ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

カルッリ

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カルリ45のエチュード・レッスンビデオアップ!

夏前あたりから全音版の「カルリ45のエチュード」を用いてレッスンビデオを作っていましたが、すっかりアップを忘れていました(実は45番まですべて収録済です)。今後余裕があるときにじょじょにアップしていきます。

レッスン8からレッスン10まで(エチュードの番号としては15番から19番まで)をアップしましたので、ご覧下さい。

こちらのほうにアップしたビデオのリンクはまとめてあります。楽譜をご用意の上、ご覧下さい。

音楽用語と言語の関連(イタリア人、スペイン人の語感)

レッスンの合間を縫って、2月某日、関孝弘さんの「音楽用語」講座を受講してきました。

これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ
これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ
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これが数年前に出たもの。エッセイ風でイタリア語の原語のニュアンスから日本で俗に「音楽用語」と言われているものを解明するという画期的な本でした。

それからこの本が好評だったのでしょう。よりシンプルですが非常に工夫された新著がこちら。

イタリア語から学ぶ ひと目で納得! 音楽用語事典
イタリア語から学ぶ ひと目で納得! 音楽用語事典
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見開き1ページで辞書風にアルファベットで音楽用語の定義がされています。もちろん前著における「イタリア語の原語のニュアンスを感じる」という主旨は貫かれています。見開きの左側には「イラスト」がかかれています。講義では、このイラストにも最大の工夫をなされているのがわかりました。

たとえば、アダージョのニュアンス。女の子がジュースをお盆に載せて「注意深く」「ゆっくり」運んでいるイメージが描かれています。

・・・以上のように、上記2冊は「いままでの間違った音楽用語の定義」を払拭してくれるという意味で画期的でした。

かくいう私もスペインに留学していましたので、師匠たちが実に「自然に」音楽用語のニュアンスを汲み取っているのを実感していました。

なので、ホームページのほうに以下のような文章を書いたことがあります。

http://guitar.sakura.ne.jp/lesson/hyogen/hyogen2.html

私は大学でスペイン語を専攻していましたので、そのときの先生の影響でもあります。訳語を探すときに辞書のその単語の例文を全部読め!・・・といわれました。その言葉本来の「軸となるニュアンス」を汲み取れ!ということだったのでしょう。

そのことは音楽用語についても同じことが言えます。・・・という風には感じとってきましたし、レッスンでも折に触れて述べてきました。

そういう意味で、上記2冊が出版されて非常に「レッスンが楽」になりました。だって、この本を薦めてしまえばいいのですから。

講義ではテヌートとソステヌートのニュアンスの違いも実際に日常動作を交えて説明されていました。

これは私もスペイン留学時に師匠に質問したことがあります。スペイン語ではtenerとsostenerの違いだ!と答えが返ってきました。そして、そのニュアンスの違いを表現してくれました。見事に違います。このあたりは「耳で聞かないとわからない」ものだなあ、と思いました。そして、その言葉のニュアンスの違いを知らないとだめなのだなあ・・・と思ったわけです。


関孝弘さんの講義では、そのあたりをピアノを実際に弾いて説明もしてくれました。スタッカートのニュアンスです。音を「短くきる」のは誤訳ということです。そして、実際にそれは音色と実に関連があることだということを実際にピアノを弾いて説明してくださいました。

そのときに、「ホールで弾くときの音色をイメージすること」ということもおっしゃっていました。これは大事ですね。先日もギターコンペティションの審査をしましたが、「4畳半的な演奏をする人が多かった」という印象を持ちました。このことはブログでも記事にしました。

http://guitar.livedoor.biz/archives/52241407.html

別に「ひとりで楽しむだけ」であれば、4畳半的な響きでかまいません。しかし、演奏というものは聴衆の人含めて「みんなで共有」するものです。それを意識した音色作りをしておいたほうが楽しいよね!・・・という思いで書いたわけです。

