ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

アレクサンダーテクニーク講座

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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生徒さんの変化〜身体への意識

今月の12日になりますが、第30回富川ギター教室発表会が終了しました。

今回の発表会は私にとって、とても印象的なものとなりました。2点あります。
1:生徒さんの身体感覚の変化
2:舞台での振る舞いの変化(ステージマナーの変化)

もちろん、全員に上記の変化を感じたわけではありませんが、約半数の生徒さんにあてはまります。あくまでも私個人の「観察」によるものですが、ずっと我が教室に在籍している方、スタッフ的に関わってくれている方数名から同じことを言われました。 

身体の正しい感覚と奏法をリンクさせること…詳細に話せば長いので省略しますが、これが私の現在のテーマです。スペインで学んだアレクサンダーテクニークや解剖学的な身体の理解を深めつつ、日本古来の身体操法もずっと研究しつづけています。 それを既存のクラシックギターの奏法に結びつけることが最近やっとできるようになってきました。

実際のレッスンの現場では、「骨格を意識させること」「身体の中心を意識させること」…が中心となってきます。とはいっても、私は身体のプロではありません。なので、私が奏法上において注意してほしいことが結果として身体を意識するように導いていきます。

例えば、左手を押弦するとき。“合理的な現代奏法”を標榜するほとんどの指導者が「脱力」や「リンク」という抽象的な言葉で説明します。ここをもうすこし掘り下げたいのです。もうすこし具体的に骨格や骨の位置、肩甲骨〜骨盤への繋がりを意識することを導いたりしてあげれば、本当に「脱力」ができます。つまり、骨格で腕の形を「キメル」ことができるのです。そして、これが指先から腕全体が「リンク」するということでもあります。…というふうに、現場でのレッスンでは少しずつそのエッセンスを提供しています。

とはいっても、その前提としての「身体を意識する」ということがなかなか生徒さんはできないのです。なので、当教室の日曜ワークショップでは定期的に「アレクサンダーテクニーク」の講座を行っています。

話を戻しますが、今回の発表会参加者でアレクサンダーテクニーク講座に出た方は如実に身体のバランスが整ってきました。私がレッスン中に与えるちょっとしたアドバイスの意味にも気づけるようになってきたのです。そして自分の身体の反応をリアルに感じることができるようになってきています。

私が教えたいと思っていることを、生徒さん側で受け取れる体勢ができてきた、と言い換えてもいいかもしれませんね。

6月2日ですが、日曜ワークショップで「アレクサンダーテクニーク講座」を行います。今回で3回目ですが、初めての方でも参加できます。 クラシックギターを演奏する方であれば、一度は参加していただけると「実感」できます。奇跡は起こすことはできませんが、素直な心でゼロから身体の声を聞けるようになれば一生分の財産となります。(次は9月以降に開催予定です)

詳細はこちらのブログをご覧下さい。 

身体を把握する(アレクサンダーテクニーク講座を終えて)

日曜日のワークショップで「アレクサンダーテクニーク講座」を行いました。講師を引き受けてくださった青木紀和先生の許可をいただきましたので、講座のビデオを公開いたします。

以下からご覧頂けます。
富川勝智YouTube
https://www.youtube.com/user/tomikawaguitar?feature=watch

講座のビデオを公開しても、その片鱗しか分からないかもしれません。参加して青木先生の「導き」を受けた人は実感できたしょうね。当日はプロからアマまでクラシックギターを弾く人が20名いましたから、その中でお互いに身体の変化を観察し、そして自分も実感できたと思います。

身体への正しい知識を持つ事は大切です。しかし、それが「正しい経験」となっているか…それを常に自問自答しなければなりません。イギリスの諺に「学問なき経験は経験なき学問に勝る」というのがあります。知識だけを詰め込んでも、正しい経験を積み重ねなければ意味がありません。

その前提としてはいえるのは、正しい知識を持った人に導いてもらう…ということです。身体を整えるコツはもしかしたら知識で習得できるかもしれません。しかし、導いてもらうことによって「正しい経験」を積み重ねることができます。

参加者の方の感想をご紹介します。


ギターを弾いている時に、青木先生に、ちょんっ、と背中をつつかれ、その瞬間に腰に感じていた負荷がすっと無くなりました。

なんなのでしょう〜。あの魔法の指・・。

残念ながら、次にギターを構えた時に、あの負荷無しの状態へ持っていけませんでした。いままでの癖が抜けないのでしょう。

でも、正しい姿勢を取れば、身体に負荷がなくなるという体験をすることができたことは、貴重な体験でした。

この感覚を維持すること&感じた事を再現できること…これが難しいのです。だから「わかったふりをせずきちんとした体験を積み重ねること」&「再現しようと試みる事」が大切なのでしょう。

もうひとつ受講生の方の感想をご紹介します。

身体の前側を意識することで、今まで凝り固まっていた肩から腕全体、指先まで軽くなりました。

以前に富川先生にも関節の動きで腕の使い方についてもご指導頂きましたが、それとすごくリンクしているなぁと感じました。まだまだ奥が深いなぁと思いますし、これらを改善して行けば演奏もだいぶ変わるのだろうなぁ〜とさらに実感しているところです。 



普段私のレッスンを受けている方の感想です。

私も身体についてはあれこれ考えて奏法などを考えてきました。私もスペインでアレクサンダーテクニークのレッスンを受けて大きな影響を受けました。奏法を再構築したのもその頃です。その後も自分なりの勉強の仕方で「身体の合理性に適った奏法」というのはどのようなものだろうと考えてきました。そしてその理論をレッスンでも応用しています。

とはいっても、やっぱり「餅は餅屋」。私には生徒さんの身体を正確に導くことはできません。そして、してはならないことであると思います。もちろん、多数の生徒さんを見てきていますので、その方の身体の癖は分かるようにはなってきました。なので「言葉や知識」で説明を試みる場合が多いです。とはいっても経験とつながらないことが多々有ります。たまにぴたっとはまる説明ができることもあるのですが。。。

身体の関することはやはり必須です。そして、それを分かっているという前提でギター奏法へ結びつける(既存の奏法とのリンクをはかることも含めて)ことが私たちギター教師の仕事です。

次回のアレクサンダーテクニーク講座は4月を予定しています。
詳細情報は日曜ワークショップブログでご確認ください。

http://blog.livedoor.jp/tommig-workshop/



 


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