コロナ禍の影響でYouTubeを活用しまくっている。

4月〜5月まで。ひたすらに生徒への基礎練習動画をアップ。その数60本近く。それぞれ5分くらいずつの動画であるが、毎日ひたすらアップしました。

3月以降、当教室はオンラインへのレッスン移行。大まかにレッスン形態は二つであった。ビデオチャットでのリアルタイムの遠隔レッスンまたは動画に交換によるレッスン。

動画交換の手段としてYouTubeにひたすら生徒さんが見れる(限定公開)動画をアップした。その数はちゃんと数えてないけれども、200本近くになるのではないだろうか。生徒さんの演奏動画を見て、こちらが動画で返信するという形式。iPhoneでポンと撮ってそのままYouTubeにアップ。機材に凝ったりはしない。こういう時iPhoneって優秀だなあーと思う。

あとは洗足学園音楽大学の授業も動画アップをして学んでもらう感じである。これも、すでに40本近くアップしたと思う。

そして、今、YouTubeの「富川勝智チャンネル」の方にCD「組曲プラテーロとわたし」に関する説明動画を公開している。6/15に勢いでスタートした。

7/15の誕生日まで「毎日何かをやってみよう」という意図。そして、6/15から本当に毎日アップしています。

こちらは一本目。






今日(6/3)の時点で、19本目までアップしました。基本的にCDに収録されている24曲をそれぞれ紹介し、ポイントや技術上表現上気をつけた点を喋っているものなのですが、なかなか好評。
24曲だと24日分しかできないので、途中CDに関するおしゃべりだけの動画もアップしたりしている。

今日アップ分のものは「ギターらしさ」を語ってみた。




まあ、こうやってCDを解説してみると、非常に面白い。何が面白いかというと「そうか、そんなこと考えながら録音したよねー」と思い出すからだ。喋ったり文章書いたりすると、考えはまとまる。そして思い出すことも多い。

喋る時と文章を書いている時の思い出す要素も違うような気がする。基本的に撮り直しなしで、勢いで一発撮影しているので、その辺りはすんなりと出る。少しもたついたり、考えなしで喋っているけれども、根っこで思っていることは素直にポンと出る。

そこが喋るの面白さだなあーと。

考えてみると、動画でのレッスンで生徒さんに送る時も、基本アドリブで返信している。もちろん楽譜をみながら生徒さんの動画をみる。生徒さんの動きを観察する。それはやるとしても、動画撮影は一発どりでアドリブである。レッスンに関する内容はだいたい脳の中で思考システムができているので、技術や表現に関する言語化で戸惑うことはない。だが、生徒さんのレベルや段階によって「ここまでは説明しておこうかな?」という所は配慮する。

自分のCDの説明となると、その辺りはより自由になる。誰にも配慮する必要がない。自分が演奏家として直感的に考えていることや録音仕事に関して考えていることをすんなりと話せる。聞き手のレベルなんて関係ない。

だから、おそらく「企業秘密」的なこともぽろっと話しちゃってると思います。その意味では面白いかもしれませんよ!

ということで、YouTubeの「富川勝智チャンネル」をぜひチャンネル登録してくださいね。割と動画の作り方とかも慣れてきたので、これからも地道に活用していこうと思っております。