すっかり遅くなってしまった今月の「月イチ講座」の予告です。
14日午前9時30分から行う予定です。講座の内容を「音楽理論」に関わるものにします。

いわば先月行われた池田慎司さんによる「フレットボードの音を覚える!」講座と、ギター連盟主催で行われたギター和声(坂場圭介さんが担当した講座)をミックスして、また別の観点から理論と指盤上の知識を深めようという講座にしたいと思います。

そして、そこに若干、ホセ・ルイス・ゴンサレス氏のテクニックノートとの関連も述べていきたいと思っています。

もちろん、上記二つの講座に出席しなかった方でもわかるようにゼロからレッスンしていきます。


おそらくこの講座に出ていただくと、非常に理論面、ギター史(一般音楽史)との関連が見えてくることでしょう。

完全音程である1度、4度、5度が支配していた世界から、バロックから古典にかけて長短3度の響きを重んじることになりました。この点をはっきりと意識していたのがわれらがフェルナンド・ソルです。

フェルナンド・ソルこそ、3度=クラシック音楽の基本と考え、それをギターの機能と密接に結びつけることに成功した人物といえるのです。

ソルのギター教本をしっかりと読み解いていけば、その考え方が非常に画期的であり、且つ「シンプル」であったことに気づきます。ソルはけっして「フレットの音すべてを覚えろ!」とはいわないタイプの教育者であり、音楽家であったのです。それよりも、「まずは音楽理論を知るべき!」=「音楽の基本を知りましょう!」という人であったのです。

そして、彼の考える音楽の基礎というものは、やはり「古典音楽のマナー」というものに準じています。そこに現れるのがソルの「3度理論」です。(ちなみにこの「3度理論」は私の造語ですので、ご注意を!)

そして、このことがはっきりと意識してもらえると、ソルの生きた時代、つまり古典時代の音楽の特徴が見えやすくなります。同時にそれ以前の音楽の特徴もはっきりとわかるようになります。このことが「音楽史を生きた知識」にするということになるのです。

私は先日行われたギター連盟ユベントスのワークショップで「ギター史」を担当しました。実は、一気に中世からルネッサンス、バロック、古典、そしてロマン派、タレガ時代までを概観してしまいました。

たった1時間と10分でしたが、まずは重要な年代を覚えてもらうことが目的でした。

そして、なによりも大きくつかむことにより、まずは「そういう時代があるんだなあ・・・」という基礎知識を持ってもらうことを旨としたわけです。

そうしなければ、ソル=古典時代、、、という図式すら描けなくなりますから。

そして、私にとって、古典の音楽マナーを徹底的に意識してギターと格闘し指盤上の機能とその音楽書法を合致させたのはフェルナンド・ソルなのだなあという認識でいます。


ということで、次回の月イチ講座、みなさま是非お越しください。もし、池田慎司さんと先日のギター連盟ユベントスワークショップに出席した方であるならば、より深くフレットボードの知識を深めることが可能です!


詳しくは下記リンクをご覧ください。

http://guitar.sakura.ne.jp/school/contents/tsukiichi.html