ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

ワンポイントアドバイス

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) http://tomikawaguitar.com
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※他に池袋、横浜青葉台でもレッスンしています。

富川勝智の演奏会チラシはこちらでご覧頂けます。

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レジェンドを作りながら人は進歩する!

レジェンド…伝説。

我々音楽家の世界では、華やかなレジェンドもありますが、ちょっとした失敗も「レジェンド」と呼びます。

例えば最近私がやった(プチ)レジェンド。先週の弾き初め会の時…私ももちろん生徒たちの前で弾いたのですが、6弦レにドロップする曲を堂々とミのまま弾き始めました…嗚呼…恥ずかしい。

思い出してみれば、私の音楽家人生、レジェンドだらけです。つまり恥をかいてきたなあ、と。緊張しすぎて足台を踏み外した...指がつる…まったく暗譜がうろ覚えのままその場で即興=捏造してしまった…多忙すぎて睡眠時間が足りなくて演奏途中寝てしまった(←実話です!)...etc.

それでも修行時代から、人前で弾くことや優れた先輩音楽家と弾くことで「得られた経験」はたーくさんありました。その経験が今の自分の糧になっていることは事実です。

なので、私はお弟子さんにも「100回の練習よりも1回の本番だよ〜」と言っています。よく発表会前になると「私はまだまだ初心者ですから、発表会はもう少しうまくなってから…」といって棄権したがる人がいますが、それは大きな間違い。人前で恥をかかずに上手くなった人はいません!断言できます。もちろん、それまで一生懸命練習はすべきですが、本番には本番の風が吹きます。追い風が吹くときもある。そして、逆風が吹くときもあります。そこが本番の面白いところなのです。

兼好法師様も同じようなことを徒然草で言っているととあるブログにて見つけました。
今年、新たなことにチャレンジするあなた!

 お読みいただけましたか?…同じことを言っていますよね!引用します。

これから芸事を身につけようとする人は、とかく「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するのがカッコいい」と言うものだけど、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例はひとつもない。

兼好法師様の述べていることでもうひとつ大切なのは、自分よりも上手い人のいる場所で勉強する大切さです。なので、楽器は独学よりも先生に就くことで上手くなりますし、発表会でレベルの高い人と同じ舞台で演奏することも大切です。そして、デュオなどで先輩や先生と演奏することも大切!

なので、クラシックギターを勉強するなら、独学よりも教室で学んだ方がよいということなのです。 そして優れた仲間がいるところで…というところも大切。

特定の教室に入らず、独学で勉強するのも悪い事ではありません。そして、そのほうが気軽に自分のペースで音楽と付き合っていけるとおもっている人も多いかもしれません。

ですが、もう一度、こちらの文章を読み直してみてください。これも引用しておきます。

まだ未熟でヘタクソな頃から、上手くてベテランな人たちに混ざって、バカにされて笑われて、それでも恥ずかしがらずに頑張っていれば、特別な才能がなくても上達できる。道を踏み外したり、我流に固執することもないだろう。

こういうのを私は「場の力」と呼んでいます。自分よりも高いレベルのいる場所にいれば、自然に正しい方向に自分を向けていくことができます。自分ひとりだけの判断でやっていると、どうしても自分を甘やかします。自分と同じレベルの人だけの場にいても、「このくらいでいいかあ…ひょっとしたら自分が一番上手いんじゃないのか?」と勘違いする場合もある。これも危険です。

自分を「切磋琢磨する場」に置く。そこで恥をかきながらも必死に芸にしがみつく。これが芸事を学ぶ上ではとても大切なことであると兼好法師様は言っています。

ということで、クラシックギターを学んでみたい方、本当に音楽をきちんとやってみたいかたは是非、富川ギター教室へ! がっちりと教えます。そして生徒さんたちも素晴らしいです。切磋琢磨する場があります。

レジェンドをつくりましょう!

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音楽を説明するときの「たとえ」について

音楽の理論について、そして技術について説明することはとても難しいです。
そして、それを生徒さんに素直に(拒否反応をおこさずに)実行してもらうことも…なかなか難しい。

たとえば、アポヤンドの練習。みなさんがギターを始めて最初に練習する「im交互」。…いろいろあります。「やらねばならないこと」や「守らねばならないこと」があるわけです。最初はその理由が分かりません。そして、理由がわからないでやっていても、しばらくすると「ああ、こういうわけで、アポヤンドを勉強しておかなきゃいけなかったのね」と合点がいくものです。

とはいっても、あるていど理解力のある年齢がいった生徒さんの場合には、こちらがやってもらい練習や方法に関して、納得して取りかかってもらうほうがモチベーションがあがります。簡単に言えば、損得なのですね、その生徒さんの。つまり、「これができると、こんなにいいことがある!」と思ってもらえれば、スムーズにこちらの言う事をやってくれる。練習してくれる。実行してくれる。

今日、お子さんの生徒に「im交互運動」を教えました。

『なんでiで始めなきゃいけないの?』

このようにと言われましたが、この年齢なら、そうやってもらうしかありません。まだギターを始めたばかりなので、弦を弾こうとすると、条件反射でmの指がでてしまう。なので、「ひとさし指から弾弦をスタートする」ことに慣れていないのです(mからの交互運動ならスムーズにできてしまうのです)。

