今日はワークショップ二本立て!
午前中は当教室主催の日曜ワークショップ。1月から毎月表現法講座を行っております。
前回まででリズムと拍節を扱いました。今回は「旋律」。

フレーズの作り方、音階練習などにとりこく「音程感トレーニング」、音のグルーピングの原則…あれこれ。まずは理論面をじっくりと教えていきました。

4曲ほど譜面を用意したので、実際に各自解釈をしてもらいました。そして、ギターの機能性から生じる「盲点」も説明しました。
簡単にいえば、ギターの盲点は「開放弦」です。開放弦に表情がつかない人が多いです。実は感情をこめたり表情を付ける場合には左手も押弦していたほうがつけやすいのです。ニュアンスとか「いま、この音に付き合っている」という感覚が自然にでるからです。開放弦はなかなかそうないきません。そのような「盲点」をいくつか指摘しました。

会場には音楽を専門とするプロの方(他分野)もいて、実はその方たちの意見を少しずつ取り入れながら、ワークショップを進めていきました。

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そして、多数の参加者…嬉しかったです。

4月の日曜ワークショップはいつもどおりの形では行いません。…というよりこちらのスペシャル企画を代わりに行います。スペインギターフェスタの特別企画「春の祭典」です!
岩崎慎一さんのマスタークラスと富川勝智、東隆幸、坪川真理子によるスペシャルワークショップ、そしてミニコンサート…4/1と4/2に行います。(以下のチラシ参照!)
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午後は、、、ギター連盟主催の「ギター史と和声のワークショップ」です。
今回のギター史のテーマは「ロマン派」。
ベルリオーズの言及や、古典期とロマン派期での聴衆の質の違い…美感の違い…楽器の違い…いといろと説明しました。

私のライフワークは「スペイン内戦期の音楽」なので、その方向の話題になると盛り上がります 苦笑。たくさんしゃべりました。

もちろんタレガについても私なりのギター史上の位置付けを明確にしました。タレガ=曲がよい…のはもちろんですが、ギターの発展のためになした功績としては実は「クラシックギターのコンセプト固め」があったといえます。つまり、簡単にいうと六弦でいいよ…と定めたこと。そして6弦だけで十分豊かな音楽を作り上げたという功績です。
そんなことをひたすた話し続けるギター史です。新規もやる予定ですが、とりあえず次回は5/14、戦後から現代までのギター史を取り扱う予定です。

5月14日(日)日本ギター連盟ユベントスワークショップ「ギター史と和声のワークショップ」→詳細はこちらで確認。



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今後の予定

4/8 富川ギター教室発表会:ゲスト肝付兼美(マンドリン)

4/9 ねこぢたライブ(道下和彦、石塚裕美、山田直子、富川勝智)@用賀キンのツボ

4/22 藤沢エリカ(歌)&富川勝智(いろいろなギター)での演奏会@原宿Hall60

5/5 富川勝智(Gt)&岸本麻子(p)@押上・天真庵

5/7 Acoustic Ladyland(石塚裕美vo.&富川勝智)ライブ@大泉学園in”F”

5/13 プライベート演奏

5/21 富川勝智ソロ(ゲストあり?)@大泉学園in “F”

5/27 尾野桂子+アコレデ@学芸大学チェロキーライブタバーン

6/11 リオリコギターアンサンブル定演

6/17 リオリコギターアンサンブルとしてギターアンサンブルフェスティバル出演

6/23 富川勝智ギターリサイタル@代々木上原MUSICASA

7/1 スペインギターフェスタ@銀座山野楽器 

7/10-20 ChamberArt @マドリッド

9/2 富川ギター教室発表会:ゲスト?

9/23 松本ギター工房コンサート?

10/21 富川勝智ギターソロ@仙台・戦災復興記念館