現代ギターの2016年3月号から「レパートリー充実講座」を4回連続で担当します。編集部から「是非富川先生らしいレパートリーを!」という嬉しいような悩ましいような依頼を受けました。

自由というのは自分を晒すようで恥ずかしいものですね。とはいっても、嬉しいことも事実です。自分が扱ってみたかったテーマを扱える自由をあたえてくれるというのはとても嬉しいものです。

ということで、テーマは「1950年代から60年代のスペイン作曲家隠れ名曲」にしました。

一回目はバカリッセの「バラード」にしました。バカリッセのこの曲はかつてイエペスが録音していました。とはいっても、LPに収録されたことがなかったためなのか、権利関係の問題なのか…ながらくCD化されていません。秘蔵音源として私も昔カセットにダビングしてもらったことがあるくらい。時を経て、面白いもので、iTunesで最近は入手できます。良い時代になりました。
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ということで、この隠れ名曲を扱うことにしました。とにかく、「美しい曲」です。メロディーの美しさは絶品。そのなかにバカリッセらしい和声の処理と対位法的処理が混在している名曲なのです。

こういう講座を書くことはなかなか難しいのです。技術面ばかりに触れても面白くないですし、「私ならこうします!」と押し付けるのも意味がない。曲に触れてもらって、どうやってアプローチしていったらいいのか…そういうヒントを与えたいのです。あとは弾いた人がどのように自分なりに処理をしていくか…そういう記事にしたいと考えます。レッスンでもそうですが、表現や技術を考えるためのヒントをまずは与えたいと考えています。

今回はそういう意味で「メロディーの歌わせ方のコツ」を曲の解説を通じて読者の方に与えようと思いました。是非本文を読んでみてください。たくさんのヒントを与えたと思います。

次回の原稿も昨日提出しました。
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曲は上の写真みるとわかるかもしれませんが…連載したときのお楽しみで!
テーマとしては「曲全体の構成を考える」です。せっかくですので、全4回の連載を通じて、音楽表現や技術を考えるためのヒントを与えることができればなあと考えています。

ちなみに表紙は益田展行くんです。昨年の僕の京都での演奏会にも来てくれた今後のギター界の期待のホープのひとりです!彼のインタビューも是非読んでくださいね。
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