1. 装飾音。音を聞いていない人が多い。非和声音と解決の概念を理解しなくてはただの指先の動きにしかならない。最後の音も大切に。次の音にしっかりと「つないで」いくように。
  2. ラモー。西洋音楽を勉強している人であれば、どのような業績をあげた人か・・・知っておいて損はない。そこから楽曲をどのように攻めていくかを考えるヒントを得ることもできる。
  3. 自分が演奏している曲の作曲家については最低限、どの時代の人か・・・どのようなスタイルの人か・・・どの国の人か・・・くらいは調べておいてほしい。
  4. 情報や知識というのは大事だ。先生が限られた時間の中で教えられる情報は限られている。そして、先生がいったことを「自分の知識を結びつける快感」をもてる生徒が伸びる。
  5. 先生に自分が抱いた疑問ばかりをぶつけてはいけない。上記で書いたように自分で調べたこと、疑問に思っていること・・・を「各自の中で結びつける」ことが学ぶことの楽しみなのだ。それを誤解して「なんでも質問してよい」と思うことは、先生が見た客観的な判断とその導きを否定することになる。「学ぶ」ということを学ぶべし。
  6. カルカッシ25の1番。スケール練習ではあるが、左手による開放弦の消音という課題も含まれている。しかし、最初は右手のタッチに集中して行うのがよい。明確な音で、輪郭のはっきりとしたタッチで行うべし。
  7. アルペジオ練習。1週間に一度でもいいので、基本的なアルペジオの型をメトロノームでスピードを測定して記録しておく。「あ!これ以上目盛りあげると、コントロールできないな!」というタイミングは毎日練習していればわかってくる。それがわかってから、数値を記録していく。2年くらいつければ、着実にテクニックが安定していくのがわかるはず。それが「基礎練習の大切さ」を実感する根拠となる。
  8. aの指は小指から先に動かすこと。これが原則。
  9. フラット系のキーの曲はできるだけ多めにやっておこう。
  10. 何度でも同じことを繰り返す。それが定着するまで。だまされたと思ってやること。定着したときに、その大切さがわかるはず。
  11. アストゥリアスの中間部。雰囲気で弾く人が多い。しっかりとカウントし、リズムのプロポーションを感じること。実に動的に感じるはず。
  12. 入り江のざわめき。右手のスタッカートを明確に。プランティングの技術がしっかりと身についていれば問題なくリズムはでてくる。
  13. 入り江のざわめき。メロディーがはいったところ。伴奏部分とメロディーをばらして弾いてみる。メロディーの伸びをしっかりと感じること。伴奏はメリハリをもって・・・。両者合わせる前にこの感覚をもっておくとよい。
  14. かならず、終わっていない課題のページを開くこと。まだOKが出ていないにもかかわらず、そのページをレッスン開始時に開かない人は多い。
  15. 消音法。坂場圭介さん式の言い方。「あとどめ」。便利。応用すれば「先止め」もある。スタッカートなどにも応用できる。消音の基本は「同時止め」であるけれど、レガートにつなぐことを考えると基本は「後止め」ということになる。
  16. プラッテン「ひな菊」。pによるアポヤンドによる消音、pの背中による消音のためには最適の練習曲。比較的早いテンポの曲であるので、バスの進行を示す(和声を示す)音の切り替えは迅速且つ正確に行われるべき。上記、「後止め」も登場するので、探すべし。
  17. コスト、「舟歌」。この曲も低音の消音に注意する。休符の位置を意識。直接消音でも間接でもよい。次の音を弾くための準備も考慮すること。6弦を消す場合でも直接でなく間接、つまりpの背中で消しておけば、次音が5弦の場合は「セット」(準備)されることになり効率が良い。
  18. ブローウェル。シンプルエチュード。13番。movidoのニュアンスを考えるべし。スラーによる「波のようなうねり」でもよい。比較して14番のallegroのニュアンスは?・・・よりメロディアスでフレーズの対比の面白さを前面に出してもよい。そして、そのことが表現できるテンポ設定を考えることである。
  19. ブローウェル上記14番。4分の3、4分の2、4分の3で構成されるフレーズ。このリズムが突っかかって聞こえるかもしれないが、それをしっかりとインテンポに収めるべし。収めたあとに感じる違和感・・・2拍子から3拍子へと乗り越えていく部分に「意識的なアクセント」を含ませていくようにする。これがグルーヴとなる。
  20. アルペジオを練習する際に、p-iとp−aの「枠」を意識するとタッチが安定する場合が多い。


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