さて、本日は日曜ワークショップでした。
講師は尾野桂子さん。私の教室でも金曜日のレッスンを担当していただいています。彼女は歌も勉強中であり、その観点から「ギタリストに足りない要素」である、歌うこと…をテーマにレクチャーしてもらいました。

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まずは呼吸についてです。深めの呼吸、浅めの呼吸で音がどのように変わるかを実感してもらいました。

その後、「発音」について。子音+母音の組み合わせで、音の明暗、硬さ柔らかさに差があるかどうかを確認。子音と母音が同時の場合、子音が先に発音される…とりあえずはこの2パターンを考えていきました。

その後、カルカッシのエチュードで、スラーの音をどのように表すか…声に出してからしっかりとイメージしてからやるとうまく行く場合がおおいことなどを実践。

最後は音程について。音が高さが変わっていくとき、体の共鳴する位置が上下することを確認。例えば、鼻歌で、声を出して音の高低を変えたときに、振動する位置が喉から鼻のあたりまで上下します。これを感じると「音程をとりやすい」というコツなどを学びました。

その後、音程が順次進行する場合、上行、下降する場合、どちらが歌いやすいか?…これらをチェック。また、音をまっすぐにつなげて行くか、高いところからはいっていくか、低いところからはいっていくか?…

…という感じで、とてもためになるレクチャーでした。私自身も生徒さんに「音程を感じること」を指導することが多いですが、いくつか指導上のコツが掴めたと思います。 ヒントがもらえました。

また、ある音からある音へむかっていくとき、上から入るか、下から入るか、まっすぐにはいって行くか…たしかにそうですね。自分で練習するときも、生徒さんと曲を分析しているときも、何パターンが無意識にやっていることはありますが、意識して分類したことがなかったです。

これも良いヒントをもらえました(今日はネタを奪ってばかりですね 苦笑)。

発展させて、音のグループを区切るときは、こういう感じで音程を掴んでいるな…とかあれこれ考えました。明日からの練習に活かそう!

という感じで、よいヒントや今まで未整理だった部分についてだいぶすっきりとしました。生徒さんに「ここはオクターブの音程感を感じてね!」と言って、歌わせたりすることも多いのですが、そもそも呼吸とか音高をコントロールする基礎ができない限りは実感しずらいですものね(もちろん、直感的に歌が上手な人はこの”基礎”がある程度できていることが多いのだとは思いますが) 。

さて、来月はギターのテクニックの講座です(12月9日)。日曜ワークショップ、今後もたくさんの方に参加していただきたいです。門下問わず、年齢問わず、レベル問わず御待ちしております。毎回、じわじわと私の生徒さん以外も増えています。怖がらずにお越し下さい。毎回、必ず持ち帰ることができる「勉強のネタ」を提供しています。

日曜ワークショップ案内

富川勝智

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