1月23日は当教室主催の月イチ講座でした。ちょっと遅くなりましたが、レポートを。。。

(月に1回行っているクラシックギターの公開講座です)
(随時参加者募集中です!)

http://guitar.sakura.ne.jp/school/contents/tsukiichi.html

さて、今回のテーマは右手について。

具体的にはPのタッチについて重点的にトレーニングをしてみました。

クラシックギターを弾くときにやはり重要なのは、右手の消音技術です。特に右手親指P指による直接消音、間接消音は必須の技術であることはいうまでもありません。

そして、それが「どのような状況下」であっても実現できなくてはいけません。Pのアポヤンドで消音すると右手のフォームが崩れて和音が弾きにくくなる・・・とか、Pの背中で消音するとimaのアングルが崩れてちゃんと弾けない・・・というのでは困ります。

逆にいうと、実はPの消音がスムーズにできることを前提に右手のフォームを形成していかないと、無駄に終わります。だから、初心者用教本の冒頭にある「右手のフォーム」とかそういうものは「おおまかな目安」として捉えておくほうがベターです。

最終的に正しいフォームは、クラシックギター演奏に必要となるさまざまな知識や技術が得られたときに体得できるものなのです。

上記「クラシックギター演奏に必要となるさまざまな知識や技術」のなかで私がもっとも重要なもののひとつにやはりPの消音技術があります。

下記が当日のレジュメ&トレーニング譜例。

月イチ教材








もちろん、ちゃんとした音色がでなくてはいけません。なので、ギターの弾弦理論を基礎から説明してから実践的なトレーニングを当日は行いました。

pの消音アクションがimaと完全に独立で可能となり、そして、音も明瞭にしっかりとできるようになれば、基本的なフォームはだいたいできたことになります。あとは少しずつ音色のバリエーションを増やしていけばいいのです。

上記のことがあまり理解できないなあ・・・という方のために参考書をあげておきます。

ギター・だ~いすき3 新 ギター・メソッド
著者:村治 昇
現代ギター社(1998-12-10)
販売元:Amazon.co.jp
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この本の78ページから79ページにおいて「アパガード(消音)」をテーマとした基礎練習が掲載されています。しっかりと分類されています。この本は「中学生・高校生以上のための」となっていますが、実はこの消音技術については、できるだけ早い時期に習得させたほうがよいのです。

それはアマチュアの方でも一緒です。

消音の技術を知らないで数年ギターを勉強し、まったく「音楽的に使い物にならないフォーム」を身に着けてしまう方も多いのです。気をつけましょう!



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