最近、生徒がレッスンに持ってきているので
タンスマン「カバティーナ組曲」を読みなおしている。
ちょうどいい具合に、ホマドリームスさんより
というのが出版されているので、レッスンの空き時間などに、こそこそさらっている、というわけ。
留学中「カバティーナ組曲」は、かなりいろいろな人にレッスンを受けた。
井上幸治氏から始まり、ホセ・ルイス・ゴンサレス、そして講習会ではマリア・エステル・グスマン、デヴィッド・ラッセル・・・もちろん、バルセロナで師事していたアレックス・ガロベーにもレッスンを受けた。
アレックス・ガロベーにレッスンを受けた初めての曲がこのカバティーナ組曲の中の「プレリュード」であった。
いろいろな人にレッスンを受けた曲であり、自分の演奏にも自信があった。
・・・が、リズムのことから始まり、フレージングについて自分がまったく「無神経」であることを知らされる羽目になる。
最初の1小節の解釈だけで、レッスン時間のほとんどが終わってしまった。
楽譜の読みなおしからスタートして、全体からこの曲の最初の1小節をどのような表現にするか、どのような意味を持たせるか、を再検討させられた。
とても衝撃的なレッスンで、楽譜からどのように「作曲家のイメージ」を再現するか、という基本を1回目で叩き込まれた。
私の運命を変えたレッスンであったのは、いうまでもない。
そういう意味でもタンスマン「カバティーナ組曲」は思い出深い曲である。
・・・が、リズムのことから始まり、フレージングについて自分がまったく「無神経」であることを知らされる羽目になる。
最初の1小節の解釈だけで、レッスン時間のほとんどが終わってしまった。
楽譜の読みなおしからスタートして、全体からこの曲の最初の1小節をどのような表現にするか、どのような意味を持たせるか、を再検討させられた。
とても衝撃的なレッスンで、楽譜からどのように「作曲家のイメージ」を再現するか、という基本を1回目で叩き込まれた。
私の運命を変えたレッスンであったのは、いうまでもない。
そういう意味でもタンスマン「カバティーナ組曲」は思い出深い曲である。