1. ジュリアーニ、アレグロ・ビバーチェ。やはりアレグロ感を出すには、原語のニュアンスを感じるようにしよう。テンポ感、歯切れの良さ…きちんと考えてやらなりと短調なので、あまりにも暗くなる。暗く聴こえたらアレグロではないかもしれない。
  2. ソル、Op.35−4。旋律の始まる要素をはっきりと認識。4分の3拍子であるがメロディーが2拍子系のところが多い。2拍目裏からメロディーが開始(再開)されるときには、「?」という感じが欲しい。旋律の扱いが難しい曲である。特に和声構成音でつくられたメロディーの場合は伴奏声部に埋もれないような工夫も必要。
  3. セゴビア編ソルエチュード。2番。メロディーをすべてアポヤンドで。タッチに気をつける。特にa指の関節の状態をチェック。棒状の伸ばしすぎたり、ひっかきあげたりしないこと。腕はあくまでも指のバランスをとるための「支え」として機能すること。指は第一関節から可動させること。そしてそのアポヤンドでの音質を記憶にメモリー。できるだけ同じ音圧でアルアイレで弾けること。これがとっても重要。その後アポヤンドとアルアイレの差異は各自て研究していけばよいが、原則としてアポヤンドとアルアイレで同じ音色がでるタッチを基本と考えるべし。その後アポヤンドらしい音色、アルアイレらいい音色…2種の差異を取り入れていくことが初心者にとっては重要なことである。
  4. メロディーに簡単なハーモニーをつける。ドとミでCコード。シとファでG7。これだけでも音楽を楽しめるようになることが初心者にとっては大切。
  5. カルカッシ、ウェーバーの主題による変奏。非和声音を学ぶのに最適な曲。なんだかんだカルカッシの曲は非和声音が効果的に使用されている。あの(悪名高き)カルカッシ25のエチュードであっても、そのことに留意すれば音楽的にかなりレベルの高いレッスンは可能である。
  6. ターレガ編「アベ・マリア」シンプルであるが、効果的なアレンジ。中級者のレパートリーとしていいかも。
  7. セーハ。どの音がでればいいのか常に考える。1弦と6弦だけ押さえる必要があるのであれば、2弦〜5弦はミュートするだけでよいのである。
  8. 全音版コスト43のエチュード。おわりのほうにドロップDの曲がたくさんある。この調弦の練習には最適である。
  9. タッチ。腕全体で場所を定めてから弾弦行為を行なう。2弦から1弦にいくときにも、そのことに気をつける。近い弦を連続して弾くときほど、指だけで次の弦に向かってしまい腕のバランスを忘れてしまう。的確なタッチの持ち主はどのような場合でも腕とのリンクを保っているものである(一見そうはみえなくても)。
  10. ギターの銘器をもっている生徒さん。何故か教室のギターで弾いても、似た感じの音がでる。このあたりは「そういう音」を求めているから…なのだろうなあと思うしかない。良い楽器はやはり早めに入手しておくべきである。

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