2006年に出版された「クラシックギター 名曲てんこもりBOOK vol.2」の新装版が発売されます。その見本誌が届いたのでご紹介します。てんこもりBOOKのシリーズは以下の内容になっています。

1:楽譜
2:楽曲解説と奏法解説
3:模範演奏CD

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楽曲解説と奏法解説は複数の執筆者で書いております。僕もvol.1からvol.3までたくさん執筆させていただきました。

たとえば、今回はラウロの曲ではホローポについて解説しております。

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ヘンデルのサラバンドでは左手の和音の押さえの難所のコツを解説していたり…。

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…と、いろいろと文章でかいていたり、図をつかったり、楽譜をつかったりして解説を丁寧にしております。

実はこの解説はかつて現代ギター社からでていた「名曲演奏の手引き」というものに掲載されていた先輩ギタリストのものも一部転載されており、それもとても参考になるものなのです。この「名曲演奏の手引き」は僕は修行中に手垢がつくほど読み込みました。それが、今でも役にたっております。

その意味でも、この「てんこもり」ですが、若手ギタリストやプロ志望の方は必携といってもよいレファレンスとなるでしょう。

さてさて…かつて出ていたバージョンはこんな感じです。
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かつてのこのバージョンにも実は良い点があったのです。「楽譜が分冊になっている」ということです。実はこの分冊の楽譜は「コンパクトな小品集」ということでとても重宝しており、今でもちょっとしたコンサート仕事などにはアンコール曲集として持ち歩いたりしております。

この分冊という点がなくなったのは惜しいなあとは思いますが、その分値段が安くなっています。お買い求めやすいお値段…ということでそのあたりは妥協しましょう。

その後、実は「帰ってきたてんこもり」ということで、2009年に一巻と二巻の合本がでたこともありますが、解説がばっさりとカットされた「ただの曲集」だったので、かつての「てんこ盛り」ユーザーからは不評だったようです。

ということで、ふたたび解説つきで新装版がでるということになりました。トータルな面でおすすめの楽譜集です!とにかく名曲揃い。




vol.3とvol.1もすでの発売中です。





…なるほど、こう並べてみると、、、、信号機の色ですね!

いずれも独学の方にも習っている方にも「おすすめ」の曲集です。そして、ギターを教えている方にも「おすすめ」です。日本のトッププロギタリストが楽曲解釈をどのように考えているのか…それがわかります。

もし、ここに解説を書いているギタリストにレッスンを受けることを考えたら…なんとリーズナブル!…vol.1からvol.3まで全部買っても、一万円以下。是非、全部購入してくださいね。



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