先日のアコラでのレクチャー&演奏会の模様がアコラのブログにて記事になっています。管理人さん、とても多忙そうです。そのようななかでも先日のような企画を運営しているのには頭が下がります。

是非記事をおよみくださいね。

高橋達男スペインギター製作展・富川勝智ギターリサイタル

 

話変わって、昨日は重奏コンクールが練馬文化センター小ホールにて開催されました。

我が教室からも「rio ricoギターカルテット」が出場。見事一般特別賞を受賞!!…いやあ、良かったねえ。

私の感想としては、もうちょっと音量があるとなあ…という感じ。私が聴いた場所、会場の音の感じ。出演者の座席配置…さまざまな要素があると思うのだけど、このあたりは「慣れ」の問題もあるかもなあ。

まあ、コンサートと違って、自分達のためだけに会場の音響に配慮しながら、配置を決めることもできないので、しょうがないかもしれません。座る位置などはほんとうに10センチ違うだけでも、会場への音の「通り」は随分変わります。

まあ、どちらにしても、しっかりと強弱、アゴーギグのついた立派な演奏だったと思います。プチ合宿、普段の練習の成果は充分にあったのではないでしょうか?

そのほかにも数組印象に残ったグループがいました。

以下です。

ギターデュオPi-ma:味のある演奏。アーティキュレーションもしっかりしていました。音量もしっかりとあり、安心して聴けました。スカルラッティは「プレスティ&ラゴヤ編」とあったので、ギタリスティックなアプローチを狙った演奏だったのでしょう。ギターデュオの醍醐味を感じる良い演奏でした。

HANE Guitar Quartet:皆、音色もよく、すっきりとした「遠達性」のある音色。チャイコフスキーの世界観をしっかりと伝えていました。伴奏部分での「ノリ」も手抜きせず、しっかりとグルーブをキープしていました。このあたりは各人のソロ奏者としての技量、音楽性を抜きには語れません。やはり、各奏者が優れたソロプレイヤーであることが、しっかりとした室内楽を作るうえでの前提であるのだと実感しました。

クアトロ・パロス:若手イケメンカルテット。出てきた瞬間の「華やかさ」は素晴らしい。見た目だけでなく、しっかりと楽譜を読み込んだ丁寧な演奏。難易度の高い曲をしっかりとまとめていました。…何故か入賞ならず…(疑問!)。

 

全体の印象:あまりにも稚拙な「合わせ」のための首ふり…室内楽では無意味なアクションです。ギター合奏の分野では、許されるのかもしれませんが…奏者各人が共通した音楽のビジョンがあれば、首ふりや体を揺らしての「合図」は必要ないものだと思います。呼吸の深浅によって、お互いのそのときの「方向性」を微妙に感じながら、柔軟にテンポが変化していくのが、正しい室内楽のあり方です。古今東西、名室内楽というのは、基本的に体の動きは「静的」なものから生まれます。各自の頭のなかに「動的」なものがあり、それが自発的なものとして表面に発露するものであるなら、問題ありません。しかし、最初から肉体的な「動」を用いて、「合わせる」または「ついていこうとする」という行為は、室内楽という分野においては「稚拙な行為」であると思います。厳しい言い方かもしれませんが、正しい室内楽のマナーを身につけていたのは、今私が取り上げた上記のグループ以外にはありませんでした。

…とまあ、かってなことを書きましたが、このあたりは参加者各自、今後考えていくべき課題であるとは思います。どちらにしても、最初は首ふりで「合わせる楽しみ」から入っていっても構わないとは思います。その後アンサンブル経験を積むにつれて、「各自がもっている音楽のディレクションを統一していく」そして「そのディレクションを本番時にインスピレーションによって変化させていく余地を残す」ということを学んでいくことによって、室内楽というものは完成していくのだと思います。

 

 

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