ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

音楽本

2019.8 新サイトOPEN!
http://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) http://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋、横浜青葉台でもレッスンしています。

富川勝智の演奏会チラシはこちらでご覧頂けます。

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

脳内の地図(音楽書を整理する)

仕事場の資料書棚。
とある音楽理論書を探していたら、まるで探し物が出てこない。部屋の書棚にある音楽書だけでもざっと、2000冊はありそうな勢い。なので、探すとなかなか出てこないのですよ。

で、「とある音楽理論書」は見つからずに、ああこれは再読してもいいかなあー?って思った本を引っこ抜いてみた。

B5842272-A180-4016-A03A-35B5CCAB31B2
















本棚は自分の脳内の地図だと思う。色々な情報を本から得て、それを脳内にしまって、たまに引き出す。引き出して少しずつ「自分のアイデア」になっていく。レッスンで使っている言葉や演奏で使っている音楽的なアイデアはそうやって築き上げられたものなのだ。

先ほど、全部をパラパラとめくって、流し読みしてみた。せっかくなので、軽く紹介すると共にどのあたりが今の僕の思考に影響を与えたのか整理してみる。

順不同。重要度は一切考慮しない。アマゾンでリンクがあるものは貼っておきますが、多分今は絶版になっているものも多いでしょうね。ごめんなさい。

では、一冊め。

増田宏三「指揮法&ウィンナーワルツ」
指揮法&ウィンナーワルツ 増田宏三
増田 宏三
パンセアラミュージック
2003-05-29


とにかく拍子のプロポーションが明確。音楽は「音符を弾くだけでは成立しない」と思っていた時期に、たくさんの方法論をもらった。

セイモア・バーンスタイン「心で弾くピアノ」
心で弾くピアノ―音楽による自己発見
セイモア バーンスタイン
音楽之友社
1999-04-01


留学から戻ってきて、教え始めた時に本当に死ぬほど読んだ。練習方法のみならず、音楽を弾く意味や精神的な部分にまで、わかりやすく書いてくれている。数年前にバーンスタイン先生のドキュメンタリー映画がちょっと流行ったけれど、この本を読むほうがよりロジカルに音楽教育メソッドとしては理解できるんじゃないだろうか。

吉田雅夫「よい演奏をするために」

フルート奏者吉田先生の本。シュミッツの「演奏の原理」を吉田先生なりに解釈して読み解いたもの。ギターでは旋律の力学を説明してくれている本は皆無ですからねー。これは本当にわかりやすく、旋律の歌わせ方の理論を与えてくれました。

ピーター・バスティアン「音楽の霊性」
音楽の霊性―ニューエイジ・ミュージックの彼方へ
ピーター バスティアン
工作舎
2000-01T

1994年に買っている。大学生の時だ。後ノリと前ノリなどの「グルーブ」を意識するようになった初めての本。これもまたテンポやアーティキュレーションという観点でも参考にしたことがたくさんある。今でも、この本で学んだことから少しずつ自分の形に整えている感じがしている。

ゲンリッヒ・ネイガウス「ピアノ演奏芸術」
ピアノ演奏芸術―ある教育者の手記
ゲンリッヒ ネイガウス
音楽之友社
2003-06-01

バルセロナ留学中の師匠アレックス・ガロベー先生のおすすめ本。当時はネイガウス本人の演奏も入手困難。でも、本は出ていた。もちろんスペイン語で。必死で読んだ。読んだらアレックス先生が言っていることもなんとなくわかった。音楽の丁寧さと「息」の長さとか短さ…絶妙なバランスコントロールをしないと音楽は死んじゃうよ!っていうことを学べた本でした。ゲーテの引用とかばんばん出てくるので「ああ、西洋の知識人だなあ」っていう感じがむちゃくちゃする本です。
実はゲーテ読まねば!!!って思った最初の本かもしれません 苦笑。

