教室行事とかコンサートを行なうたびにいろいろな感想をメールで貰います。

とにかくそういうのを貰うと非常に嬉しいです。もちろん言葉で言ってもらってもいいのですが、各自がそれぞれに経験を家に帰って反芻し、文章化するという過程でしか得られないものがあるのです。

以下に最近貰って嬉しかったメールをご紹介。

まず、藤井眞吾先生の公開レッスンの感想。

聴講前は「上級者のレッスンは難しすぎて、初心者の私には理解できないかも」と結構不安で参加したのですが、聴講してみて本当に良かったです! とても刺激を受け、勉強になりました。

レッスンを聴講して実感したのですが、今私が富川先生に教えていただいているギターの基本は、実はものすごく大切なことを習っているのですね! 当たり前のことだと言われそうですが、上級者の方のレッスンを聴講してその「当たり前のこと」をいまさら再認識しました。

どんな曲を弾くときも、自分が楽譜から読み取ったものを表現するためには技術が必要で、その技術の根底にある一番大切なものは、教室で一番最初に先生に習った「音を出す」という動作なのだと、今回のレッスンを聴いていて強く感じました。(気がつくのに一年近くかかりました!)
藤井先生がおっしゃっていたことの多くが、富川先生にレッスンで教えていただいたことだったことも印象的でした。

その他にも楽譜を読むことの大切さと難しさなど色々考えさせられ、勉強になった一日でした。

それにしても、藤井先生には今回初めてお会いしたのですが、レッスン風景を見て本当に音楽とギターが好きな方なのだなあ、と感じました。富川先生のレッスンも同じ雰囲気がありますよね。

私は藤井先生と同じくらいのキャリアをもっているわけではありませんし、同じレベルにあるとは思っていません。やはり藤井先生は尊敬すべき大先輩であり、その点においては、まったくもって、違うレベルにいる方です。

私も藤井先生の公開レッスンを見て、「ああ、私が普段生徒に行なっている指導方針は方向としては間違っていなかったなあ」と確認できました。普段、私に習っている方は、藤井先生のレッスンを通じて、音楽の基本を確認できたことでしょう。レッスンのアプローチというのはいろいろあるのですが、その根源が一緒であるからこそ、上記のような感想が届いたのだなあ、と嬉しく思うわけです。

もうひとつ、これは13日に行われた大学卒業記念コンサートの演奏者からのメールです。

富川先生に習ってよかったと思う事のひとつは、教室企画での発表の場が数多くあることです。
そこで人との繋がりもできますし、演奏する楽しさや聴いてもらえる喜びを知ることが出来るからです
それを大学卒業記念コンサートと言う形で企画していただいたことに本当に感謝しています。

4月から自分の環境がガラッと変わるとは思いますが、今まで通りにギターと付き合って行こうと思いますので、
これからもご指導よろしくお願いします。

普段、このようなメールをこの子から貰うことがないだけに、実に嬉しかったです。

私は教室を開設したときから「生徒にはできるだけ演奏の場を与える」というポリシーで発表会やイベントを企画してきました。

そういう「場」を通じて、この子はきちんと成長してきたという証のメールだと思い嬉しかったわけです。そして、そのなかで、家族の方を含め、わが教室在籍の様々な年代の生徒さんたちに愛されてきたこの子の存在がしっかりと確認できます。

私は普段のレッスンの場で、上記のようなことを単純な言葉でいいます。

「発表会&教室行事には積極的に出ること!」…ただそれだけです。この単純なことが守られれば、「場」の中で自己を確認することができます。究極の話ですが、その「場」に存在さえすればいいのです。それが「生きる」ということですから…。

(極端な話、普段のレッスンよりも比重が高い…わけです)

ついでにもうひとつ。

今月発行の某M君の連載記事より…。以下です。私が1月に行なった「ギター奏法の基礎の見直し」講座に出席した関連で、藤井先生の公開レッスン受講の感想を述べています。

(前略)…そして先日、藤井先生のマスタークラスがあったのですが、ここでもまったく同様に、『音を出す』事がどれほど大切な事なのかを実感させられます。私は、富川先生、藤井先生が一貫して『良い音を奏でること』をこれほど大切にする背景に、巨匠であるホセ・ルイス・ゴンザレス氏の存在を非常に大きく感じました。その演奏を直接聴くことは叶いませんが、私はこの体験の中で、ギターと言う芸術、文化の中で、ホセ・ルイス・ゴンザレス氏の存在がどれほど大きく、偉大な存在なのか、実感せずには居られませんでした。

「いい音を出す」…これは簡単なことではありません。しかし、そのコツはいくつかあります。そしてそのコツは単純です(考えれば誰でもわかることです)。そして、「いい音を出すこと=ギター演奏において大切なこと」を実感することがなかなかできないわけです。そのためには上記のような「場」が与えられなければなりません。

そういう意味で、私と藤井眞吾先生の師匠である、ホセ・ルイス・ゴンサレス先生のインパクトは今思い返してみても強烈です。それは先生の弟子であった人であれば皆同じことを言います。そして、「いい音」をだそうという強い信念を持つようになります。

そして、ダイレクトな影響ではありませんが、そのことの大切さを実感してくれたM君は素晴らしい感性の持ち主であると私は思います。

どちらにしても、『場』というのは強力な影響力を持ちます。

はっきりいってしまうと、教室運営というのは、そういうことです。「場を与える」だけといっても過言ではありません。

普段のレッスンももちろん「場」でありますが、それだけで完結してしまったら、上記のようなことは考えられないでしょう。発表会や公開レッスン、そして講座、コンサート、コンクール…いろいろな「場」にでていって、比較対象することによって、確認できるそれぞれの「現状」「現実」が抽出されるわけです。

(「打ち上げ」もとっても重要!!!)

…そんな感じで、生徒の文章から学ぶことはたーくさんあります。

生徒のみなさま、どんなことでもいいから、なんでもメールくださいね。では!!


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