ひさしぶりにちゃんとしたブログを書きます。
ホームページのほうも4ヶ月ぶりに更新。どうにもこうにも3月以降プライベートとオフィシャルの仕事のほうが多忙すぎました。スケジュールや月イチ講座の日程などをアップしましたので、是非ごらんください。
富川ギター教室ホームページ
二月以降放置状態であった「レッスン時間空き情報」も更新しました。春、新学期を越えて、とりあえず安定状態です。土曜日は現時点で満席ですが、平日の午後はやい時間は比較的空いています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
さて、先週末は九州から池田慎司君がやってきて、本番3レンチャンでした。
そのレポートをお送りします。
6月3日:池田君着。楽器のことを考え新幹線で来ました。だらーりとリハ。とはいっても、存分に弾きました。うん、楽しいですね、リハとはいっても。次の日からのプログラミングなどを考えながら、いろいろ譜面弾きました。
6月4日:押上の天真庵での本番でした。午後7時30分からの本番。早めにいって、東京スカイツリーを記念撮影。だいぶ大きくなりました。
天真庵ではもう数回ライブをやらせてもらっています。いつも、良い雰囲気のなかで演奏させていただいています。空間というものの「魔力」をしった初めてのライブ会場かもしれません。
その日は思いつきでディアベリの曲をテルツギターを使って演奏もしました。
そのほか、藤井眞吾先生の「はじまりの音楽」からメドレー風で!
楽しくライブできました。
6月5日:午前中は時間があったので、翌6日の生徒達の合奏を見に行こうということになり、行きました。もともとは私の生徒の宮島君がしきってくれる予定でしたが、急遽池田君が指導を。当日だけの指揮だけでは怖いということでポイントを絞って方向性を定めていました。
宮島君もしっかりとアンサンブルをまとめてくれていたようです。その前提があっての池田君の指導であったと思います。
夜は蒲田のアプリコで「手塚ギター教室発表会」のゲスト演奏!・・・というお仕事。
立派だー。
綺麗でした。そしてホールの響きも素晴らしかったです。しかし、手塚先生は私の師匠でもあり、池田君にとってはスペイン留学のきっかけを作ってくれた人です。
緊張しましたー。いやあ、ほんとひさびさに、がちがち・・・。
いつまでたっても、師匠の前で演奏するのは度胸がいります。
で、打ち上げは盛り上がりました!!(いろいろな意味で)。とっても楽しかったです。やっぱり「古巣」に戻ってきた印象があります。手塚先生のところでは、まだ私は「とみかわくーん」扱いですが、それがとっても心地良いです。
6月6日(日):いやあ、劇的な午前中でしたね。詳細は池田慎司さんのブログをどうぞ。(詳細はふれません。企業秘密)
で、午後は、教室の第22回発表会。そのゲストコンサートとして、僕と池田君のデュオです。楽器は2台ともアルカンヘル!
やはり違います。なんども池田君とは合わせていますが、音の密度が・・・。
あと、そのコンサートの前に、池田君指揮で、松岡滋さん作曲の「やわらかなうた」の合奏もありました。以下はリハーサルの様子。
本番は客席で聴きましたが、ノリのある、そしてしなやかな良い演奏でした!さすがー、池田君。
・・・ということで、15名ほどで打ち上げ!
三軒茶屋の宮崎地鶏のお店!美味しかった&くつろげました。
その後、池田君と朝方までギター談義。おもにアルカンヘルの鳴らし方レクチャーみたいになりました。アルカンヘルという楽器は長く付き合わないと鳴らし方が分かりにくいけれど、こつを掴めば、「これほど鳴らしやすい楽器はない!」という結論でした。
これは、分からない人には一生わからないでしょうね。
使って見なけりゃわからない・・・ともいえますが。
という感じで、充実した先週末でした。
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アルカンヘル
先週の土曜日になりますが、ギターデュオ「ラスマノス」のライブが無事終了いたしました。
演目は横浜公演と一緒。
会場は荻窪ミニヨンです。
実はここで、演奏するときはほとんど雨降りでした。今回は久しぶりにお天気!
そうすると、やはり音が変化しますね。楽器というのは本当に面白いものです。音がすっきりと前にでる感じがします。
雨の日は雨の日で、こういうクラシック喫茶のようなところでやるのには、風情があるものなのですが、やはりギターというスペイン生まれの楽器にとっては、晴れているほうがいいですね。
特に我々が使っているアルカンヘルという楽器は、湿気を嫌います。生粋のマドリッド生まれの楽器ですから。
というわけで・・・非常に楽しく弾けました。
やっぱり、音がすっきりと抜ける感覚っていうのは、気持ちがいいものです。
さて、実は6月にラスマノスで小田原での演奏会が決まりました!
6月27日(日)です!場所や詳細は追ってお知らせします!!
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今日もレッスンも終わりました。
今日は一日中筋肉痛でした!
