2015713日〜723日にかけて行われた「ChamberArt@Madrid」のギター部門ですが、そのまとめを書いております。

「まとめ」です。

まとめ,任蓮⊆禺堝麑召残り四名の「プロ」との差に気づくのか?…そして彼らがどのように「差」を埋めていくのか?…。(こちらのブログ記事
まとめ△任蓮彼らが「差に気づきながらも、自分の今までの技術に固執していることの無意味さ」(こう書くと、なんかすごいドラマティック 苦笑)について書きました。(こちらのブログ記事

15、18、19、21日と4回の本番を終えました。だいぶプロ奏者グループに追いついてきましたが、この時点で、まだまだ若手二名の「技術不足」を感じました。

ということで、22日〜23日にかけてのリハーサルでは、いくつか具体的な技術上のアドバイスを与えました。根本的なクラシックギターの音質と音量の関係についてのアドバイスと、拍の捉え方です。拍の捉え方については全リハーサルにおいて、かなりの指示を全員に与えました。

とても基本的なことですが、教えにくい部類のことではあります。本来は数多くの本番で鍛えられながら、「悔しい思いをしながら」「自分で身につけていくもの」です。ですが、とりあえずヒントだけあげました。もちろんかなり具体的な技術上のアドバイスを与えたわけなのですが、本来は「自分で探していくもの」です。もちろん彼らもまだまだ若いので、いずれそれに近い体験を自分自身でしていくでしょう。今回は、少しショートカット(苦笑)。

講師兼アンサンブルリーダーとして、ちょっとしたアドバイスをしておきました。

結果として、とても効果がありました!やっとアンサンブルのバランスが「適正」に近い方向になりました。最終日23日の修了演奏会では、各声部がやっとしっかりと聴こえてくるようになっています。若者たち、がんばった!

…完璧とはいえませんが、「プロと同じ土俵にのっかる準備はできた」感じには聴こえます。

それまでの自分の楽器のポテンシャルにリミットをかけることなく、最大限に楽器のパワーを出し切ろうという意欲がでてきました。いままでの感覚に囚われず、「殻を破る」ということができたようです。

さて、延々と「若者ふたり」について書いてきましたが、同様のことを普段のレッスンなどでも感じます。これは若者だけの問題ではありません。年齢問わずです。

「いままでこんな感じで弾けていたからオッケー」とか「仲間内ではギター上手だって言われてきたから…」とか「誰々さんはこういう感じだから…」とか、せまーい自分の知識と経験のなかでしか、考えない人がとても多い。

自分はついていけていない…悔しい!!!と思って、いままでの技術を変化させることができない人が多いのです。

とても残念。でも、今回のChamberArtに参加した方は「プロとアマの差」をはっきりと感じたはずです。そういう意味でとても有意義でしたし、プロにとってもとても勉強になるフェスティバルだったと思います。私自身もこういう場がなければ、これほどまで考えなかった問題点だったかもしれません。

(まとめい愨海)