この子の疑問には、『imの順番で動かす練習だからね〜』という曖昧な返答で済ましました。小学校高学年くらいになれば、imという順番で動かす意味や任意の指を意識して動かすことの大切さを教えることもできますが…。

ある程度理解力のある年齢の生徒さんの場合には、しっかりと説明します。ですが、難しい言葉は避けます。教える立場として以下のことはレッスンの現場で、常に心がけています。

1:小学生高学年程度でも理解できる言葉を用いる。
2:漢語を避ける(例えば、円滑に→なめらかに…というふうに言い換える)。
3:「たとえ」や図(絵)、道具などを用いる。

etc…

他にも気をつけていることは沢山あります。教える仕事をするようになってから、「伝える方法」に関する本を多読し、ある程度ノウハウは身につけてきました。

「たとえ」に関しては、教えて行きながら、ぴたっとはまる表現を模索していくしかありません。また、マスタークラスなどで「おお!そういう説明の仕方があるのか!」というふうに、他の先生が用いている言葉使いや比喩などを教師としての自分に取り込んで行くように努力しています。

ちょうどそんなことを考えていた時、以下のブログ記事と出会いました。ギタリスト小川和隆先生が書かれている「クラシックギターは耳で調弦するべし」ということを説明したブログです。
調弦その1「ヘン?」「いいかも!

小川先生の「たとえ」のうまさ!…お読みいただければ分かるのですが、「柱」「建築物」の喩えは秀逸です。

「柱の長さを微調整していけるようになる」という喩えは、平均律ではない音律などへの橋渡しにもなります。実際にギターの調弦というのは、各プレイヤーによって違うものです。耳で微調整しますから。和声を中心に考える人、旋律を中心に考える人、またその両方。実際の微妙な音程の変化を指の押さえ具合で変化させる人も多いのです(というか、それができなければ本当の音楽はできません!)。

いずれにしても、小川先生の喩えは非常に示唆に富んだものになっていますし、わかりやすいのです。そして、耳で調弦することの大切さを理解することができます。耳で調弦することによる可能性もわかるのです。

耳で調弦できたら、こういう感覚になってくるんだ!…というふうに生徒さんは思う筈です。「耳で調弦しなくちゃダメだよ!」というよりも効果的ですよね!

「たとえ」のうまさ…ギターを教える立場として大切にしていきたいと思います。今回は小川先生に脱帽です(いつも尊敬する先輩なのですが…)。





奏法を考えるためのヒント…定義をする

生徒さんとのレッスンで、いろいろと考えさせます。そうです、生徒さんに「考えてもらう」のです。

特に奏法に関しては、自問自答することでかなりのところまで掘り下げることができます。生徒さんに自分自身で考えてもらいます。思考してもらいます。そして、答えを探してもらいます。

2000年から教え始めていますが、その当時はとにかく「この方法が正しい!」という感じで体系立てて教えていました。最初から「答え」を教えてしまっていたかもしれません。全部説明してしまっていたのです。

もちろん、奏法を理論的に説明し、段階的に生徒さんに実践していってもらう…という手順を数多く教えて来た経験は貴重でした。数多くのケーススタディを得ることができましたし、こういう手順で教えて行けばできるようになるんだなあ…というパターンも体系づけることができました。

今は、その方法で教える事がありません。習いに来た方本人が自分で答えを探して行けるレッスン…そのようになるようにお手伝いしています。

例えばこんなかんじ。

私:ギターで音を出すにはどうしたらいいの?
生徒: 音を出すには…つまびけばいいんじゃないんですか?
私:そうそう…じゃあ、「つまびく」っていうのはどういうこと?
生徒:爪で弦をひっかける…ことかなあ…
私:ひっかけるとどうなるんでしょうね…そして、何故ひっかけなきゃいけないんですかね?
生徒:う〜ん、、、弦を振動させるため…ですかね?

…以上のように、答えに導いて行きます。

つまり、「ギターで音を出すには、弦を振動させればよい」という定義ができます。

ここから更に深く考えて行けば、弦を振動させるためにはどのような方法があるのか?…またその方法は「ひっかける」だけなのか?…という疑問が浮かんでくるはずです。

もちろん、私の中で「答え」はあります。ただしそれを教えてしまったら、生徒さんの印象には残らないのです。自分で見つけた方法は一生忘れません。

奏法に関しては、常に「定義づけ」をしていく癖を付けて行くと、自分の頭の中で整理されていきます。そして、最終的にはどのような難所であっても自分で解決法を見つけることができるようになります。

普段のレッスンではこのような感じで教えるようにしています。

今度の日曜日20日に日曜ワークショップで奏法講座を行いますが、それも「参加者で答えを見つけて行く」形式で行って行きます。参加した方と一緒に考えながら奏法を定義して行きたいと考えています。

20131020 クラシックギター奏法総点検〜右手の基本

この総点検シリーズはまだまだ続きます。実は8月に1回目をやってしまいましたが、各項目単発でも受講できるようにしています。上記のブログでも書いているように、既存の奏法を全て包括した内容となっております。伝統的奏法、現代的な奏法…それら全てを学べる内容となっています。

すでに私に習っている方も発見があると思います。これからギターを習ってみたいなあ…という方も是非。既にプロとして活動中の方も是非。いくらでもワザを盗みに来てください。

 

足首がスムーズに動きますか?(テンポをとる)

無意識な身体の動作は音楽のテンポを崩す危険性があります。このことはかつてブログで書きました。

あなたの身体はそれほど器用に動いていない!

