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今月25日は天真庵でのライブです。19世紀ギターを使います。

もちろん普段は普通のギターを使用しています。

ひさびさに2台ならべて写真を撮ってみました。

左が19世紀ギターのコゲット君、そして右が1929年生まれのサントス君です。コゲット君の詳しい生年は分かりませんが、その作りなどから推測すると1830年前後だと思います。

私のライブなどを聴いてくれた若手ギタリストのなかにも、影響をうけてこの世界に「手を染めつつある」人が増えています。

という感じで、現在19世紀ギターは人気となってきましたので、オリジナルを入手することは現在は難しくなってきました。
なので、レプリカを使用する人も多いのですが、やはりいかに精巧につくられたレプリカでも「何かが違う」と感じます。それがなんなのか分かりませんが、とにかく「音を引き出す」感覚が違うというか…。

オリジナルはやはり面倒な部分も多いです。やはり不調になることも多いです。でもレプリカにはない「不思議な音色」がする瞬間があります。これがあるともう病みつきです。

同様のことを古楽奏者である竹内太郎さんも仰っていました。「眠っていた音がぽんと出てくる瞬間がオールド楽器の醍醐味」であるということでした。

藤井眞吾さんもブッフェルというオーストリアの19世紀ギターを持っていますが、この点で共通した考えを持っています。藤井先生のブッフェルを弾かせてもらったときは「爽やかな風のような音」がしました。まさにオーストリア!(勝手なイメージですが…)というサウンド。

私のはちょっとフランス風の「もったり」だけど「すかん」という感じももっている楽器です。

ということで、そのあたりを感じたい人は是非ライブへどうぞ!

みなさんが普段練習しているソルやカルッリなども「ちょっと違う感じ」に聴こえてくるはずです。

場所は押上の天真庵。御予約はお早めに!


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