バックインタウンにて行われた「スペインの恋歌」ライブ、終わりました。
ルネッサンス期からバロックのアレンジや作曲作品を演奏しましたが、自分たちで選曲しておきながら、終わってみるとああスペイン音楽ってこういう感じだよなあ〜と実感いたしました。

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聖と俗。ビウエラの歌曲の内容には世俗曲から取られたものが多く、その歌詞の内容はシンプルでありながら、人間の性(さが)をしっかりと描き出したものが多い。バロックの曲はホセ・マリンのものを中心にやりましたが、これも同様ですね。ああ、人間なんて変わらんねえ・・・というのをただただ我々に突きつけてくる。

旋律やハーモニーやポリフォニーの扱いに関してもスペイン音楽独特のものがあります。

それを実現するためにはやはり撥弦楽器、ぴったりだなあと。抽象的ですが、そう思いました。

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今回使用した楽器はビウエラと19世紀ギター。
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ビウエラ歌曲はやはりビウエラでやったほうがいいかなあと。バロックとマチルデ・サルバドールやタラゴー編のスペイン歌曲集やセファルディーは19世紀ギター一本で行こうかなあと。歌の輪郭やリズム面やハーモニー面という意味では、一本でやるほうがベターかなあという目論見。うまくいったと思います。

各時代ごとの楽器で忠実に再現していく良さもありますが、たまにはこういう試みも良いかも。

さてさて、藤沢エリカさんとはイベロリベロというグループもやっておりますが、そのライブは6/7に「音や金時」にて行います!どうぞ、そちらもよろしく!