12月2日から3日にかけて東京の代々木八幡にある「Hakuju Hall」にて第60回東京国際ギターコンクールが開催されました。

結果としては…ひさしぶりに日本人が優勝いたしました。小暮浩史くんです!

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↑これは二次予選終わって、本選出場が確定したときに撮った写真です!

小暮くんとは彼が大学生の頃から学生ギターコンクールの審査などで演奏を聞いており、成長を楽しみにしていた若手ギタリストの卵でした。現在はヨーロッパで研鑽中ですが、彼が留学に行く前にも僕が個人的に行っていた「ギター史」や「作曲技法」の勉強会に参加してくれていました。

なので、彼のギターとか音楽への真摯な態度はずーっと見てきたので、個人的にもとても嬉しいのです。

ギター連盟の理事としても、第54回の藤元くん以来の「日本人優勝者」なので、嬉しい限りです。やはり東京でやっている国際コンクールとして日本人が優秀な成績をあげるのは素直に喜んでいいことだと思います。

僕は今回は二次予選の審査を担当いたしました。
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細かい審査経緯は書きませんが、タンスマンのパッサカリアがとても良い課題曲であったと感じました。奏者の個性や技術に対する考え方、全体の構築感やアーティキュレーションへの意識が丸裸にされる課題曲ではあったと思います。

全体としてもう少しディテール(和声の解決感とアーティキュレーションへの関連など)にこだわった演奏が聴きたかったかもしれません。二次予選に関してですが、ディテールと全体感がうまくバランスが取れていた方が本選へ出場したとは思っています。

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Hakuju Hallでの東京国際ギターコンクールもだいぶ定着してきたなあとも感じた今回でした。また来年も同じ会場で開催予定です。




 


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