ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

アルカンヘル

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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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5月31日クラスタライブレポート

2007年5月31日(木)クラスタでの富川勝智ライブのレポートです。

あいかわらず、その場その場での曲目決定です。

次回は演奏候補曲リストくらいは作っていこうと思います。

以下、演奏した曲目です。

ラグリマ(ターレガ)

マリエッタ(ターレガ)

アデリータ(ターレガ)

夢〜マズルカ(ターレガ)

アラビア風奇想曲(ターレガ)

エストレリータ(ポンセ)

トリーハ(トローバ)

月光(ソル)

メヌエット(ソル)

魔笛の主題による変奏曲(ソル)

カバティーナ(マイヤーズ)

11月のある日(ブローウェル)

スペイン舞曲5番(グラナドス)

アストゥリアス(アルベニス)

プラテーロ(E.S.デ・ラ・マーサ)

死(E.S.デ・ラ・マーサ)

アンコール〜ラグリマ(ターレガ)

 

以下は写真。いつもいつも撮影をしてくれるのは生徒のKさん。

恒例(?)直前弦交換から撮影してくれました。

弦のばし中

 

弦伸ばし中(ねじれをとります)

 

 

 

 

弦交換中の私

 

弦をブリッジ側にはめます。

 

 

クラスタ演奏中1

 

この和音はエストレリータ?

 

 

 

 

クラスタ演奏中2

Aの和音だけど、何の曲だろうか?

 

 

 

クラスタ内部サイン

 

クラスタに飾っているサイン。2003年が初出演だったのですね。かれこれ4年経ったというわけです。

 

 

昨日も書きましたが、雷雨という悪天候・・・。ああ、これじゃあお客さん来ないな〜と思っていたら、20名近く来ていただきました。感謝、多謝。

演奏曲目は小品を中心に。なんとなくじょじょにウォーミングアップしていく感じがお分かりいただけるかと・・・。

MCではいろいろと話しました。ブーシェの話、アルカンヘルの話、楽器の倍音について、オーケストラの響きについて、エトセトラ・・・。

ライブというのは、アーティストの考えが理解できたほうが面白いという考えです。今回はほとんどの方が、ギター弾きだったので、ちょっとマニアックにMCをしました。

終演後は、会場にいたほとんどの人が演奏。みなアルカンヘルを使用して演奏しました。これもまた私のライブでの恒例行事。

アルカンヘルは弾き手のタッチを如実に反映します。そして、そのタッチを敏感に感じ取り、感度を変えます。そのことが、耳の良い人には実感できたと思います。

良いタッチの人の後は楽器が良く鳴ります。しっかり鳴らさなかった人の後では、楽器の音の立ち上がりが半分以下に落ちます。

 

楽器というのは、良い音がでるから高い、というわけではありません。このあたりを勘違いしている人が非常に多い。奏者のタッチに鋭敏に反応する感度をもっているのが「名器」と呼ばれる条件の一つです。

誰が弾いても鳴る楽器は、名器ではないのです。

 

そして、「切れ」とともに共存している「まろやかさ」というものが名器にはあります。「切れ」だけの鳴らし方をする人、または「まろやかさ」だけの鳴らし方をする人・・・どちらかしかできない奏者が実に多い。

どちらかに偏ってはいけないのですね。このことが理解できると、音色が変わります。しかし、この違いを耳で聴取できる人は非常に少ない。

この微妙な違いは、私にとっては非常に大きな違いとなります。そしてこの微妙な違いが分からない人は「ギターの音が分かっていない」ということになるでしょう。

私の演奏を通じて、そしてお客さんの演奏との比較において、会場にいたお客さんが、少しでもギターの音色について理解を深めてくれると嬉しいのですが・・・。

 

悪あがきかもしれませんが、そんな感じで、演奏していくつもりです。でも、この悪あがきに付き合ってくれる人には大きなシンパシーを感じます。

そんな昨日のライブでした。

 

 

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趣味悠々「ギターで世界の名曲を」

来月6月からNHK教育テレビで、クラシックギターの講座が始まります。

講師は荘村清志さん。日本のギター界の第一人者です。コンサートの打ち上げなどで何度かお会いしたことがありますが、いつお会いしても「紳士」な方です。それでいて気さくな人柄なので、楽しい講座になるのは間違いないでしょうね。

今日、そのテキストを入手しました。ざっと見て、いくつか弾いてみましたが、初心者から楽しめる内容だと思います。独奏曲もありますが、2重奏も採用しているので、ギターの音色に集中できます。スラーなどの技術も旋律を弾きながらマスターしていこうという方針なので、非常にこういう点では取り組みやすい教材となっていると思います。

私もレッスン時には2重奏をできるだけとりいれるようにしています。初心者の場合は旋律だけ弾くことで、自分の音色や細かい技術に集中できるという利点があるからです。

さて、テレビの講座に話題を戻します。この教材をテレビを見ながら、初心者の人がひとりで練習する場合はどうしたらいいのだろう?と、ちょっと気になってしまいました。

テレビ放送のときに、荘村さんが伴奏パートだけを弾いてくれるのであれば、それを録画し、「夢の共演!」が果たせるわけですが・・・。

一番いいのは、家人を巻き込んでテレビ鑑賞することかもしれません。家に二人ギターを弾く人がいれば、2重奏の練習ができるわけですね。

 

