1. 新ギター教本の最初のほうにでてくる「まとめ」のなかのソルのエチュード。この曲とクリーガーのもので右手運指の原則を学ぶことはとても有益だと思う。
  2. コンポステラ。やっぱり楽曲のフレージングまで気がまわりにくい曲であるのは確か。とにかくメロディーの起伏を徹底的に頭にたたきこまないと難しいのよねえ。
  3. プジョール、スペイン風3つの小品。第1曲。やはり中間部は「マノロ〜」版をつかわねば意味がないような気がする。
  4. スペインものの三連符の扱いに不注意にならないように。基本原則とそのヴァリエーションを学び、ラローチャやホセ・ルイス・ゴンサレスなどの演奏で、その「濃度」のバランスを勉強する。それがてっとりはやい。
  5. プジョール、スペイン風小品第2曲。追加的に付加されているメロディーがあるが、まずは骨組みから聞き取るトレーニングをすべし。
  6. なぜか子供の生徒にはイダ・プレスティタッチになる子がけっこういる。もしかして、それがナチュラルな指の動きなのかな?
  7. 小学生低学年くらいの子だと、「あ!指しっかりしてきたな!」っていう瞬間がある。そのとき、すごく嬉しい。
  8. セゴビア編ソル20の8番。中間部分のセーハの架け替えに気をとられると内声に注意がいかなくなる。ドシラソと下降する音形を丁寧にレガートに演奏したい。
  9. ディアンス編フェリシダージ、最小音価の16分を感じること。これが、けっこう大切。
  10. サンス、カナリオス。8分の6でかかれている(レヒーノ編)。これをまずは8分のクリックで弾けるようにする。それから123456と数えながら、2拍子のところでは1と4にアクセント、3拍子のところでは1と3と5にアクセントを「声でつける」。これが結構ノリを感じる意味では重要。8分音符12個で換算すれば、フラメンコのリズムとも通ずる。この点についても考えると面白いかも。
  11. サンスのカナリオスを聴いて、ウェストサイドストーリーの「アメリカ」を思い出せるのは、なかなか感性がよい。しかも、ヒスパニック社会の話という点にも着目するとは・・・真の知性とはこのことをいう。
  12. JLGテクニックノート。複数の弦を各指で同時に弾く練習のあとのアルペジオ練習は、「振りぬく」ことに注意して行う。この教本はそういう意味でよく設計されているテキストとなっている。
  13. シンプルエチュード20番まで終了した生徒さん。おめでとう!・・・あとは自分の好きな曲を組み合わせてコンサートや発表会用のプログラムへとしていくのがよい。
  14. シンプルエチュードはすべて終了すると、ブローウェルの作曲技法の変化が楽しめる。このことがブローウェル作品にとりくむうえで「基本アプローチ」となっていく。
  15. ソル、アンダンテラルゴ。リズムのアクセントという意味でよくできた曲である。パセティックアクセントに力点を置かなければ、比較的ストレートアヘッドな音楽になるところが面白い。スラーや非和声音に感情的な動きを託せば、みごとなくらいロマンティックな音楽に変貌する。そのあたりのアプローチによる変化が如実に理解できる曲だ。
  16. 練習は「1回たりとも間違えないこと!」と最終目標とする。そして練習方法を間違わないこと!10回弾いて5回ミスしたとしたら、成功確立は50パーセント。ミスを理由を考える繰り返し練習しているとしたら、成功確立はゼロに等しくなってします。質より量!とばかりに、無駄な時間を費やすべきではない。
  17. カタルーニャ民謡などは、音楽を勉強する人にとっては「美しい旋律のルール」を学ぶのに最適である。やはり、年月を経て残っている旋律には「自然な美しさ」があり、実はそのうらにきちっとしたルールがあるはず。
  18. 下降していく流れは、2つの音によってつくられる。同様に上行もである。そして、2つの音でベクトルを作った場合、やはり同じベクトルに向けて3つ目の音も進行することが多いし、それが自然な流れであることに留意すべし。

 


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