東川清一「シャープとフラットのはなし」
シャープとフラットのはなし
東川 清一
音楽之友社
1998-12-10


読譜の感覚が変わりました。シャープはシ、フラットはファ。そして、シとファのベクトルを考えることはとても大切ですよね。そんなシンプルなところを深ーく掘り下げた本。微妙なピッチ感にも敏感になれるかもしれませんね。

マティス・リュシー「音楽のリズム」
音楽のリズム‾その起源、機能及びアクセント‾ (要約版)
マティス・リュシー
中央アート出版社
2008-03-28

割と強引なところもあるけど、よくまとまっている本。音楽の拍節と、横の流れ(旋律)と和声と、アクセントをうまくからみ合わせて「最終的な表現になる」ということがよくわかります。やってみないとわからないロジックではあるのですが、割とこの分解された考え方は生徒に教える時にとても役立っています。

ジョン・W・デュアルテ「ギターのためのメロディーとハーモニー」
詳細
これはアマゾンにはなかったです。図書検索のリンクを貼っておきました。これは大学生の時に読みたおした本です。今でもたまによみます。復刊したらいいのに・・・と思うクラシックギター本第一位です。
全て譜例はギター曲。ある程度理論を勉強した人であれば、「ああ、あのギターの曲のあの部分は”終止の四六”だったのかー!」とか具体例がたくさん。


てな訳で、こんな感じです。もちろん、これが「僕に影響を与えた音楽書ベスト8」って訳ではありません。他に上げていけば、100冊くらいは紹介できますし、現在も増えています。音楽書って面白いんですよ。本屋に行って真っ先に行くのが音楽書のコーナー。立ち読みして「これは!」っていうのは一箇所でもあれば買います。

本棚は脳内の地図です。だから、図書館には行きません。相当入手困難な書籍でない限りは、買うことが大切。だって、脳内ですもの。

たまに、脳内公開してみましょうかね。しかし、ほとんどギター関係の本なかったですねー。音楽理論や表現理論はやはり他の楽器のものがわかりやすく丁寧ですね。いずれ、自分で表現法のテキストは書いてみたいなーとは思っておりますが・・・

ヤマハ「クラシックギターの教科書」絶賛発売中!

こっそりと私が執筆と録音と動画を担当した教本が出ております。
ヤマハミュージックメディアの「クラシックギターの教科書」です。今までこの教科書シリーズはヤマハが考えるスタンダードな奏法解説教本としてウクレレ、アコギなどが出ていましたが、とうとうクラシックギターがラインナップに加えられました!

クラシックギターの教科書 【DVD&CD付】
ヤマハミュージックメディア
2019-03-23



基礎的な技術については左手と右手に関して相当細かく説明してあります。割と痒いところに手が届く内容になっているかと思います。
クラシックギターを学ぶ上で入門者が疑問に思う点には丁寧に。クラシックギターを学ぶ上でどのあたりに注意をしていけばいいのかなあ?というのも、わかると思います。

タレガからセゴビアを経由したスペインの伝統奏法を踏まえながら、現代的な奏法(身体構造に即した無理のない奏法)をしっかりと盛り込んだ内容となっております。

普段、初心者から上級者までたくさんの生徒さんを教えておりますが、そのときに教える立場から感じた「みんなこの辺りで引っかかるんだなあ」というのを踏まえて、内容を吟味いたしました。

左手各指のバランスの取り方や右手の消音法とpと各指のバランスについては既存の教本ではなかなかシンプルに説明されていなかった内容となっております。

こんな感じ。
IMG_6205























DVDもCDもついておりますが・・・

IMG_6201

























QRコードで読み取ってスマホで動画をすぐにチェックすることもできます!
こんな感じでーす。
IMG_6203













一般書店などでも取り扱いスタートしておりますので、是非ともー。紫色の綺麗な色です。
IMG_6200























・・・ということで、出版記念として、この本をお買い上げいただいて富川ギター教室の体験レッスンを受けていただいた上で入会を決めた方に特典です!