何故か…それは昨日徒歩で駅前までプリンタを買いにいったからです。「運べますかね?」って聞いたら、店員さんが「ああ、大丈夫ッですよ!」って言ったので…。
よく考えてみると駅から歩2分くらいの店です。おそらく店員さんのなかでは、その距離くらいなら…というのがあったのかもしれません。
道玄坂を約20分徒歩で登りました。きつかったです。
先代のプリンタは見事に「崩壊」しました。ぷつんと糸が切れたように使用不能に。かなり酷使しましたのでしょうがないですね。しかも、これはビックカメラの「100人にひとり無料!」で、当たったものだったので。もう元をとれたというより、感謝の思いしかありません。
で、新入りです。デザイン格好いいですね。
キャノンからエプソンへ。コピー機能もスムーズです。レッスンに、原稿書きに、そして会報印刷、チラシ印刷などに役立ってくれそうです。
今日は久しぶりに愛器アルカンヘルもレッスンで使いました。
うーん、やっぱりいいです。最近はサントスばかり弾いていましたので、このクリアーさ、音の伸び、すっきり具合が懐かしいです。でも、やっぱりサントスで変更したタッチの影響も受けています。いい感じの滑らかさが獲得できているようです。やっぱり良い楽器から学ぶことは多いです。
そして、先日のあづみ野ギターアカデミーでカメラマンをやってくれたNさんからスナップが届きました。
一枚、ご紹介。
なんだか、私もレッスン受けている尾野さんも楽しそうです。「こんなに楽しくレッスンしたかなあ?」…と思います。でも、二人とも作り笑顔ではなさそうです。何が楽しかったのか、ぜんぜん思い出せません!!
でも、良い写真です。Nさん、ありがとう!!
既にブログでもお知らせしましたが、富川が「ギターを弾こう!」のDVDコーナーを担当した「Acoustic Guitar Book27」(シンコー・ミュージック)が発売中です!
←これが表紙。
皆さんが店頭で買うときの目印に。
「特別付録スペシャルDVD」に私の演奏映像が含まれています。
←DVD内の映像。
この仕事での使用楽器はアルカンヘルの97年。ここ2ヶ月くらいは演奏会などでは98年アルカンヘルを使用していますが、やはりDVDを見ていて(聴いていて)随分違うものだなあ、と思います。先日も湯川賀正氏とのデュオのレコーディングで98年アルカンヘルを使ったら、「うーん、なんだかんだいってアルカンヘルなんだけど、97年のほうが音がすっきりしているような気がするなあ」と言われました。弾き込みの量が圧倒的に違うからでしょうか?…あと楽器には一本一本個体差がありますから、おそらく98年の癖を掴みきれていないのでしょう。
さて、DVDを見ていて、やはり感じたのは、このアルカンヘルという楽器の低音の存在の強さです。これは音量の問題ではありません。低音の“存在感ある音色”です。それでいて、全体のバランスはやはり他の製作家にはないものがあります。プレイアビリティの面からすれば、すこし手間のかかる楽器ではありますが、やはり録音という客観的な部分が重要視される分野においては実に理想的な楽器なのかもしれません。
基本的な音色の存在感の強さと全体のバランスのよさが、やはりアルカンヘルの特徴なのでしょう。そして、そのバランスと音色の存在感が「弾き込み」&「楽器の癖を掴む」ことによって、更に良くなってくるような気がします。これが私が入手したときからほとんど毎日いじってきた97年アルカンヘルと、98年(2年間くらいほぼ居眠り状態でした…)の差なのでしょうね。だからといって、98年も眠らせたままではダメだ!…と思い、昨年からちょくちょく練習などでは使っていたのですが…。ああ、楽器って難しいですね!(でも、楽しい…)
さて、私の演奏映像が収録されている「アコースティック・ギター・ブック27」の詳細はシンコーミュージックのサイトのページにてご覧になれます!
名器アルカンヘルの音色、お聴きください!!
昨日のことになりますが、横浜青葉台で行われた「井桁ギター教室設立25周年記念コンサート」にスタッフ&演奏者としていってまいりました。
青葉台フィリアホール大が満席!&立ち見もでる!…というくらい好評!(おそらく来客500人近く?)
