昨日の生徒さんとのレッスンで、どうしても作曲家が思い出せなかった曲が「ヴォツェック」でした。

それで、今CD棚を探したら見つからない。昨日探したときもなかった。

おそらく、CD棚の大海のなかで、セゴビアの隣とかにひっそりと身を隠しているのかもしれない。

ということで、しょうがないのでネットで検索。アルバン・ベルクでした。

無調でありながら叙情的・・・現代音楽の書法の中での“カンタービレ”を説明するために、「ヴォツェック」を取り上げたわけです。

生徒さんが弾いていた曲はエチュの「組曲」の中のプレリュード。12音技法を基本と書かれていますが、リズムと「歌」がしっかりとあります。音程感をしっかりと感じること・・・テヌートとアクセントの扱い・・・という部分で、ベルクの現代音楽オペラを思い出したわけです。で、生徒さんにこの作品を説明しようとしたら、作曲家の名がでてこない・・・!。しばらくヘンツェだと思っていたくらいです。

あれ?シェーンベルクでもないし、ヴァレーズでもないしな〜・・・探そうとすると見つかりませんね。こういう思い出し物は。

 

なにはともあれ、エチュのギター曲「組曲」は名曲ですね。昨日の「プレリュード」で再認識。なんともいえない叙情性があります。リズムの扱いも巧みです。

いずれ弾いてみたい曲ではありますね。解釈が疲れそうだけど。

 

BLOGらんきんぐ(応援よろしく!)