富川ギター教室入会金無料&一ヶ月レッスン無料!


(このブログで久々に色文字使ったw いや初めて??)

一応、もしお買い上げいただけたならば、体験レッスンの時もしくは初回レッスン時に持参ください。レッスンをスタートした場合、この教本をそのまま使ってレッスンをしていくことも可能です!
(2019/3/28〜4/25までに体験レッスン申し込みの方に限らせていただきます)

体験レッスン申し込みはこちらから!

ということで、みなさま、この本をよろしくお願い申し上げます!そして、クラシックギターを初めてみたい人、是非この機会にレッスンを富川ギター教室でスタートしてみてくださいね!












合本の悲しみと喜び〜全音ギターピース復刻セレクション

僕は楽譜コレクターです。趣味=楽譜収集と言っても過言ではない。
楽譜の後ろにある出版リスト的なものを見るとそれを全部集めてみたい・・・というのがコレクター心理です。

ギター曲はピースで発売されています。ある出版社からある作曲家や編曲者やエディション監修者のコレクションが出ている。そうなると、それを全部集めたくなる。

そうやって集めていたものが、その出版社が「合本」にしてしまうことがあります。その時の衝撃と言ったら!

何年もかけて、一曲ずつ集めてきたものが全部一冊に!!!!・・・そんな経験をかつてもブログ記事にしております。

この記事

アリリオ・ディアスのエディションは本当に一曲ずつ、ピースを集めたものです。彼が生きているときに合本になって、ぜーんぶ入手しやすくなったのはギター界のためにはとても嬉しいことだったのですが、今までの努力は一体なんだったのか・・・などと、ちょっと悔しい 苦笑。

さてさて、最近こういうものが出ました。

9c0L8wdcSG6dg8kKRio3mA






























かつてピースで全音楽譜出版から出ていたクラシックギターピースが合本で!!!

出てしまいました。

全曲という訳ではないので、セレクションなのでしょう。今までなかなか入手しにくかったものや海外版では高かったものが安価で手に入ってしまうというお買い得感満点です!



この中にはタイトル通り、湯の町エレジーなどの懐かしの演歌ギターっぽいクラシックギターアレンジが収められているのですが、しれーっとファリャの「ドビュッシー讃歌」が収録されています。トローバのソナティネも入っているので、とってもお買い得。それぞれを輸入版ピースで買ったから、結構しますから。



これにはなんと!!!ジュリアーニの120のアルペジオが入っております。まー、今はファクシミリ版で当時の出版譜でpdfなどで無料で手には入りますけどね。でも、この全音版の綺麗に浄書されたものは僕も修行時代重宝したものです。
人見徹先生の「六段の調べ」も隠れ名編曲ですよ。

さてさて、もう一冊。



これが一番、すごいかもしれません。
芳志戸幹雄先生編の「聖母マリア頌歌集」が収録されているのです。名編曲なのですが、ずーっと入手困難なアレンジだったのです。この一曲のためだけでも購入の価値あります。

…という風に、超お買い得です!とりあえず買ったらいいんじゃないかなあ?と。

個人的には戦後日本のクラシックギターという楽器が「演歌」「ラテン」「フラメンコ」「純粋はクラシックギター楽曲」とクロスオーバー的に扱われていた時期のピースがいい感じにセレクトされていて、当時の雰囲気を感じ取れるという意味でも、楽しい。

ということで、実は全音ギターピースも色々持っていたのですが、、、ちょっと悲しいです。ですが、入手困難だったものや、レアなものがまとまって手に入ることはとても良いですね。


そして、とにかくジャケがいい。顔がいい。ちょっとレトロな感じがしますが、それが楽譜の美しい顔となっていたのだなあと。

合本の悲しみと喜び、ここにあり。










 

