日本ギター連盟とYAMAHAとの共同企画であるギターレクチャーコンサートが3/7に行われました。通年の企画で、今回で4回目。

今回のテーマは「日本」。選曲は僕ががっちりと組んでみました。日本の中でも「非ギタリスト」作曲家がたくさんの名曲をクラシックギター界に書いてくれております。

武満徹、原博、伊福部昭、林光、三善晃の作品が今回のコンサートでは演奏されましたが、やはりどれも「ギターの新しい可能性」を拓いた曲であると言えます。

それを取り上げることができたのは、個人的にはとても嬉しい経験となりました。

今回出演したのは、尾野桂子、安部数子、北田奈津子、吉住和倫、そして、僕でした。
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ナビゲーターは坂場圭介。いつも興味深い解説をしてくれています。

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僕が演奏したのは、以下。
三善晃:プロターズ
伊福部昭:ギターのためのトッカータ
原博:挽歌とフーガ

プロターズは久しぶりに弾きましたが、実に面白かったです。「間合い」の音楽です。音程はありますが、リズムや解釈には余地が残されています。デュオ曲の間合いや、わざとずらすところなど…適切に楽譜を読み取っていくと、完全な自由即興よりも「即興」っぽい感じになるところが、醍醐味。

伊福部昭のトッカータは、まさに「無窮動」。頭から最後までひたすらにアルペジオが基本。そこに伊福部氏の幼少期の原体験が反映されています。反復される機械音、列車の走る音…そして、そこに日本旋法がしっかりと絡んでいて、実に美しい。ただし無窮動なので、そこに奏者の精神力が問われるのかもしれません。実際に奏者として完奏してわかる「爽快感」や「静かな高揚感」があるのです。

原博の作品は、みごとなくらいに「前衛」を否定した作品。とはいえ、原博のオーソドックスなフーガ技法や対位法への深い知識がしっかりと感じられる「隠れ名曲」と感じました。

さてさて、アンコールは今回のために武満徹の「他人の顔」をギター五重奏にアレンジしました。弦楽合奏用のスコアを参照しながら、僕なりのアイデアを盛り込みました。

リハーサルのときの音源を記念にアップしておきました。是非お聞きください!


ギター5重奏版、なかなかいいでしょう?また、なにかの機会にやってみたいなあと考えています。



 


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