関先生はそういうことを言いたかったでしょうね。そういう意味でも、非常に参考になり勉強になった講座でした。

さて、そういう意味で考えると、クラシックギターでいえば、カルッリやカルカッシなどのイタリア出身のギタリストは、おそらく原語のニュアンスで「アンダンテ」や「アジタート」などを使っていたのだと思います。そういう意味でみると、彼らの作品においてはそのニュアンスを明確に汲み取っていかないといけないのだなあと思うわけです。

そして、もしかしたらソルやアグアドなどのスペイン人は若干その感覚が薄かったのかも・・・などと想像してしまいます。(あくまでも想像ですよ)

もしかしたら、ソルはカタルーニャ出身ですので、その言語に近いフランス語で音楽表現に関する表記をするほうが感覚的に合っていたのかも・・・などと想像しています。



いずれにしても、こういう勉強は楽しいものです。自分の今までの経験や知識がいろいろとつながっていく面白さがありますね。


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レッスン覚書ミニ〜2010年10月19日〜21日

  1. カントリーグリップの発想で押弦すると手首の関節と腕とのリンクが途切れない場合が多い。その場合でも左手親指の位置を微調整すること、そして、指の曲げ具合など各人の体格に合わせた指導が必要ではあるが。
  2. アメリアの遺言。和音を押さえるところで腕の重心を意識する。もちろん体の中心線を意識するように。正しく身体を位置させること。
  3. 盗賊の歌。原曲をしらないと、あの「ほうりなげるような歌いまわし」は再現できないし、リズムを間違うことになる。正しくスペイン民謡のリズム感で弾けている人はほとんど日本人でみたことがない。(注:日本に戻ってきてからね)
  4. 盗賊の歌。そのアーティキュレーションは正確に楽譜に書き込んである。各スラーの意味をしっかりと考えることで、だいぶ「本来のリズム」が再現できるはず。
  5. パガニーニ。ちゃんと楽譜を読むことで、いろいろなアイデアがでるはず。機械的に弾いたらロマン派にならない。レガートとスタッカートもしっかりと弾きわけること。立体感のある構成にすることが大切。あとキーワードとなる音(何回もでてくる音)にも意味を持たせること。
  6. 弾き始めるまえに「どのような場合でも」テンポ設定を自分の中で済ませること。
  7. トリーハ。美しい曲。和音はきりっとした音色でやったほうが、各音の分離が可能となる。柔らかい音は和音の各音の粒立ちを殺す。名器であれば、これは柔らかろうが硬かろうが、声部の分離が比較的実現しやすい傾向にはあるが。
  8. 音色の変化は右手のアングルによるところが大きい。弾弦位置がブリッジよりでも、まろやかな音はでる。音色は、アングル+弾弦位置によって無限のバリエーションが得られる。
  9. 音高が高い音ほとエネルギー量が多い。音量が大きいほうがエネルギー量が多い。フォルテアのワルツの連続するレの低音はPのタッチによる音量コントロールの練習に最適である。こういう風にどのような曲でもその生徒の欠点を補強するように利用できるのが、教育者の腕。
  10. だから、先日述べたように「まったく基礎から習いたい!」といっても、僕はその生徒が今までやってきた楽曲のなかでしばらく様子を見ることにしている。同じ曲を習っていても、教える側の手腕で、まったく違う様相を見せるのが曲というものだ。そこから生徒が今までの自分のテクニックや音楽観を再検討し、新しいディレクションに向かおうとする姿を見たいと思ってレッスンしている。
  11. そのディレクションに気づいたとき、まったくその生徒さんがやったことがない曲やメソッドで再確認していくことはある。
  12. アナクルーズ、デジナンス。頂点。車のドライビングに似ている。完全停止は楽曲の最後だけ。「あ、信号だ!」と思ってブレーキを軽く踏む。これがデジナンスのお尻のほう。さて、快調に60キロまでアクセルふかすかーと思って、60キロちょいでてしまうのがアナクルーズから頂点。でも、楽曲全体は平均60キロで。ブレーキ踏みすぎると、ある部分だけ40キロとかになってしまって、後ろの車からクラクションならされますよ。
  13. ヘンツェのノクターン。かなりゆっくり弾いてもフレーズ感が明確ならば、ちゃんと曲になります。
  14. 生徒に左手だけ弾かせる。私が右手。左手だけでもイメージがしっかりと作れるように。暗譜の確認。
  15. ヴィラ=ロボス。エチュード4番。リタルダンドとアラルガンドの表記の違い、ニュアンスの違いをチェック。ヒントは前後にある。グランジオーソのイメージもしっかりとつくること。アクセント後の音色の変化をしっかりとつけるべし。
  16. カルッリ45の17番。八分音符の音価をしっかりととる。ゆっくりとしたテンポで表現をつくる。全体のテンポ感をイメージするためにメトロノーム聴きながら練習すること。どの点でジャストに合うか?・・・ということを意識して練習すべし。アナクルーズの部分、デジナンスの部分をしっかりと定め、頂点にむかって「しっかりと向かっていくこと」。慌ててはいけない。慌てるとテンポが乱れる。
  17. ヴィラ=ロボス、プレリュード5番。中間部。音程に気をつける。3度以上の音程は基本的に「跳躍」とみなす。エネルギー量が高い。それを消化するための音の処理に気をつける。

