(※2009年3月21日&4月25日のコンサートのための解説メモです)

「変奏付アンダンテとロンド〜ピアノソナタ12番より」(ベートベン&カルッリ編)

  • ベートベンはいわずとしてた“楽聖”ベートベンのこと。 
  • カルッリとベートベンはともに1770年生まれ。
  • カルッリのギターデュオ曲の定番は6つの対話風デュオの第2番。ジョン・ウィリアムスとブリームのデュオによって定番化された。
  • カルッリはイタリアのナポリ生まれ。最初はチェロとヴァイオリンを学んだ。その後、当時流行中であったギターを手にとった。ちょうどこの頃ギター=6弦が定着したころであった。
  • つまり、カルッリは6弦ギターの第一世代ギタリストといえる。
  • 1808年にパリへ渡り、同地にて名声を博す。
  • その後、ソルとカルカッシがパリへ来るまでが彼の全盛期。ソルは1813年、カルカッシは1810年〜15年ごろにパリへ来ている。
  • カルッリのスタイルはいわばイタリア流の「ベル・カント」スタイル。
  • この曲はベートベンのピアノソナタ12番に基づいている。しかし、全部をアレンジしたものではない。
  • カルッリはギター&ピアノのアンサンブルにおいても優れた作品を残している。カルッリ本人にとってピアノに関する知識とある程度の経験があったと思われる。なので、ピアノ曲をギターデュオに再構築するのはそれほど難しいことではなかったと思われる。

 

(この曲が聴けるコンサートはこちら↓)

lasmanos2009年東京横浜チラシ

 

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