1:和声のドミナントートニックだけの世界だけで緊張緩和の小さな枠組みを作る。そこに旋律の流れによる緊張緩和の世界もある。木もあるし森もある。

2:コンクールに通るための方法はある。だが、それは決して音楽表現をおろそかにしたものであってはならない。王道の音楽表現を貫き通しながら、「欠点をできるだけ少なくする」という方向を取らねばならない。

3: トレモロの右手運指パターン6種。aで弦を狙いにいく、mで弦を狙いにいく、iで弦を狙いにいく…というための練習。例えば、p-amiという運指の場合はaで弦を狙いにいったあとは惰性でタッチしている場合が多い。様々な運指パターンで練習することにより、各指が弦を狙っていくタッチを獲得できる。

4:音量の強弱になやんだら、楽譜にクレッシェンド&デクレッシェンドを記入。クレッシェンドの先にはそれ以上の音量増大はないし、 クレッシェンド開始前は音量を落としておかないといけない。

5:テヌートは持つこと。リテヌートは下から支えて持ち上げること。

6:速く軽やかな指の動きをマスターするためには、机の上などをタタタッと叩く練習が有効。アクセルを踏むように徐々にテンポ上げていくだけの練習では最終的なスピードアップは達成できない。

7:アルペジオはプランティングとノン・プランティングの練習を比較しながら行うこと。