明日の日曜ワークショップにて「練習の仕方」を講義いたします。

そのために、たくさんの関連書籍を再読いたしました。
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こんな感じで10数冊を再読+要点を整理。
ワークショップにでる方も、でられない方も是非今後の練習をより洗練させていくうえで、参考になる本がたくさんあります。中でも、これは!…というものを紹介いたします。


 →なんど読んでも、役に立つネタがたくさん盛り込まれています。熟達者とは何か?何ができるようになるのか?…という部分の説明がしっかりとなされています。この部分が冗長に感じるきらいもありますが、情報量+ヒント量においてとてもお買い得な一冊です。


→ 見開き2ページで各項目ごとにシンプルにまとまっています。練習法や上達についての「まとめ」に。辞書的に使うとよいと思います。もちろん通読しても、役に立つように項目立てされています。


→実際にスポーツの現場で応用実践された「練習理論」について書かれた本です。各ルールごとに豊富な実例が書かれています(これが本の分量を多くしてしまっている理由なのですが)。エッセンスを抽出することに若干手間取るかもしれません。練習についてのフィードバックをどのように扱っていくか…という点についての説明が特に素晴らしいです。

学問の技法 (ちくま新書)
橋本 努
筑摩書房
2013-01-09

→「学問」全般についての本ですが、「学ぶ」ということ全般について知ることは、楽器の練習についてもあてはまることがたくさんあります。つまり学びの技術について全分野にあてはまることが書いて有る本です。


→最近はテレビでのコメンテーターなどの活躍で有名になっていますが、もともとは教育学&身体技法関連の研究者で、優れた著作を残しています。高岡英夫氏との関わりがあった時期の文章などはやはりハードで難解ですが、この本では「身体技法」について実にわかりやすく書いています。とくに「型(かた)」についての記述には未だに多くのヒントが隠されています。

学ぶ方を学ぶ…これはクラシックギターだけの練習法に限らず全分野について共通する「大切なこと」です。みなさんも是非上記の本のいずれか読んでみてください。

明日はクラシックギター及び音楽についての「学び方」をレクチャーいたします。

当日会場にてお待ちしております!


ひとりでも上手くなる練習法〜練習の仕方を練習しよう!