表現力をつけるためのヒントをずっと連載してきました。

音楽表現を考えるためのヒント1
音楽表現を考えるためのヒント2
音楽表現を考えるためのヒント3
音楽表現を考えるためのヒント4
音楽表現を考えるためのヒント5

ヒント1:音楽は何をどう表現しているのか?
ヒント2:旋律について
ヒント3:和声について
ヒント4:リズム(拍節)について
ヒント5:時代様式について 


以上のように「ヒント」という形で、連載しました。

音楽表現を自分で考える方法…教える側としても、演奏者としてもずっと「勉強のネタ」だと思ってやってきました。

教える立場として、「生徒さんが自分の力で表現をつけられるようになること」を目指して指導してきました。そのうえでわかったことは、ひとつひとつの要素を実際の楽曲のなかで少しずつ教えていくしかないということ。

「ここはもう少し三拍子っぽくね!」「ここの和音の変化に気をつけてね!」「この旋律のリズムを分析してみようか?」…いろいろな言葉を使って、生徒さんの興味を向けていきます。そして、ヒントを与えて、曲の中で実践してもらう。

次に新しい曲に取り組んだ時も、前の曲で応用してみた「理論」を使うことができるか?…それが生徒さんの成長を決めます。自分なりに学んだものを応用して、「あ!いい感じだ!」と思えれば、その理論は普遍化されていきます。あとはいろいろな曲の中で応用して、効果を確かめてみたらよいだけです。

ちょっと違うなあ?しっくりこないなあ?と思ったら、その理由を探す。わからなかったら保留。他の分野のことを勉強していると、理由が見つかることがありますので、時が経つのを待つ。

レッスンを受けている方なら、先生の言っていることからいろいろなヒントを得ることができます。そして、いろいろな本を読むこと、マスタークラスを受けること、誰かとアンサンブルしてみること…知識を得ることと経験することから、「わからなかったことがわかるようになる瞬間」が訪れます。その「瞬間」を待ちましょう!

(こちらのブログ記事も参考に!→エウレカ!...千本ノックの意味

待っているだけでは、「わかった!」という瞬間は訪れません。上述したように、いろいろな経験を積むことです。良い演奏会にたくさんいくこと、良い録音をたくさん聴くこと…そして、たくさんの知識や経験の疑似体験を本からも得ることができます。

そういうヒント集となっています。なので、紹介した本を少しずつ読んでいただければ、「西洋音楽のルール」がおぼろげながら掴めてくるはずです。

また、気づいたことがあれば、上記のヒント集に追記していけたらなあと思っています。まずはみなさん、上記のヒント集お読みください!

私のもとに通っている生徒さんで、わからないことがあれば、レッスンでも聞いてくださいね〜!

またこの「ヒント」で述べたテーマについては、私が2009年から毎月行っている「日曜ワークショップ」でも扱ってきたものです。音楽表現全般に興味のある方、ギター奏法に関する基礎講座なども行っております。ぜひ、ご参加下さい。

メールにての質問には全てお答えできませんが、時間のある時に返信いたします。なにかご質問などある方は下記メールへ。当ブログをお読みいただいた感想などもお待ちしております。
tomikawaguitar@gmail.com


 音楽表現に関しては、次回の日曜ワークショップでも扱います。 

表現力についてヒントを得たい方…ぜひ日曜ワークショップ「表現力アップの秘訣!」に参加ください! 
詳細はこちら!