独奏も「鉄道員」「マルセリーノの歌」「禁じられた遊び」・・・という、かつてのギターブーム世代の憧れの曲がばっちり収録されています。そうかと思えば、現在の定番である「カバティーナ」「11月のある日」も収録されていますので、バランスのよい内容ですね。

「ロンドンデリーの歌」は、まさか武満徹編が収録されているのか?・・・と思いましたが、荘村さんが編曲した比較的シンプルなアレンジなものでした。

テキストの冒頭部分に荘村さんと武満徹氏の2ショット写真が掲載されているので、いらぬ想像をしてしまいました。もし武満編であれば、かなりハイパー上級者向け講座も見られたかもしれません。

 

さて、最後に、テキストを見てみると、荘村さんの楽器がアルカンヘルであるとわかります。何故わかるかって?・・・それは私もアルカンヘルを使用しているからです。ヘッドとモザイクの形状などでわかります。噂ではアルカンヘルを入手したということを知っていましたが、こうして写真となってみると、いいものです。

やはり形が違います。気品が感じられる。荘村さんの品格ともぴったりであると個人的に思います。

それがテレビ放送でどのように響くかも楽しみですね〜。

そのようにあれこれ、楽しみな番組です。みなさんも是非見ましょうね!!

 

・・・と、ここまで書いて大問題が・・・。放送時間のときにレッスンしているんですね。まあ、再放送くらい見れるかなあ?と思ったら、その時間もレッスン・・・。

録画すればいいじゃないか!という方もいるでしょうが、現在テレビを録画できる手段がないのですね。所有しているギター関連のビデオも生徒さんに頼んで少しずつDVDに焼いてもらってコンピューターでみている状態。

やさしい生徒さんが、毎回録画してくれることを期待して・・・。

 

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「美しく奏でるクラシックギター」発売中です!

秋の音楽家は多忙です。

このブログも、最近さぼりがち・・・。

今月は演奏が3回。&原稿の締め切りが2つ分。(いつもの4倍くらいの量です!)

寝不足の日々が続いております。

来週には発表会があるので、レッスンも気が抜けません。来月も演奏がいくつか入っているので、その準備もしなきゃいけないし・・・。

そんな慌ただしい中で、すっかり自分が関わった仕事を宣伝するのを忘れてました。

これです。

美しく奏でるクラシックギター

 

 

 

 

 

 

 

「美しく奏でるクラシックギター」という本です。ヤマハから出ています。

この本のクラシック名曲アレンジ全16曲の編曲・演奏担当。

クラシックギター定番曲14曲のうち6曲の演奏を担当しています。

販売されてしばらく経ちますが、メールなどでいくつか反響を頂いています。今日も編集担当経由で質問がきました。「使用楽器はなんですか?」というものです。

回答は・・・(ご存知の方も多いとは思いますが)アルカンヘル・フェルナンデスです。

自分でいうのもなんですが、いい音で録れています。

やっぱり、アルカンヘルって『ギター』らしい音が出ますよね。

 

ということで、私の演奏が聴きたい方、アルカンヘルの音が聴きたい方(レッスンに来ている生徒は毎週聴いているでしょうけど・・・)は是非ご購入ください。

安いです。楽譜付CD付きで、税込み1400円。

 

ひとつ悲しいのが、表紙めくったところの、スタッフリストの私の名前が間違っている・・・という点。小さいのでそれほど目立ちませんが、『宮川』になっています。

やっぱり「富川」って苗字はマイナーなのですね。

一般書店の音楽雑誌コーナーなどで購入できます。

フレット交換

我がアルカンヘルのメンテも終了。
 
入手以来まったく手をつけていなかったフレットを交換。
もう4年ほど前から、でこぼこしていたが、音の変化を恐れてやはり交換をためらっていたが、さすがに低音のボコボコ感がぬぐえなくて交換を決意。
で、最近仕上がった。
 
フレット交換も信頼できる製作家に頼まないとうまくいかないもので、長年の付き合いがある人に依頼。
 
毎回私の教室の発表会に足を運んでくれて、私の楽器の音の変化をよく覚えてくれているので、やはり調整も細かい。丁寧な仕上がりで満足。
サービスで汚かった表面版もミガキを入れてくれて、これもちょこっと嬉しい。
 
今日朝一番のレッスンに来たのは、まったくの初心者から5年私に習っている生徒でしたが、その生徒の第一声が「先生、ピアノ弾いてませんでした?」であった。
 
「いや、このギター弾いてただけだよ」と私。
 
つまり、フレット打ち換えによって楽器の音の変化を、この生徒さんは気づいたわけです。恐ろしいですね。生徒の耳もかなり敏感です。
 
とまあ、このくらい音の立ち上がりと音程感がアップしました。
 
正直な話、今までスカスカの音で弾いていたのかもしれません。
 
そして、正直、この音の変化に気づいた生徒も凄いなと思いました。私はフレット交換について何も話していませんからね。
玄関先から音だけ聴いて「ピアノを弾いている」と思ったそうです。
 
やはり楽器の調整はきちっとしなけりゃ駄目ですね。人間ドックと一緒で。
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