技術を磨く〜JLGテクニックノートから学べること

9月4日は日曜ワークショップです。今月、来月、再来月とテーマを「ホセ・ルイス・ゴンサレス ギターテクニックノート」にしぼっておこないます。(詳細

詳しくは「日曜ワークショップ」のブログを見てください。→こちら

毎年、この日曜ワークショップでは年末に「ホセ・ルイス・ゴンサレス ギターテクニックノート」(以下、JLGTNと略します)のまとめ講座をやっています。

このJLGTNはタレガ以降セゴビアあたりまでのギターテクニックをまとめたものと言われています。使い方次第では現代奏法まで網羅できる内容となっています。解説は極めてシンプル。それゆえに使い手次第で「毒」にも「薬」にもなります。

今まで、独学でこの本をやっている方で「毒」になってしまっているなあ…という方をたくさん見かけました。

なので、「薬」にする講座を毎年末に行っていたわけです。もちろん、今年もそう思っていたのですが…。もう少し早めにこの講座をスタートして、数章ずつ行っていき、年末にどかっと「総まとめ」するのはどうだろうか?…そう考えました。

毎年末に数時間の「まとめ」講座では、全部の練習を網羅できません。なので、数章ずつ受講生の方と「ひたすら音をだしていく」方法で勉強していき、このJLGTNの内容をじっくりと体感しながら、あとで脳みその中で整理する勉強の仕方をしたいなあと考えたわけです。

ひたすらJLGTNの内容をみんなで実践していきましょう!指を動かしながら、あとでポイントを脳内で整理できればといいかなと考えています。

GG431 ホセルイスゴンサレス ギターテクニックノート
ホセ・ルイス・ゴンザレス
現代ギター社
2008-08-26


この本ですが、持っている方は是非。なくても、ワークショップには参加可能です。みなで同じ練習をやっていきます。もちろん「毒」になっていかないように、練習の仕方やポイントは教えます。

是非、日曜日ご参加ください。

 



BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ



出版物に歴史あり〜我がアレンジの旅

昔、ヤマハの出版物のためにたくさんアレンジをしておりました。

それが最近また再編集されて出版されたようです。
Amazonでもなかなかのランクに入っています。(一時期はクラシックギター著作部門で一位!)




元の本はこちらでした。
今は絶版。Amazonさんだと中古で8000円近くついています(うわあw)



実はさらにその元版があります。。。

GTM01081300













私のブログ記事はこちら
ヤマハさんのサイトでももちろん絶版。2006年の仕事でした。

つまり「美しく奏でるクラシックギター」→「さらりと弾けるクラシックギター」→「憧れのクラシックギター名曲選」と変化していっているわけです。

うーん、出版物に歴史あり。我がアレンジに歴史あり。我が録音に歴史あり。
…といったところ。名前が出ている仕事もありますが、名前がでていない仕事もあります。もう自分でもいろいろと忘れてしまっているものもあります。

とはいっても、本屋なので「あ、これ、自分の仕事だ!」というのはすぐにわかります。



 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ


 
レッスン案内
東京渋谷:ホームページ
東京池袋(金曜):GG学院
※ワンレッスン→詳細
お問い合わせ

レッスンのお問い合わせや演奏依頼、執筆依頼、作曲&編曲依頼、またはブログの御感想など…

名前
メール
本文
プロフィール

tommig

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ギター史と和声のワークショップ
公益社団法人日本ギター連盟ユベントス主催によるギター史と和声学の講習会
詳細はこちら!
講師はギター連盟正会員の富川勝智と坂場圭介です。
Archives
富川勝智

Facebookページも宣伝
記事検索
演奏会情報
♪富川勝智の演奏会♪
チラシまとめ
演奏会チラシ


体験レッスン
富川ギター教室では無料体験レッスンを行っています。正しい基礎を知りたい方、独学でお悩みの方、技術に限界を感じている方…今すぐに申し込みください。


☆申し込み☆
 ↓↓↓↓↓
クリック!

ギタートラベローグ
日曜ワークショップ開講中!
♪詳細は…
“月イチ講座”ブログ
サーキュレーション
  • ライブドアブログ