これだけの人が入るのは、教室主宰者である井桁典子先生の人徳ですね。
私の出番は、アンサンブルアリア(通常教室で個人レッスンを受けている人のアンサンブル)のコンサートマスター、独奏2曲、フィナーレの江部賢一バンドに参加…結構多忙でしたね。
アンサンブル・アリア→みながんばりました。やはり舞台上ですので、若干音の時間差があります。これには戸惑いますよね。前半、ちょっと乱れがありましたが、すこしづつ整っていくところはやはり練習の成果ですね。強弱もしっかりついていて良かった、と思います。
独奏2曲→レイス「ひとつのワルツと2つの愛」&ノイマン「愛のワルツ」を演奏。まあまあの出来だったと思います。ロマンティックな曲だったので、好評でした。
江部バンド→江部先生の隣だったので、実に楽に演奏できました(同じパートだったので・・・)。即席バンドです。全員集まったのも当日が初めてでしたので、本番でああ、こういうアレンジだったのかあ…と思いながら、楽しんで演奏できました。本番であれだけまとまった演奏ができるのは、やはり皆プロだなあと思いました。もちろん、江部先生の素晴らしいアンサンブルアレンジ能力もたっぷりと堪能できました(客席で聞きたかったなあ…無理だけど)。個人的にはジプシーキングスの実にスパニッシュな伴奏が楽しかったです。大きな会場で弾くと、「ああ、やっぱりアルカンヘルってスパニッシュサウンドだなあ」と思いますね。ラスゲアードの切れとか、カッティングの味わいはやはり日本のギターにはないものです。もともとアルカンヘルはフラメンコギターにも定評があった製作家なので、あたりまえといえば当たり前なのですが・・・。
さて、2部からはみなプロの演奏家のステージでした。
我が師匠である手塚健旨先生(井桁先生のお世話になった方という紹介のされかたでした)も2曲演奏。久々に演奏を聴きましたが、感動してしまいました。裏からしか聴けなかったのですが、舞台脇からトレモロのタッチや右手のアングルなどをじっくりと観察してしまいました。特にトレモロのアングルは実に参考になることばかり。トレモロはおそらく手塚先生の「おはこ」でありますが、イエペスやレヒーノの影響を受けたタッチであると思われます。トレモロの粒立ちが実に印象的でした。私も研究してみたいと思います。終わってから「暁の鐘」の運指上の質問にも快く答えてくれました。全ての運指に関して明解な答えがある・・・当たり前ですが、実に有益でした。
もう一曲、「モーロとジプシー」(作者不詳)も良かったです。ギターとは「こうあるべき」という理想的な楽曲かもしれません。もういちど聴きたいなあ。
終演後、手塚先生の控え室で、先生の使用したアルカンヘルを弾かせてもらいました。アルカンヘルだから勿論素晴らしいのは当たり前です。ですが・・・これは凄い!…という楽器でした。ちょっと貸してもらって弾かせてもらいましたが「ああ、一生弾いていたい!」と感じるギター・・・この感覚は久しぶりでした。私のものは1997年のものですが、10年経つとまた違う感性がギター製作家にも宿るのですね。アルカンヘル・フェルナンデスはもちろん既にギター製作の分野で大家です。大家となった今でも、新しい発想やアイデアを楽器に盛り込もうという素晴らしい職人なのです。もちろん、そこにはスパニッシュギターの伝統を守ろうという姿勢も貫かれています。このバランス感覚はあまり他の製作家には見られないものです。
私の楽器(アルカンヘル1997年)も先生にチェックしてもらいました。とりあえず、私の弾き方に問題はないようです。
というふうにいろいろと勉強になりました。その後の打ち上げでもギターやギター界の面白い話をたくさん聞けました。
久々にいろいろと手塚先生とお話できたり、アドバイスを頂きました。私の感想としてはどこまでいっても「師弟」ですね。先生が成長しているかぎり、私が追いつくことはないのでしょう。これは現在弟子を抱えている私本人にもいえることかもしれません。とにかく勉強し続けるしかないのです。がんばろう。
手塚先生のお弟子さんたちもたくさん会場にいらしていました。偶然打ち上げ会場にもいましたので(井桁グループとは別の席に)、その場で部分的に参加・・・ここでもいっぱい「お褒めの言葉」を頂きました。中には大学生の頃から私の演奏を聴いてくださっている方もいて、「やっぱり富川君の音はキレイね〜」といっていただきました。これはそのまま受け取って自信とさせていただきます。嬉しかったです。
演奏会そのものの感想に戻ります。
オヤジサウンズという井桁先生のもとで学んでいるオヤジサンたち(みな50代〜60代?)のアンサンブルグループがいます。これにはちょっと感動しました。みな音に厚みがあるというか…圧倒的にテクニックがあるというわけではないのですが、みなギターの音にこだわりがあるんだなあ、と思ったわけです。そのステージングも見習うべきものがおおくありました。自然に会場から手拍子がでる!…これは凄いなあ。打ち上げでの私のコメントでも褒めさせていただきました。
全体の感想として、やはりギターは素晴らしいなあ、という一言です。アンサンブルが主体でしたので、アマチュア、プロ問わずたくさんのギタリストがいましたが、それぞれが日常の生活の中でギターと関わって生きているわけです。そして、他人に感動を与えたり、与えられたりして生きている…。それが自分の人生においてかけがいのないものになっているのだなあと感じました。
やればやるほど、ギターというのは深く難しい楽器です。だからこそ一生付き合っていく価値のあるものなのですね。自分にとっては、そういうことを再認識させてくれたコンサートでした。
最後になりましたが、やはりそういうコンサートを企画できる井桁典子先生も凄い人です。丸一日超人的な働き方でした。ウクレレ弾いたり、司会をしたり…しかも第二部にはソロまで!…もちろん江部バンドにも参加!(ソロ演奏、ヴァイス「パッサカリア」素晴らしかったです!…控え室モニターで見ながら、いろいろ勉強させていただきました)。井桁先生のギターにかける情熱、そしてその情熱についてくる生徒さんやギタリストやミュージシャン…素晴らしいイベントでした。これほどの規模のイベントを単独の教室の行事として成功させるのはあまり例のないことです。自分も見習いたいと思います。
この場をかりまして、井桁ギター教室25周年、祝福の言葉を述べさせていただきます。
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