9月11日から17日にかけて九州にいました。ふたつの目的がありました。

ひとつめは池田慎司氏とのデュオCD「CIRCULATION」の発売記念コンサート(北九州と大牟田の二カ所)。もうひとつは「阿蘇ギターアカデミー」での講師として呼ばれたからです。

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コンサートでは北九州公演では松下隆二さんが賛助出演してくれました。大牟田公演では壇遼さんが賛助出演。それぞれトリオで参加していただき、コンサートに彩りを与えてくれました。デュオだけで演奏するのも良いのですが、やはりストイックな世界に偏りがちです。特に私の池田君はながーいことデュオを続けているので、よい意味で相手の自由を許せてしまえます。そこが楽しみでもあるのですが、一方でふたりだけの世界にこもってしまう傾向があるのです。そこで、トリオが加わると、少し世界観に広がりが出ます。良い意味で全員リラックスして演奏することができますし、聴いている方たちも音響的な広がりも加わりますので、フレッシュな気持ちで演奏会を楽しむことができます。
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さて、講習会ですが、知識や経験というものについて「気づき」を得られる場であるのだなあ、といつも思います。それは受講生だけではありません。講師にとってもそういう場なのです。受講生の方は普段と違う先生のレッスンを受けることによって、そして講師の側は普段と違う生徒さんに教えることによって、「気づき」を得られることができます。

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「気づき」と言うのは、もちろん普段の生活の場でも得ることができます。ただし、ギター仲間と寝泊まりをするという場ではその「気づき」への食らいつき方が違うと思うのです。頭の中で「へえ!」と思うよりも、体感として納得し、それを講習期間中感じていられる…そういう経験というのは講習会というある程度の期間がある中でしか学べない種類の体験です。


阿蘇は近くはありません。池田氏が拠点としている北九州からも結構あります。違う県ですからね。でも、受講生の方にとって行く意味はあります。いったら何かを摑み取ろうと思えます。それほどの意気込みで行かなくても、同じギター仲間とギターと音楽の話しだけをしている数日間というのは貴重であり、知らぬ間に音楽の面白さやギターの凄さが体感できるはずです。

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今回の阿蘇ギターアカデミーでは講師それぞれが、レクチャーやアンサンブル指導を受け持ちました。

松下氏は「指盤に慣れましょう!」講座。

池田氏はアンサンブル講座。

私は「押弦と離弦」講座。


私は全て聞きましたが、結構「ネタ」を頂きました。もちろん知識としては普段生徒たちに教えていることと同じです。でも、その説明の仕方、導きかた、キーワードの使い方…これがとても教えるスキルを鍛えることになります。


特に印象に残っているのは松下さんの「掃除」という言葉。

私も松下さんもギターの基礎的な技術や知識を講義しましたが、こういう基礎的な感覚や知識はどうしても荒れてくるものです。雑になっていくのですね。そのために弾けるべき部分でもミスが増えて行ったり、普段の読譜力に支障がでてきたり…なので、たまに整理して見直しておくのが大切なのです。


基礎的な事項について整理しておく作業を、松下さんは「掃除」という言葉でうまく表現していました。たまーに部屋を掃除しておかないと、ごちゃごちゃになっていきます。毎日しなくても(もちろん毎日掃除したらよりすっきりしますが)、たまに掃除しておかないと雑然としていきます。それはギターの基礎事項についても一緒であるということです。


池田君のアンサンブル指導についても、受講生たちにフレーズの似ている部分と「似ていない部分」を探させて、その印象の違いを言葉で表現させるという手法を用いたり、音を出すタイミングをつめる場合と詰めない場合とでその違いを体験させてから演奏にうつるなど…さすがだなあ!という導きかたでした。(ただし、アンサンブルがうまくはまったときに、あまりに音楽が美しくて居眠りしてしまいました…ごめんなさい!)


私の講義はギターの左手だけの弦を押さえる&離すというアクションのみを扱いました。ゲーム感覚で組になって実践してもらいました。


キーワードはしっかりと受講生の中に残ったようです。キーワードは「ヤフオク」と「バーン!(=爆発音)」です。初日に講義を行いましたが、それ以降の個人レッスンの生徒さんから、「だいぶ感覚が変わりました!」という声を頂きました。そのくらいシンプルですが、効果のある考え方です。たぶん皆さん普段のレッスンから各先生から同じ事は言われていると思いますが、集中して90分間の講義で基礎部分のみをピックアップしてトレーニングしておくと、整理できます。あとはどのくらい定期的に「掃除」できるかだけです!

いろいろと考えて、そして楽しい一週間でした!

最後に阿蘇ギターアカデミーに参加したメンバー&受講生で記念撮影!

いい笑顔!…また会いたいメンバーです。

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