明日、富川ギター教室の発表会があります。とうとう27回目です。

詳細

さて、発表会に向けて集中して練習に励んでいるようです。特にここ一ヶ月くらいは圧倒的に生徒さんの集中力が違います。レッスンで言っていることを細かい部分までしっかりと理解して吸収しようという姿勢が見えますね。

当教室の発表会は原則として「全員参加」です。音は第三者の耳に入って初めて音楽になります…そういうポリシーなのです。音楽はやはり音を通じたコミュニケーションです。まだまだ自分は人前で弾くレベルじゃない…とか言う人がたまにいますが、それでは「どのレベルまで達したらいいのですか?」と逆に問いかけたくなります。

音楽の勉強は頂上のない山を登り続けることに似ています。その山登りは一生続くのですよね。これはアマチュアの方であれ、プロの方でも一緒です。山は登り続ければ様々な様相を見せてくれます。その時々の景色を楽しむしかありません。そしてそれで(とりあえずは)満足することです。上ばかりみて、「ああ、こんな高い山登れるはずがない」と思ってしまっては駄目ですね。

なので、当教室の発表会は全員参加がポリシーです。

先にも話しましたが、生徒さんのレッスン時の集中力もずいぶん変化してきます。まるでこちらの言っていることを「完全消化」しようとしている気迫があります。なので、教える立場として「どのくらいのポイントを教えようかなあ?」と気を使います。

最高で3つまでですね。人間の記憶がキープできるのは。教える上で大切なのは「教えすぎないこと」…これは真理ですね。もし、レッスン直前に10個も20個もポイントを与えてしまったら、その生徒さんは混乱します。消化不良を起こしかねない。そして、重要度もありますね。もし教える側が「とりあえずはこの生徒さんはこの一点だけに集中してほしい」と望むなら、その一点だけを取り上げるべきだと思うのです。

いずれにしても発表会直前は気を遣いますね。普段以上に「その生徒さんのどの点を指摘したら上達できるのか?」ということを考えます。そして、そのポイントがうまくはまったときに生徒さんはぐんと伸びます。

発表会は以上のように、教える側にとっても、そして教わる側にとっても利点が多いイベントだと思います。

さて、明日が本番なので、さすがに参加者の方も練習を終えているでしょうね(もう夜11時近いので)。

当日朝でいいので、「ゆっくりと弾く」ということをやってみてください。本番直前のプロのギタリストもこれをやる人が多いです。

ゆっくり弾く…曲が分からなくなるくらい「とってもゆっくり」です。

左手や右手の運指を意識してやってください。「あれ?…次の運指なんだったっけ?」となるかもしれません。ある程度弾き熟してしまった曲は指が自動的に動くようになっています。それをもういちど整理しなおす作業ですね。もし「あれ?」と思った部分があれば楽譜でチェック!…一度はきちんとやった曲ですし、運指もきちんと考えたはずです。チェックして「ああ、こういう運指だったよね!」とか「こういう音の流れだったよなあ!」と脳みそを整理すれば、問題なく本番は弾けるはずです。

もう十分に練習できたら、この「ゆっくり弾く」ことをやって脳みそを再整理。これだけでだいぶ記憶が安定します。

さて、明日はどうなるか?…楽しみです!

富川勝智

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