湿っぽいです。

実は先日ご紹介した「バリオス豪華本」について現代ギターから原稿を頼まれました。昨日提出。なんでも資料というのは買っておくものです。で、隅々まで見ました。やはり面白い本です。皆さん、今すぐにでも買っておきましょう!

(※この手の資料はあっという間に入手困難になります!)

この豪華本を買う方へのお勧めはメルベイのストーヴァー編全集も同時購入!です。両方買うと、現存するバリオスの作曲、編曲作品は(ほぼ)網羅できます。特にストーヴァー全集は「実用版」としてお勧め。全音版は音や運指の面で「?」な部分が多いかもしれません。

さて、ミクシーをやっておりますが(暇な人は探してみてください!)、そのマイミクさんの日記で紹介されていて、『ああ、この本はお勧めだよなあ!』というのを、このブログでも紹介しておきます。

これです。

ギターリュート作曲家ハンドブック

 

 

 

 

 

 

メルベイ社からでている「ギター&リュート作曲家ハンドブック」です。(原題〈handbook of guitar and lute handbook〉)

歴史上のギター作品及びリュート作品の作曲家をアルファベット順に網羅してます。痒いところまで手が届く作りとなっています。この作曲家、ギター曲書いてたんだあ…という感じで、ぱらぱらめくっているだけで勉強になります。

コンサートやCDなどで「知らない作曲家」を見つけたときに参照して、その作曲家の経歴やその他のギター作品へと興味を広げていくのにもいいですね。

中はこんな感じ。

ギターリュートハンドブック中身

写真も多く、見やすいし楽しいです。

現代の作曲家についてのフォローも素晴らしい。私もギターレパートリーにはそれなりに敏感なほうですが、若手で未知のギター曲作曲家を多く見つけて勉強になります。

 

 

 

最近、ギターレパートリーの知識のない人が多くて(若い人でも年取った人でも)、(個人的に)憂いています。インターネットなどでそれなりの情報は得ることはできますが、やはりクラシックギターの情報は少ないです。なので、上記のような本を購入して、興味のある作曲家の項目を読むことから始めるとよいです。暇なときはその隣の項目や、関連ある作曲家の項目も読んでみる…。辞書というものは「読み物」として捉えると宇宙のような存在です。

そして、できれば少しずつ楽譜を買い揃え、弾いてみる…そういう地道な足取りが「知識」を屈強なものにします。

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