 


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カルッリのデュオ〜デュオ論(の補遺的なもの)

先日7月12日に当教室で重奏の発表会を行ないました。

そこで私が生徒と弾いたデュオ曲集はOp.27です。

 

何故、そんな話をするかというと…

 

今日、現代ギター社のお隣のレッスン室の益田正洋さんから、「あのときの発表会のカルッリのデュオの作品番号は何番ですか?」と訊かれ、「うーん確か200番台だったような…」と適当なことを答えてしまったからです(ごめんなさーい、大嘘!!!)。

で、話の流れで、「カルッリで多作だからなあ。ピアノとギターの全集でCD6枚組みだからね〜」という雑談になりました。

 

…ということで、大いなる勘違い。

 

どちらにしても、カルッリのOp.27(「ギターとリラのための教本」)に収録されている24曲のデュオは「生徒と先生のための」素晴らしいレパートリーであることはいうまでもありません。

意外に古典作品で、易しすぎず、それでいて難しすぎず…というデュオ曲をみつけることは難しいですね。

キュフナーは、ちょっと簡単すぎるのが多いですしね。かといって、ソルの「漸進的にして容易なる〜」とかもタイトルの割には“深い”です。表現すべき要素が多く盛り込まれていますから、フォーカスが絞りにくいわけですね。

そういう意味で、この作品は素晴らしい教育的作品です。古典表現において注意すべき要素がひとつの楽曲の中で選りすぐられています。

表現上の注意、技術上の注意点にフォーカスが絞りやすいのですね。

演奏会で弾いても、それなりに形になります。名曲です。やはり、こういう古典作品の「真珠のような小品」をたくさん探していき、後世に伝えていかねばなりません。

デュオ曲においても、まだまだ古典期の名曲は多いです。是非、生徒さんにはそのような難しすぎず、そして長すぎない楽曲で、デュオの面白さや古典演奏の表現の奥深さを感じてもらいたいものです。

教える側としては、生徒さんたちにも積極的に(自発的に)古典期のシンプルなデュオ曲を探す努力をして欲しいものです。そして、しっかりと古典期の素晴らしい音楽を感じて欲しいと思います。

 

さて、気づいたら、もう7月も終わってしまいそうです。明日から8月です。

もう来たか!って感じですが…とりあえずGGサロンコンサートに向けて集中していこうと思います!!

 

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重奏発表会〜盛会にて終了!

昨日は長丁場でした。

午前10時〜午後2時まで:藤井眞吾先生の公開レッスン

午後2時過ぎ〜午後3時まで:午後の発表会のためのリハーサル(押してしまいました)

午後3時〜午後6時過ぎ:重奏の発表会

午後6時30分〜7時15分:藤井先生のミニコンサート

午後7時15分〜7時30分:撤収

7時40分〜:打ち上げ!!(夜遅くまで…)

 

という感じでした。

 

来場してくれた方も多数!

最後のほうはほぼ満席でした!

感謝です。

 

私も(考えてみると)かなり曲数弾きました。

もう少し考えがまとまったら、詳細にレポートしますね。

 

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