ガットギターという言葉があります。エレキギターの奏者のかたも「ガットギターとの持ち替えがね…」とか使いますね。
 

この「ガット」という言葉の本当の意味は「羊腸」のことです。もちろん、羊じゃない場合もあります。牛の場合もあります。つまり、みなさんの身近なものでいえば、ソーセージの皮です。昔は楽器の弦は動物の腸を丁寧にねじってより合わせて、そして磨きをかけたりして作っていたのです。 


いまも「ガットギター」という言葉にその名残があります。実際いまみなさんがガットギターといっているものは「ナイロン弦を張っているクラシックギター」のことを指します。つまりナイロン弦ギターなのです。


おそらく、スチール弦を張っている楽器との違いから、おそらくガットギターというふうにいうようになったのだと思います。


さて、前置きが長くなりましたが、今月の27日と28日にこのガット弦を使ったギターでのコンサートを行います。ガット弦についてはムジカアンティカ湘南に協賛をいただけることになりました。実は去年からどんなガット弦が合うのかなあとムジカアンティカ湘南のスタッフの方といろいろと試しています。
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ゲージ(直径)や材質(羊が牛か)などのセレクトも慎重に行いました。
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ガット弦というのは本当に独特の響きがします。…独特というのはちょっと変ですね。なぜなら、人類にとってガット弦のほうが付き合いの長い響きだったはずですから。ナイロン弦とくらべると、ふくよかで且つキレがあります。音量はありませんが、綺麗な基音と倍音のバランスが感じられるはずです。
 

…と口でいってもしょうがないですね…是非、コンサートを聴きにきてくださいね!

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tomikawaguitar@gmail.com