11月23日に無事、スペインから戻ってきました。
いろいろ書きたいことはありますが、まずはスペインのリナーレス市で行われたセゴビア国際ギターコンクールの結果を…。

1位:林祥太郎(日本)
2位:エラン・スアルプ(トルコ)
3位:アンナ・リハチェバ(ロシア)

本選出場:井上仁一郎、松永知子

本選審査員:フランシスコ・クエンカ、アーメット・カネチ、エンリケ・ムーニョス、クリスチャン・ラベル二エール、富川勝智

私も審査にあたりましたが、予選、本選ともに、審査員の票が大きく割れることがありませんでした。特に本選においては、1位の林君には審査員1名を除いて残り全員が1位をつけました。2位のエラン君もテクニック的にも音楽的にも優れたものをもっています。しかし、林君のほうがギターの音色としなやかさと明瞭さの対比が優れており、音楽的におおきな流れを作れている…ということが1位確定の要因でありました。

予選から非常にレベルの高いコンクールであったのは確かです。

いずれにしても、1位から3位までは本選の審査に関して、上記3名の名前だけがあがりました。それは、1位から3位までのメンバーと残りの本選出場者との差が大きいことを示しています。

由緒正しきセゴビア記念館で行われるコンクールですから、本当のギターの音色と音楽性の高さがやはり評価の対象となります。

以上、審査にあたったものとして審査の経緯的なものをお話しました。

現地の新聞にもコンクールの結果は発表されました。

リンク


個人的には、とても嬉しく思います。私は彼の努力を師匠として身近で感じながらレッスンしてきましたから。

林君はすでに来年ドイツとスペインでの演奏会も決定しています。まだまだしっかりと勉強しながら、「よい音楽家」になれるように研鑽して行ってほしいと思います。

・・・ということで、とりあえず第18回セゴビア国際コンクールの結果報告でした。私のスペインレポートはまた書きますね。。。

富川勝智

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