ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

カルッリ

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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重奏発表会〜盛会にて終了!

昨日は長丁場でした。

午前10時〜午後2時まで:藤井眞吾先生の公開レッスン

午後2時過ぎ〜午後3時まで:午後の発表会のためのリハーサル(押してしまいました)

午後3時〜午後6時過ぎ:重奏の発表会

午後6時30分〜7時15分:藤井先生のミニコンサート

午後7時15分〜7時30分:撤収

7時40分〜:打ち上げ!!(夜遅くまで…)

 

という感じでした。

 

来場してくれた方も多数!

最後のほうはほぼ満席でした!

感謝です。

 

私も(考えてみると)かなり曲数弾きました。

もう少し考えがまとまったら、詳細にレポートしますね。

 

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近況(編曲と録音について)

近況をさらっと記事にしました。

物足りないという方のために(?)編曲と録音作業について書いていきます。

先週1週間は編曲と記事執筆に追われました。GW明けなので、レッスンはしっかりとあります。そして5月からレッスンをスタートする生徒さんも多いので、てんてこまいです。

編曲と記事執筆はヤマハの出版物のためのものです。以前私が編曲し録音をしたものを中心に「美しく奏でるクラシックギター」という雑誌タイプのものが出版されましたが、その焼き直し版だそうです。

一部記事を削除&追加して出版するそうです。

それで、追加講座記事を頼まれたわけですね。ギターデュオ…についてです。まあ、知識はありますし、今まで山のようにアレンジされたものも弾いてきました。なので、楽かなあ…と思ったら、けっこう手間取りました。なんだかんだ、アイデアがストレートにつながってしまえば、この手の講座はすんなり書けます。そしてアレンジはその内容に相応しいものにしていけばよいのです。

けっこう楽しんでアレンジできました。クラシックギターでのデュオの「クラシックらしさ」を体感できる仕上がりにはなっていると思います。

そしてこの講座内容とは別に、巻末添付楽譜に、その内容をふまえてデュオ曲を2曲再録音することになりました。カルッリとガーデです。

ガーデはほとんどの人は知らないと思います。なかなか良いデュオ曲を書く人です。19世紀の人ですね。ギター黄金期の人です。1782年生まれですから、ソルやカルッリとかと同じ時代の人です。

収録時間の関係で、小品ですが、クラシックギターでのデュオはかくあらん!というのを感じてもらえる選曲となったと思います。

 

さて、これを録音したのは、先週の土曜日です。

これがあっという間に終わりました。のんびりと、そして、すんなりと。

 

こんな場所で録音しました。

録音スタジオ

チェンバロやら、ヴィオラ・ダ・ガンバがごろごろ転がっている場所です。

エンジニアはいつもどおりのK氏。手際よく、さっくりと録音してくれました。

デュオをひとりでやる…という作業は初めてやりましたが、これがなかなか味わい深いです。クリックを聞きながら、ルバートを作っていくのですが、どこで時間を稼ぐか、どこで使うか…勉強になる作業です。

バルセロナ留学中のアレックス・ガロベー先生の教え方をちょっと思い出しました。全体感を見通し、基本のパルスを感じながらも、自由にテンポをコントロールする。それが緊張感のある演奏につながる…っていう教えです。

なんだかんだ、生徒にもこのことを普段のレッスンでも教えることが多いので、これを自分で実践している感じですね。うまくいったかなあ?…まあプレイバックを聴く限り、できているとは思いますが…。

でも、やっぱりデュオはかなり駆け引きの大胆さが「妙味」でもあるので、パートナー相手のほうが面白いのは事実ですね。かなり「アウト」できてしまう感じの緊張感はやはり人間同士にしかできませんね。直感でピピっと。

 

今回のような「ひとりデュオ」の面白い点は、ファースト、セカンドとも「同じ音」という点。これは、冷静に聴くと面白いですよね。同じ楽器、同じ奏者ですから。

まあ、そういうわけで出版をお楽しみに!

 

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変奏付アンダンテとロンド〜ピアノソナタ12番より(ベートベン&カルッリ編)

(※2009年3月21日&4月25日のコンサートのための解説メモです)

「変奏付アンダンテとロンド〜ピアノソナタ12番より」(ベートベン&カルッリ編)

