2016年12月11日に第一回スペイン音楽国際コンクールが高輪区民センターにて行われました。

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部門は三つ。ギター、声楽、ピアノです。
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すでに録音にて予選は終了し、当日は本選のみです。ギター部門8名、声楽部門10名、ピアノ部門が5名の審査を行いました。

ギター部門のメイン審査員は富川勝智、東隆幸、坪川真理子の三名。他の部門がそれぞれの専門家が担当し、全体を通じての特別賞は全審査員で決めるという形式です。

結果として全部門を通じての特別賞(スペインへの往復航空券)はギター部門の浅田侑子さんに決定しました!今回のスーパーバイザーであったスペイン音楽評論の重鎮である濱田滋郎先生のアドバイスで「ピアノよりも歌よりもギターがもっともレベルが高かった」ということ&全審査員の一致した意見によりギター部門の最優秀賞であった浅田さんが特別賞を受賞しました!

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(左より、浅田さんの師匠である川竹先生、浅田侑子さん、そして、私)

浅田さんは本選でコンポステラ組曲を演奏しましたが、緻密で練り上げられた演奏でした。奇異な表現に逃げることのない正統派の演奏で音楽の推進力を失わないという点が素晴らしかったです。

さて、第一回の「スペイン音楽国際コンクール」でしたが、立ち上げの段階からギター部門の内容決定などに僕はたずさわってきました。いろいろと改善面はあると思いますが、おおむね良い内容であったと思いますし、濱田先生曰く「高いレベルの参加者」が集まったと思います。

審査していて面白いのは、一度にピアノや歌の「スペイン物」が聴けるということ!そして、各分野の専門家の意見が審査室で聞けること。これが非常に勉強になりました。スペイン音楽の各分野の専門家の方がどういう観点でスペイン音楽の良し悪しを判断しているのか?…それがわかるコンクールなのです。

これはもちろん聴きにきたお客さんにも言えることだと思います。ピアノや歌のコンクールはたくさんありますが、スペイン音楽に特化したものは初めてです。コンクース参加者の演奏を聴きながら「あ、この音楽いいな!」というのと結果がどのように繋がってくるか?…これが凄い勉強になるはずです。

来年度も開催予定ですので、ぜひたくさんの方に参加していただきたいと思っております。


さてさて・・・最後にギター部門審査員+濱田滋郎先生で記念撮影!
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濱田先生とはたくさんコンクールの現場などで一緒しておりますが、実はなかなか一緒の写真がないのです。なので、レアです。



 


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