最近、数名の生徒さんと「足でテンポをとる」という練習を続けています。そのいずれの方も、テンポが急いでしまう…とか、裏を感じることができない…という共通の悩みを抱えていました。レッスンをしていると、なんだか曲の途中で突っ込んでしまったり。拍にしっかりとのっかって演奏できないのです。

足でテンポをとる…これがなかなか皆さん器用にできないのですね。かっくんかっくん動いてしまったり…なかなか滑らかに動かないのです。

滑らかに動かない場合には、拍の周期が感じられません。拍というのは連続した運動ですので、動きの断絶があってはいけないのです。

足首が固い人が多く見られます。これは歳をとった方に多く見られます。誰でも年齢がいくと足首が固くなりますね。転びやすくなったりして怪我をする方も増える。そういう方にはいくつかアドバイスをあげることにしています。以下ふたつです。

1:お風呂にはいったときにマッサージをする(足首を回したり、動かしたりして筋肉の動きを感じながらやるとより効果的!)
2:普段、歩くときに足首の動きをちょっと意識してみる

上記2点を守るだけで、だいぶスムーズに足首が動くようになってきます。

そして、足首でテンポをとろうとすれば、誰でも「足の接地」の仕方にも注意を払うようになってきます。後方に足をひいていたり、内側に傾いていたりするともちろん地面をふむことができにくくなります。

相乗効果として、ギターの構えが安定します。足台の上でもテンポをとれるようになるとよりベターです。足で自由にカウントとれるようになると、下半身の安定度が上がります。是非やってみてください。逆に言うと、足裏がしっかりと床に接地していないと、カウントをとってみてもうまくいきません。無理矢理それで拍をとろうとすれば、不自然なテンポ感が身についてしまうでしょう。

ギターを構えて、拍の周期を感じようとすれば、やはり左足でとるしかありません。両腕はギターの演奏で塞がっていますし、左足で拍をとると楽器がぐらぐらしますから。もちろん、楽譜を見ながら(歌いながら)拍を指揮者のようにとってみるのもお勧めの練習ですよ!

いずれにしても右足で拍をとれるようになると、とっても便利です。でも、しっかりと考えて、スムーズに拍の周期を感じ取れるようになりましょう!



 


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セルフレッスンの勧め!(自分を客観視する)

練習を効率よく行うためのポイント…客観的に自分の演奏を聴き、しっかりと分析することです。弾けているんだろうな…という漠然とした思い込みを持つのではなく、客観的に!…です。

私はレッスンのとき、生徒さんの動画を録ることが多いです。その場で見せます。生徒さん本人にいろいろなことを“自分で気づかせる”ために用います。



 






「自分がやろうとしていること」=「実際の自分の演奏」になっているかどうか?…確認してもらうわけです。

さて、普段の練習のときにも、定期的に動画や録音をとって分析することは大切です。でも、たまに撮っただけで満足してしまう人もいます。そして、動画を撮る事も、(どんなに道具が便利になったとしても)一手間かかります。ちょっと面倒と感じる人もいるでしょう。

そこで、お勧めなのは「セルフレッスン」です。

簡単に言ってしまえば、自分で自分にレッスンすることです。自分がギターの先生になったつもりで行います。それにたいする生徒としても答えます。

たとえば、以下のようにやります。

例1:
「あ、ちょっと待って!そこ、音にびりつきがあるよね?理由を考えてみようか?」
「うーん、、、たぶん左手指の準備がうまくいっていないから、慌てて押さえていて…」
「なら、左手指の準備を確認して、もう一回弾いてみよう」

例2:
「そこは、もっとダイナミクスを意識したほうがいいんじゃないかな?」
「クレッシェンドをどこからかけるか決まっていないので、なんとなく弾き飛ばしちゃってます…」
「なら、しっかりとクレッシェンドを開始する位置を考えてみたらいいんじゃないかな?」
「…えーと。ここかな?フレーズの最初を意識して、音量を小さめにスタートするとクレッシェンドはかけやすいかな?」

…とこんな感じに。自分で先生と生徒を二役やるわけです。一人芝居ですね。

こうすると自分の演奏を客観的に聴くようになります。

実際に口に出して言うのがポイント。恥ずかしがらずにやりましょう。同時に、声に出すためには言語化しなくてはいけませんから、脳みそも整理されてきます。

セルフレッスン…おすすめです!

ついでにいえば、練習をしていて眠くなりません。そういう利点もありますよ〜。


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