  • ベートベンはいわずとしてた“楽聖”ベートベンのこと。 
  • カルッリとベートベンはともに1770年生まれ。
  • カルッリのギターデュオ曲の定番は6つの対話風デュオの第2番。ジョン・ウィリアムスとブリームのデュオによって定番化された。
  • カルッリはイタリアのナポリ生まれ。最初はチェロとヴァイオリンを学んだ。その後、当時流行中であったギターを手にとった。ちょうどこの頃ギター=6弦が定着したころであった。
  • つまり、カルッリは6弦ギターの第一世代ギタリストといえる。
  • 1808年にパリへ渡り、同地にて名声を博す。
  • その後、ソルとカルカッシがパリへ来るまでが彼の全盛期。ソルは1813年、カルカッシは1810年〜15年ごろにパリへ来ている。
  • カルッリのスタイルはいわばイタリア流の「ベル・カント」スタイル。
  • この曲はベートベンのピアノソナタ12番に基づいている。しかし、全部をアレンジしたものではない。
  • カルッリはギター&ピアノのアンサンブルにおいても優れた作品を残している。カルッリ本人にとってピアノに関する知識とある程度の経験があったと思われる。なので、ピアノ曲をギターデュオに再構築するのはそれほど難しいことではなかったと思われる。

 

(この曲が聴けるコンサートはこちら↓)

lasmanos2009年東京横浜チラシ

 

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ギター&ピアノコンサート!!

さて、昨日はリハでした。

今週行うギター&ピアノデュオコンサートのリハーサルです。

いろいろやります。珍しいのはカルッリのコンチェルトでしょうか?

スペインの音楽院のカリキュラムにもギターコンチェルトというのがあって、やはり生徒にはアランフェスが人気。なので、このカルッリのコンチェルトは人気がなく…でも、いい曲ですよ!ペペ・ロメロも録音してます。

チラシはこれです。

全て、ギター&ピアノでのプログラムです。多くの方のご来場お待ちしています!

ギター&ピアノコンサート

 

 

 

 

 

 

 

まだ、チケットあります!

予約の方は・・・tommig@livedoor.com

お名前、人数をお知らせください。当日、受付にてご精算ください。前売り料金にてご入場いただけます。

 

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レッスン覚書ミニ〜2008年2月27日〜28日

  1. カルッリ45のエチュードの前半戦は、何度繰り返しても初心者には有益。そのさいには左右の運指を徹底的に守ることが大切。
  2. 11月のある日。読譜の点からいうとそれほど難しい曲ではない。前半部分はカルッリ45のエチュード前半が弾ければ苦はない。途中5ポジションがでてくるあたりはサグレラスのマリアルイサあたりが弾ければそれほど問題ないはず。
  3. オクターブでの音階練習。ハイポジションの音の把握にも効果的。
  4. ソル、マルボロー。最後の部分のアルペジオ。p=メロディーと単純に考えると、大失敗します。メロディー(と思われる音)をはっきりと、伴奏はとっても小さく弾く練習を。あと音価を正確に弾くこと。このあたりを丁寧に練習してから表現をつけましょう。
  5. 発表会の曲の練習日程をレッスン日との関係を考えて、自主的にスケジューリングできることは、結構大切かも。
  6. ゴメス、悲しみの礼拝堂。かつての刑事ドラマのエンディングテーマに似ている?…その風情はあるので、やはりなんとなく日本人の琴線に触れるメロディーラインなのかもしれない。「浮世の辛さ」と中間部の「天上」のイメージの対比がポイントかも。
  7. ポンセ、南のソナティネ、3楽章。ラスゲアードの濃淡、どの指を使うか?…など考える。低音の進行の音間の主従関係が見誤ると、リズムがおかしくなるのでよく考えること。また和声上の色合いの変化がめまぐるしい曲なのでひとつずつチェックしながら、音色などもしっかり確認しながらゆっくりと練習するほうが良い。
  8. フレーズの下位の要素として音のグループがあるが、それを学ぶには、日本歌曲の名曲でやると実につかみやすい。例:浜辺の歌。
  9. ソルの曲ほど、モチーフの用い方&発展を学ぶのに最適な例はない。そういう意味で、ソルという作曲家は形式的にも無駄がない。例:OP31-2
  10. pのアポヤンドを徹底的に習得し、それから「同じ音色&音量」をアルアイレでも目指す。基本的にpのアルアイレは現代的な奏法では「こすり弾き」の傾向にあるので、それを解決するためには、弦とのコンタクト時における弦の押し込み方向を考えるしかないだろう。
  11. バリオス大聖堂2楽章。ベートベンなどの緩徐楽章を思い浮かべると良いかもしれない。ある意味で葬送行進曲風?…アンダンテ・レリヒオーソ(宗教的なアンダンテ)という表情記号から何を読み取るか?…またバリオスの生きた時代をどのように考えるか?…によってこの曲のイメージが定まってくるだろう。
  12. 全音版コスト43のエチュード29番、低音の伏線に気づけるかどうか?・・・またその伏線がどのようなリズム的な特徴を備えているか?・・・常にチェックする。
  13. ソルのメヌエット、イ長調。冒頭のハーモニック・リズムを意識。そうするとメロディーの表現法が分かってくる。
  14. セゴビア編ソル、4番。左手の準備を正確なタイミングで。左手の準備を考慮にいれないならば、セゴビア編でこのエチュードをやる意味はない。

 

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