曲目ともちょっと硬めの表現になったけど、全体としての音色のコントロールはよく出来ていた。Pのタッチのコントロールはうまくいっている。

バッキアーナ第1番、第2番(ノゲイラ)→デュオにすると音が多いので、もうちょっと立体的に演奏するためには、デュオそれぞれのパートでの音色の対比の仕方に工夫が欲しかったかもしれない。

タンゴ、ミロンガ、終曲(プホール)→リハではぜんぜん合わなかった部分が本番ではきっちり合っている。その点は良かった。もっと自由に歌わせても良かったかなあ・・・。練習で無意識になっていた部分はかなり危険な感じ。一生懸命さらった部分はまあ合っているなあ。

Op.54.bis.(ソル)→もうちょっと古典的な上品さも欲しかったかも。ちょっと全体として演奏が荒い。どこに向かってフレーズが進行しているか・・・が明瞭に分かる演奏を目指さないと、いけないなあ・・・と。

以上、簡略に「ひとり反省会」でした。演奏会直後には録音を聴きなおして、良い点、悪い点をチェックしておくと、今後の課題が見えてきます。録音機というのはまさに「上達のための必携機材」ですね。

全体としては悪くありませんでした。先月くらいからちょっとだけ爪の形状を変化させましたが、結果音色のバリエーションは増えているようです。今年の課題でもあるPのタッチもいい感触。楽器もよく鳴っていました。

ということで、まあまあの出来・・・ですね。さて、今週金曜はまた別プロでのデュオです。ソロもあるので、がんばろう!

 

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